銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

マシニスト

2020-08-21 00:07:47 | ま行
今宵は2004年制作の「マシニスト」!
初回限定アウターケース仕様。
不眠症に1年間苦しんでいる男が体験する世界を、暗号のような記号を随所に散らしながら描いたサイコ・サスペンス・スリラー。主演のクリスチャン・ベイルが30kgの減量をして臨んだ作品で、彼の鬼気迫る様相が各映画祭で話題となった。公開当時は、“メメント” とよく比較されていた。

機械工のトレバー(C・ベイル)は、ここ1年ほど不眠症に悩まされ、眠れない日々が続いていた。そのため、毎日の体重計測のメモ紙にも異常な減り方が記録されていた。それでも彼は毎日仕事に出かけ、娼婦スティーヴィーの元を訪れ、深夜の空港でウェイトレスのマリアと会話を交わす生活を繰り返していた。ある日、トレバーは自分の不注意から同僚に大怪我を負わせる事故を起こし……という設定。

いつの間にか引き込まれていく感じがする作品。“メメント” とは異なり、それほど時系列を崩していないので、理解しやすい。また、途中でドストエフスキーの「白痴」をアップにするなど、分かりやすい伏線もある。しかし、C・ベイルは、この減量もすごいが、その後4ヵ月でバットマン・ビギンズのオーディションのため元に戻したとか言われており、役者根性に感服。

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