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ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

国会の無品格

2009年06月02日 | 戯言
<小泉元首相の次男、自民公認へ…世襲制限の導入先送り方針>
読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/ 2009年6月2日

 自民党は2日、「世襲」新人候補の立候補制限について、次の衆院選からの導入を見送る方針を固めた。次々回からの導入で調整する。

 これにより、小泉元首相の次男、進次郎氏(神奈川11区)と臼井日出男・元法相の長男、正一氏(千葉1区)は、次の衆院選で公認されることになる。

 同党の党改革実行本部(武部勤本部長)は、世襲制限が必要だとする最終答申を近く麻生首相に提出する予定だが、導入時期は明示しない方向だ。同本部の幹部は2日、「制限が次回からか次々回からかは、答申に書かない。麻生首相を縛るような内容にはしない」と語った。

 世襲制限の次回衆院選からの導入には、小泉、臼井両氏の地元などが「一度公認を内定しながら、途中で取り消すのは認められない」と強く反発し、党執行部には同調する声も出ていた。制限導入の急先鋒(せんぽう)で首相に近い菅義偉選挙対策副委員長も「党は公認を内定した責任がある。次々回からにすべきだ」と主張していた。

 同本部でも衆院選前の党内の混乱を避けるため、次回からの導入にこだわらないことにしたものだが、若手議員などから「世襲制限に踏み切る民主党と比較して批判される」と反発が出ることも予想される。
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そもそもこれだけ世襲議員だらけになってから、今さら世襲がイカンなどと言っても何も説得性がありません。
おまけにこうやって目先の利害に惑わされて、今回からだとか次回からだとかいやいや次々回からだとか、要するに何のために世襲議員を制限するのかはそっちのけの議論になっていることを国民に曝け出しているようなもんじゃないですか。

今の衆議院は基をたどれば郵政民営化の是非の小泉政権の問いかけに対して国民が出した答えです。
そういった観点からは、本当は民営化を終えた時点で一旦解散し、もっと総合的な議論で選挙をすべきだったはず。

確かに景気対策は急務ではありますが、どんな屁理屈を付けたって今の政権は与党内のタライ回しの結果で国民にとってはイカサマのようなもの。
既得権益を守って今のうちに何とかしてしまおうというケチな魂胆が透いて見えるだけに、どうにも居並ぶ議員先生の皆様の姿は品格に欠けて映ります。
へっ!
コメント
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