銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

モーテル

2013-09-23 00:04:27 | ま行
今宵は2007年制作の「モーテル」!
山間の寂れたモーテルに宿泊することになった夫婦が、殺人ビデオの被写体にされていると知った時の恐怖を描いたサスペンス・スリラー。モーテル支配人(フランク・ホエーリー)の奇妙かつ意味深な言動や不気味な無言電話、無人なのに聞こえるドアを叩く音といった心理描写を積み上げ、緊迫感を増す手法にはヒッチコックへのオマージュが込められている。

もはや夫婦の愛など冷めてしまったデイヴィッド(ルーク・ウィルソン)とエイミー(ケイト・ベッキンセイル)のフォックス夫妻は、ある夜、自動車の故障により携帯電話の電波も届かないような山間部のモーテルに一泊をすることを余儀なくされてしまう。部屋に入った二人は澱んだ雰囲気を紛らわすため備え付けのビデオをつけると、映し出されたのはスナッフフィルムだった。しかも映された部屋が正に自分達のいる部屋に似ていて・・・という導入。

B級テイストたっぷり、突っ込みどころ満載だけどそれなりに楽しめた作品。ただ、ケイトだと“強い女” のイメージがあるので、この状況からもどうにか脱するんだろうな的な感覚で観てしまった。元々はサラ・ジェシカ・パーカーが演じる予定だったらしいけど・・・。とは言え、1時間半を切る作品なので、観ている間はあっと言う間だった。
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