銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

コンタクト

2007-05-07 01:27:44 | か行
今宵は1997年制作の「コンタクト 特別版」(当然、発売全て特別版w)
1996年に他界した宇宙科学者カール・セーガンの同名小説を基にした作品で、地球外の知的生命体と接触した女性の姿を描くSF大作。表面的なSFではなく、科学と宗教、理性と感情、ヒロインの心の変化等、さまざまな要素が入っている。

幼い頃から「私たちは何故ここにいるのか、私たちは何者なのか」という疑問を抱きつつ大人になった電波天文学者のエリー(ジョディ・フォスター)は、地球外生命体からのメッセージの探究をテーマにして没頭していた。大多数の科学者やスポンサーは、現実味の無い研究と取り合わなかったのだが、ついに恒星ヴェガ付近から地球に向けての電波信号を受信する、という展開。

奥深い映画であり、単純な地球外生命体を題材にしている作品と思って観てはいけない。変化していくエリーの心理描写をJ・フォスターが上手く表している。“この宇宙に地球人だけだったらもったいない” 確かにその通りであると、思わせられた作品。

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