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ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

作られた異常気象?

2010年09月09日 | 戯言
<京田辺だけじゃない!各地に草だらけのアメダス>
読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/ 2010年9月9日

 9月の国内最高気温(39・9度)を観測した京都府京田辺市の地域気象観測システム(アメダス)に草が巻き付いていたのと同じように、環境の悪化した観測施設が各地にあることが、東北大名誉教授の近藤純正(じゅんせい)さん(76)(気象学)らの調査でわかった。

 公務員削減で測候所の無人化が進んでおり、管理の強化を求める声が強まりそうだ。

 近藤さんらは、約5年前から全国100か所以上のアメダスや無人測候所を訪ね、環境を調査した。その結果、植物の繁茂など、観測に影響するとみられる例が数十か所あったという。

 昨年6月に調査した埼玉県内のアメダスでは、雨量計が草で覆われていた。熊谷地方気象台は「定期的に草刈りしており、データに問題はない」とするが、雨量計は受水口から入る降水を0・5ミリごとに測る仕組みで、雨粒が葉にはじかれる恐れがある。岡山県の無人測候所では、約40年間に年平均風速が33%減少し、年平均気温は周辺より0・4度上昇したが、この間に周辺の桜並木が風速計の高さ(約12メートル)まで成長、風を妨げた可能性がある。
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公務員削減と観測機器の管理との間は、そんなに単純なトレードオフの相関関係なんでしょうかね。

確かに測候所の無人化は進んだかもしれませんが、気象観測のための観測機器の管理は優先順位でいけばかなり高くなければいけないはずで、常駐する職員が減っても観測機器の管理水準を維持するためにどんなシクミを作るのかが合理化の中では問われるのは当たり前だと思いますよ。

少なくとも草に覆われた観測機器の写真を見れば、人員削減に関わらずそもそもの管理体制が杜撰だったんじゃないの?って疑いたくなります。
現場の事実が大事です。
毎日とは言いませんが、報道では年1回しか無人機器の現場確認をしていなかったとか、それじゃダメでしょ。

6千人の気象庁職員が総出で手分けすれば、全国1300か所のアメダス全てを四半期毎くらいでは確認できると思うんですけど。
シロトの浅知恵でしょうかね。