銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

カンパニー・マン

2011-07-13 23:59:49 | か行
今宵の友は2001年制作の「カンパニー・マン」
初回限定アウターケース仕様。
ハイテク化の進んだ近未来のアメリカを舞台にそこで立ち回る産業スパイを描いたサスペンス。“CUBE” のヴィンチェンゾ・ナタリ監督が5年ぶりに取り組んだ作品で、無機質な風景、没個性の人間等を上手く映像化させている。

単調な日々の繰り返しに嫌気のさした平凡な会社員モーガン・サリバン(ジェレミー・ノーサム)は、刺激を求めてデジコープ社の産業スパイ試験に臨み、合格・採用となる。その日を境にジャック・サースビーという偽名とIDを使い、企業のコンベンションに参加しては、情報を盗聴し、デジコープ社へ送ると言うスリルと興奮の日々を満喫していたのだが・・・という設定。

なかなか面白く一気に観られる作品なのだが、そこはナタリ監督、観るものを迷路に迷わすように仕上げていて意表を突かれる。J・ノーサムの演技力も凄く、最初と最後で同一人物?と思わせてくれる。ただ、ヒロインがルーシー・リューなのが・・・別に彼女が駄目と言う訳じゃないけど・・・惜しい。
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