goo blog サービス終了のお知らせ 

blue deco design lab

クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

秋ドラマ、『まだ結婚できない男』は見事な続編!

2019-11-30 18:27:00 | TVドラマ
今年の秋ドラマはなかなかの秀作が揃った。毎週楽しみに見ているのは、『まだ結婚できない男』、『同期のサクラ』、『俺の話は長い!』、『グランメゾン東京』、『G線上のあなたと私』、『モトカレマニア』の6本。どの作品も、回を追うごとにどんどん面白さが増す内容で、かなり毎週楽しみにしながら見ているのだ。



そんな秀作揃いの中、やはり一番のお気に入りは『まだ結婚できない男』である。これは2006年の夏ドラマとしてフジテレビで放映された『結婚できない男』の続編だが、オリジナルがあまりにも面白かったので、続編が出来ないかといつも願っていたほどなので、今回実現したのはまさに奇跡的であった。『結婚できない男』は僕の好きな歴代ドラマの中でもトップ5に入る傑作だが、阿部寛の何とも味のあるコミカルな演技と、彼を取り巻く魅力的なキャラクターたちが絶妙なドラマ展開を繰り広げ、見事な作品に仕上がっていた。そして今回13年ぶりの続編も、オリジナルの独特なユーモアと世界観、そして魅力的な新キャラクターなども満載でとても素晴らしい作品に仕上がっている。設定としては、あれから10年経過したことになっている。



オリジナルでは、後半恋愛感情に発展した阿部寛演じる建築家の桑野信介と、夏川結衣演じる、内科医のなつみさんを中心に、桑野と同じマンションの隣の部屋に住む、みちる(国仲涼子)、桑野がいつもホームページをチェックしていた女ったらしの建築家、金田(高知東生)、桑野の仕事仲間のまや(高島礼子)など、実に多彩な俳優陣が出演。今回の続編では、新たに弁護士のまどか(吉田洋)、桑野のマンションの隣に引っ越してきた駆け出しの女優、さき(深川麻衣)、桑野のことが気になるカフェの店長のゆきえ(稲森いずみ)、住宅プロデュース会社の社員、桜子 (咲妃みゆ)、桑野設計事務所の社員、しおり(奈緒)などの新たな顔ぶれが揃って、続編ながらフレッシュさも打ち出した。また、オリジナルの金田役ャWションには、今回、桑野への中傷コメントを書き込むサイトを運営する“やっくん”だと間違われる、薬丸を演じるのがデビッド伊東。桑野と同じジムに通っているが、ジムでの面白いやり取りが繰り広げられる。



オリジナルと同じなのは、事務所の後輩えいじ(塚本高史)、桑野の家族(義理の兄のよしお(尾美としのり)、妹のけいこ(三浦理恵子)、母いくよ(草笛光子)、そして大工の棟梁(不破万作)などで、続編であることへの安心感をもたらす。



そして忘れてはならないのが、オリジナルで癒しの時間を提供したパグの存在。元々は隣に住むみちるがケンという名前のパグを飼っていて、ケンが桑野のきゅうり攻撃にすっかりなついてしまってから、桑野とケンが心を通わせ合っていたのが何とも愉快だった。そして今回も、新たな隣の住人のさきがパグのタツオを飼いだすことで、また桑野とパグの新たな物語が始まったのだ。これは何とも粋な設定である。



桑野の偏屈独身男ぶりが何とも面白いこのドラマだが、続編はオリジナルから10年の時を経た設定となっているが、この間に世の中の結婚に対する価値観も変化している点なども上手く取り込み、小道具としてAIスピーカーやインスタなども今回登場し、桑野が若干健康志向に変わっていたりしているのも撃ェ細かい、時代考証なども上手く取り入れており、良く出来たドラマだ。



最後にもう一つ粋な演出は、ドラマの主題歌。オリジナルではELTが歌う『スイミー』という曲であったが、今回の続編では同じく持田香織(ELT)が歌う『まだスイミー』というリメイクソングになっており、アレンジこそ若干違うが、“まだ”スイミーなんてふざけたタイトルを付けて起用するとは、とても上手い作戦である。これは一本取られた思いである。

最終回まで存分にドラマを楽しみたい。


椎名林檎初のベスト盤、待望のリリース!

2019-11-27 19:23:00 | 音楽
椎名林檎初のベスト盤、『ニュートンの林檎』が11月13日にリリースされた。1998年にシングル『幸福論』での衝撃的なデビュー以来、次々にインパクトのある楽曲をリリース。その独特な歌唱スタイルと歌詞の世界観で、一躍独自のャWショニングを確立。唯一無二の天才アーティストとして多くのファンを魅了してきた。僕もデビュー以来、そんなファンの一人である。そして今でも第一線で活躍しながら、アーティストとして更に高い極みに向かって進化を続けているのが凄い。




ベスト盤はとても豪華な、下記全30曲が収録されている。



1) 浪漫と算盤LDN ver. (椎名林檎と宇多田ヒカル)
2) 幸福論
3) すべりだい
4) 正しい街
5) 歌舞伎座の女王
6) 丸の内サディスティック
7) ここでキスして。
8) ギブス
9) 罪と罰
10) 本能
11) 真夜中は純潔
12) 迷彩
13) 茎(STEM)~大名遊ビ編~
14) りんごのうた
15) 丸の内サディスティック(neetskills remix)



16) 公然の秘密
17) この世の限り (椎名林檎と椎名純平)
18) 流行
19) 旬
20) 自由へ道連れ
21) カーネーション
22) NIPPON
23) ありあまる富
24) 青春の瞬き
25) 人生は夢だらけ
26) おいしい季節
27) 獣ゆく細道(椎名林檎と宮本浩次)
28) 長く短い祭(椎名林檎と浮雲)
29) 目抜き通り(椎名林檎とトータス松本)
30) ジユーダム(ヒャダインのリリリリ☆リミックス)



僕が一番衝撃を受けた曲『本能』や、初期の大傑作である『歌舞伎座の女王』と『丸の内サディスティック』、ファンの間では特に人気が高い曲で、僕も大好きな『正しい街』、そしてバラードの名曲『ここでキスして。』など、初期の名曲も全て収録されていて実に懐かしい。




そして、比較的最近のヒット作であるNHK朝の連ドラ主題歌『カーネーション』や、NHKサッカーワールドカップテーマ曲『NIPPON』など、どれも甲乙つけがたい名曲が目白押しだ。また近年は実に見事なデュエットを数多くリリースして話題となってきたが、特に名曲として名高いトータス松本とのデュエット『目抜き通り』、エレカシの宮本浩次との異色デュエット『獣ゆく細道』はどちらも複雑なデュエットによる見事ハーモニーが重なり合う名曲に仕上がった。そしてデビュー同期の宇多田ヒカルとの最新デュエット曲『浪漫と算盤』も初収録となったが、何とも豪華なベスト盤だ。




椎名林檎と宇多田ヒカルは1998年当時、東芝EMIからデビューした同期であると同時に、プライベートでも親交が厚い二人だが、2016年には宇多田ヒカルのアルバム『Fantome』に椎名林檎とのデュエット曲『二時間だけのバカンス』が収録されたが、今回はまさにそのお返しとも言える再コラボとなった。



ベストアルバムのリリースを記念して最近様々なテレビ番組に登場しているが、先日、『ミュージックステーション』に椎名林檎が出演したが、その際になんと『正しい街』を久しぶりに生披露したのがまた感動的だった。いつ聴いても、この曲には惚れ惚れしてしまうし、椎名林檎は美しい! また、僕が欠かさず見ている『関ジャム』でも椎名林檎特集をやっていて、本人に作曲の秘密をインタビューなどした貴重な映像も多く、これまた感動的であった。



僕は椎名林檎の強い眼力、鋭くクールで美しいルックスも大好きなのだが、何よりもその天才的な楽曲センスに昔からすっかり惚れ込んでしまっている。椎名林檎はまさにプリンス並みの天才であり、その非凡なセンスは誰にも真似できないものだ。前作『三毒史』も素晴らしい傑作アルバムであったが、改めてこのベスト盤を聴くと、彼女がデビューからこれまで約21年間駆け抜けてきた時間を振り返りながら、その天才ぶりの変遷を楽しむことが出来る。まさに、最高のベスト盤である。






ユナ主演の韓国映画、『EXIT』を観賞!

2019-11-25 14:35:00 | ユナ

僕の大好きな少女時代のユナが主演した韓国映画『EXIT』が、11/22から日本でもついに公開となった。ミニシアター系での公開だが、横浜でも上映していたので早速観に行ってきた。この映画は、本国韓国では今年の夏公開され、観客動員数900万人を突破して、韓国映画興行史上歴代20位以内にランクインされる大ヒットとなったのだ。



韓国版は様々な種類のポスターもリリースされており、ユナがアップになったバージョンもある。





映画は、化学品メーカーの元研究員が、自分を裏切った会社への復讐を果たす為、開発した殺人ガスを会社の前でばら撒くテロが勃発。この殺人ガスがやがて見る見るうちに街中に充満し、更には上昇して行きながら人々を死に追いやるという、いわゆるサバイバル・パニック映画なのだが、主人公たちがガスから逃れる為、ビルの上へ上へと、そして屋上へと必死で逃げる。



主人公は無職の冴えない男性だが、学生時代に告白して振られてしまった後輩のウィジュがスタッフとして働く宴会場で再会すべく、70歳になる母の古希のお祝いパーティーを開催するが、このパーティーの後、ガスのテロ事件に巻き込まれてしまう。普通の人が事件に巻き込まれていく様子は、あの世界一ついてない男『ダイハード』にも似た設定だ。そしてパニック映画的な要素は、パニック映画の名作『タワーリングインフェルノ』的な緊迫感がなかなか巧妙に描かれて行く。




またちょっと面白い設定なのは、冴えない主人公が唯一得意なのがロッククライミングで、その特技が結果的に今回の事件で遺憾なく発揮されて大活躍するわけだが、ロッククライミングが好きな人もかなり楽しめる映画である。



主人公、ヨンナムを演じているのはチョ・ジョンソク。あまり知らない俳優だが、韓国では“千の顔を持つ男”と言われる人気俳優らしい。そして共演は少女時代のユナ。ドラマではこれまでにも多く主演してドラマ女優として活躍してきたユナだが、映画としては、実は『コンフィデンシャル/共助』という2017年に大ヒットした韓国映画で初出演を果たし、今回が2作目。しかも主演級の作品としては初めて。




ユナは相変わらずの美しさで、演技力にも磨きがかかっている。ギャン泣きするシーンもかなり可愛い。そして今回はガスから逃げ惑う中、トム・クルーズ並みに全力で走りまくるシーンが多く、かなり激しいアクションに挑んでいる。






この映画はサバイバル・パニック映画というジャンルにはなるが、映画を通して、韓国の一般的な家族像も描かれているヒューマンドラマとなっており、とても面白い。僕は韓国映画や韓流ドラマも割と好きで、飛行機の中でも時々観たりしているのだが、意外に期待しないで観た韓国映画がとても良かったりする。今回韓国映画をわざわざシネコンまで足を運んで観に行ったのは初めてかもしれない。もちろんそこまでしたのはユナが主演した映画だからに他ならないのだが(笑)、シネコンで観る価値のある良い映画であった。


きなこの新しい秋冬ウェア!

2019-11-18 21:21:00 | 愛犬きなこ
きなこと横浜散歩に出かける際、いつも必ず、元町のペットウェアショップ『gradog』に立ち寄るが、最近秋冬の新しいウェアが発売になったので、週末試着しに出かけた。



横浜散歩のお決まりコースは、まずは朝9時くらいに車で横浜に到着して中華街近くの駐車場に車を停めてから、山下公園〜港の見える丘公園〜外人墓地エリアをゆっくり散歩し、汐汲坂を元町方面に坂を下っていく。元町では商店街のメイン通りと、一本裏の通りなどを決まって散策する。gradogは一本裏の通りにあるのだ。その後はいつも中華街入り口にある中華料理店『張記小籠包』でランチをとる。






朝11時の開店と同時にgradogを訪れ、早速お目当てのウェアを試着。ニューデザインは、『シリウス ピンク』と言うモデル。明るいピンクにグレーのライナーが入り、背中には白い星型とgradogブランドのロゴが入っていて、相変わらずなかなか可愛い。ハイネックタイプで前足がカバーされるデザインだ。





きなこのサイズはいつもSサイズ。試着してみたところかなりしっくり来たのできなこも気ごち良さそうだった為、こちらを購入して、そのまま着て帰ることに。これでgradogのウェアは6枚目になった。

ちなみに全く関係ないが、今回石川町駅寄りの元町で、なんとも珍しい”マンホール in マンホール”を発見してしまった! マンホーラーとしては嬉しい発見となった。



indigo la Endニューアルバムはかなり良き!

2019-11-15 21:46:00 | 音楽
最近、indigo la Endと言うバンドがリリースした最新アルバム、『濡れゆく私小説』がお気に入りだ。10月9日に配信、リリースされた。女性のジャケ写がまたインパクト大で、思わずジャケ買いしてしまいそうなレベルだが、井桁弘恵という可愛い22歳の若手女優らしい。




indigo la Endとは、あの”ベッキー文春砲事件”で一躍時の人となった、川谷絵音が率いるもう一つのバンド。ゲスの極み乙女とはまた違って、川谷絵音が尊敬するスピッツに多大な影響を受けた別プロジェクトと言えるかもしれないが、バンド名も、スピッツのアルバム『インディゴの地平線』からインスピレーションを得て名付けたらしい。



indigo la Endは、2010年に川谷絵音を中心に結成された。ボーカルとギターの川谷、ギター・長田カーティス、ベース・後鳥亮介、ドラム・佐藤栄太郎の4人のメンバーで構成され、歌とギターのツインメロディ、それを支えるリズム隊が絶妙なバランスで重なり合うサウンドが魅力。哀愁漂う、切ないメロディーはスピッツにも通ずるところを強く感じるが、メロディーの良さもさることながら、バンドメンバー個々の高い演奏テクニックも眼を見張るものがある。



メジャー5枚目のフルアルバムとなる「濡れゆく私小説」は、全11曲を収録。先行配信されている「結び様」「ほころびごっこ」「小粋なバイバイ」「はにかんでしまった夏」をはじめ、バラードから重厚なロックサウンドまで様々なテイストの楽曲が揃っている。

1) 花傘
2) 心の実
3) はにかんでしまった夏
4) 小粋なバイバイ
5) 通り恋
6) ほころびごっこ
7) ラッパーの涙
8) 砂に紛れて
9) 秋雨の降り方がいじらしい
10) Midnight indigo love story
11) 結び様

全体に統一感があり、多岐にわたる楽曲ながらも切ないメロディーが軸として流れを作る。また歌詞もなかなか切なくて興味深い。例えば、『通り恋』などは、別れた女性に対して残る、決して消えぬ恋心を歌っているが、あのベッキーはことを歌っているのではないかと考えてしまう内容だ。



このアルバムの歌詞を聴いていて、当たり前のことながら、今更改めて感じたことがある。ミュージシャンは、歌詞に自分の気持ちを込めて愛のメッセージを書き、それを曲に乗せて想いの人に届けることが出来る。もちろん曲は広く大勢のリスナーに届けられるわけだが、本当に届けたい人にもさりげなくメッセージとして届けることが出来るというのは、何とも強力な武器であり、ミュージシャンの特権である。もし自分がミュージシャンで、歌詞を書く能力があったなら、自分が曲を届けたい人に、メッセージを届けることが出来るのかもしれない。



Indigo la endのアルバムを聴いて、そういうことが出来るミュージシャンをとても羨ましいと感じた、そんなアルバムであった。