来週で『おむすび』が終わってしまうが、いよいよ3/31(月)から4月期の新NHK朝ドラ、『あんぱん』が放送開始となる。色々と批判も多かった『おむすび』ではあるが、個人的には結構面白かったと思うし、橋本環奈もかなり頑張っていたと思うので、総じて楽しい朝ドラであったとだけは言っておきたい。
そして高知を舞台とした4月からの『あんぱん』もかなり期待大で、楽しみにしている。以前、僕が勝手に“若手女優御三家”と呼んでいる(笑)、浜辺美波、橋本環奈、そして今田美桜のキュートな3人を取り上げたが、ついに今回の『あんぱん』で御三家全員が朝ドラヒロインという大役を果たすことになるので、まさに『あんぱん』は、自分の中でも記念すべき朝ドラとなりそうだ。
今田美桜も僕の大好きな女優の一人で、元気な役をやらせたらピカイチ。毎回今田美桜が主演しているドラマはチェックするようにしている。『悪女(わる)』や『花咲舞が黙っていない』も楽しいドラマだったが、毎回彼女には元気を貰えている。今回『あんぱん』のヒロインは、『カムカムエブリバディ』以来となる久々のオーディションで決まったらしいが、あのアンパンマンを産み出した漫画家、やなせたかしと奥さんである小松暢(のぶ)がモデルとなる。のぶは県大会で優勝するほど足が速く、行動力とスピード感にあふれ、人生の荒波をパワフルに乗り越えていく主人公であり、持ち前の男勝りで勝気な性格から「ハチキンおのぶ」「韋駄天おのぶ」とも呼ばれていたらしい。絵は抜群に上手いが、ちょっと気弱で自信が無かったやなせたかしを生涯支え続けた妻だったらしいが、放送が始まる前から今田美桜がかなりハマり役という予感がしているので楽しみだ。今回は“走る”今田美桜の姿がたくさん見られそうだが、どのようにのぶを演じるのか注目である。
やなせたかしをモデルにした柳井嵩(やないたかし)役は北村匠海が演じる。
これはこれで楽しみだが、この夫婦を中心に物語が展開するという意味では、同じく漫画家水木しげるの生涯を描いた『ゲゲゲの女房』に近いかもしれない。やなせたかしがアンパンマンを産み出したのは50歳を過ぎてからということで、かなり遅咲きの漫画家であったと言えるが、のぶが支えながら、昭和の中で波乱万丈の人生を送った。
朝ドラは共演陣が毎回楽しみでもあるが、今回発表されている共演陣がまたいつもにも増して何とも豪華だ。やないたかしは父の死によって叔父叔母の家で育てられているようだが、その叔父叔母を演じるのが竹野内豊と戸田菜穂。実の両親を演じるのがなんと松嶋菜々子と二宮和也(幼い頃に亡くなった父という設定)というから、これもかなり豪華である!のぶは3姉妹の姉だが、次女を河合優実、三女を原菜乃華という何とも個性あるフレッシュな顔ぶれで楽しみだ。河合優実と原菜乃華の2人は将来的に朝ドラのヒロインを張れる期待の若手女優たちなので、今回の出演はNHKに対しても大きなアピールチャンスとなるだろう。
のぶの母には江口のりこ、父には加瀬亮、祖父に吉田鋼太郎、祖母に浅田美代子、祖父のもとで働く石工に細田佳央太と、こちらもかなり豪華。またアンパンマンが産まれる元ネタになりそうな風来坊のパン職人の草吉を演じるのが芸達者な阿部サダヲ。どうやらジャムおじさんのモデルではないかと思われるので、また破天荒な演技に注目したい。更には妻夫木聡、高橋文哉、ソニン、瀧内公美、山寺宏一なども出演する予定というから、何とも楽しみである。
更にはあのMrs. Green Appleの大森元貴が作曲家いずみたくをモデルにした役柄で出演するのも放送前から大きな話題となっている。ミュージシャンが朝ドラに出演するという意味では、RADWIMPSの野田洋次郎が2020年前期の『エール』に出演していたことが記憶に新しい。
朝ドラの主題歌を誰が担当するのか毎回楽しみだが、今回主題歌を担当するのがRADWIMPSの『贈物』に決定。朝ドラの主題歌としては初起用となったが、『虎に翼』の米津玄師、『おむすび』のB’zに続く朝ドラ主題歌担当となる。
まだ放送が始まっていないが、『あんぱん』は今からとても楽しみである。完全オリジナルの現代ドラマであった『おむすび』から、今回はまた実在した人をモデルにしながらも、かなりのオリジナル解釈を持たせた昭和の物語になるが、脚本を『花子とアン』以来の朝ドラとなった中園ミホが担当するので、どのような展開となるか楽しみにしたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます