松尾清晴オートバイ夢ひとり旅・世界走行中・5年10ヶ月・102ヶ国(訪問111カ国)・28万km走破・総集編

2000年10月~2008年11月まで5年10ヶ月・102カ国(訪問111カ国)1500ccで28万km走破

オートバイひとり旅・シベリア横断~モスクワ~中央アジアの旅20 シベリア

2012年09月19日 | 赤道直下と陸路国境148か所
初めて出てきた「モスクワ」までの標識2340km

やっとモスクワが見えて来た
2003年7月24日木曜 12℃はれ 15℃はれ 22℃はれ
7時30分スタート。寒いから上6枚下4枚真冬並み見着込んで走る。12時すぎまでは寒いなーとゆう感じである。しかし午後3時過ぎになると急に蒸し暑くなってくる。一路「モスクワ・モスコー」聴きながら走り続ける。「イカ天」と覚えて走ってきたエカテリンブルグについた。。きょうもモーテル泊まり。きょう「モスクワ2340」kmの標識が出て来た。それにしてもまだまだモスクワは遠いな。ここらあたりがウラル山脈だろうか・・。

宿300ルーブル=1200円。ビール5本90P=450円。焼き肉120P=480円。焼き肉はブロック肉専門に焼いていてうまい。

煙が上がっていていかにもうまそうな道端にあった焼き肉食堂
ウファーを通ってモスクワへ・・道は間違ってないようだ。ここら辺はウラル山脈
家庭菜園で採れたの産物を並べて売ってる・・恥ずかしそうに出てきた少年

7月25日金曜 はれ12℃ 19℃ 30℃はれ 19℃はれ 22はれ 29℃はれ
走りだすと朝はやっぱり寒さを感じる。7時10分にホテルをスタート。チェラベンスクに入りかけてバックしてウファの方に入り直す。いい道だなーと思って走っているとアスファルトの道もガタガタになっている。修理が間に合わないのだろうか。ウファーを通過。ええーっつ、飛行場のようなアスファルト道に出た。センターラインもなにもない。どこを走っていいのかわからない、こんな道も走りづらくて恐いな。

シベリア横断の「宿」はトラック運転手がくわしい
「パトカーがいるぞー」「気をつけろ」走ってくる対向車がライトを点滅してくれる。慎重に走っていると「いたいた」パトカ―が停まっている。日本でも「ネズミ獲り」の場所があると「やってるぞー」と対向車は「ピカーッ、ピカーッ」ライトをつけてくれるそれと同じである。「へー」ロシアでもお互いに助け合いしているんだ。きょうは検問なし。
ノボシビルスクの街でホテルに泊まれないこともあった。泊まれるにしても高すぎる。

休憩所なのだろうか、トラックが何十台も駐車している場所をときどき見て来た。そこのトラックの運転手さんに「ホテル・モーテル・寝んね」と聞くと気安く「何キロ」先にあると教えてくれた。走って見ると「さすが」ピタッとそこにホテルじゃなくて安い「宿」があった。それからはトラックの運転手さんに聞くことにしている。頼りになるトラック運転手なのだ。


大型トラック4台が衝突転倒・・考えられない事故だ・・。

7月26日土曜 19℃はれ 22℃はれ 29℃はれ
6時40分スタート。相変わらずのガタガタ道でうしろの「方向指示器」が欠けてぶらさがっている。「おーっと」落っこちなくてよかった。ベンジンスタンドで応急処置テープでがっちりつなぎ止めた。「ノーマネー」と言われたが10P=40円渡した。高台から前方を見ると黒く群がっているのが見える。なんだろう。近づくと交通事故だ。直線道路になっていて見通しのいい道路でだ。荷物もそこらじゅう散らばっている。

どうしたんだろうか。追い越しかけての事故だろうか。考えられない恐ろしい事故だ。けが人はもう運ばれた後だったのだろう。救急車はいない。左に二台右に二台4台も横転している。なにせうねった道でも自家用車もトラックも、道悪の道でもバウンドしながら走っているので気が気でない。きょうは走ったぞー1006キロ。モスクワまで500kに迫った。夕方トラックの運転手さんに聞いたホテルに泊まる。

80ルーブル=320円シャワー30P=120円。イカ天=エカテリンブルグあたりからづーっと麦畑がどこまでも広がって続いている。その麦畑にポツンポツンを鎮守の森みたいな場所を見て来た。そこには農家があるのだろうか。きょうは検問一回。
検問所で写真を撮っているのはポリス同士