智を開く

本当の「生きる力」を求めて…

開智総合部 21年度入試説明会

2008-09-20 22:11:52 | 2009年度(平成21年度)小学校受験
行って参りました
「第6回学校説明会」=「入試説明会」

 9:00~ 9:30 初参加者対象「総合部の教育理念と方針」by理事長
 9:30~10:45 「入試問題について」by校長&各担当
10:45~11:00 「入試全般について」by理事長
11:10~12:00 運動会練習見学&個別相談

昨年の今ごろ、受験生の保護者としてドキドキしながら参加し、必死でメモを取っていた自分。
今年はほんのちょっと余裕がありますが、気持ちは受験生のママやパパたちと同じです。

入試問題について
保護者面接
・あまり大勢に影響はない(合否を左右しない)
・本当に子どもが伸びる時は、何もない時ではなく、外から見ていて「心配だな」「かわいそうだな」「大変だな}という時
・そんな時、学校を信頼して一緒に子どもの成長を見守って行けるかどうか…それを確認するのが「保護者面接」
自己発信
・画期的な入試だと思っている
・とにかく「先生、楽しかったよ!」と子どもに言ってもらえる入試にしたい
・自分からやりたいことを選択して先生に見せてあげたい、と思うことは子どもにとってもプラスだと思うし、子どもも楽しいと思う
・だから大人が段取りをしてしまうのは、見ている側としてはマイナスにしか見えない
・子どもが素直に先生にやって見せてあげたい、と思う場として自己発信を「活用」していただきたい
口頭試問
・子どもの「行動観察」は入試で一番難しいが、「控え室」で観察するのが一番よくわかる
・そこで、子どもを自然の形に近い形にして観察したい、と思って始めたもの
・子どもの反応の「余裕」のようなものを感じ取って行きたい
・だから「こう答えなきゃいけない!」というものではない
・「この子が開智に入ったら、どんなふうに活動するだろう?」…そういうアンテナで子どもたちに接していきたい
・緊張してしまうこともあると思うが、こちらでそうならないような雰囲気を作っていく
・もちろん「努力」という項目も評価の1つにあるので安心して欲しい
・子どもたちの「意欲」「好奇心」を育てたい、というのが開智の方針
・それは「自己肯定感」=「自分は自分のままでいい、という自信・安心」から生まれるもの
・これから入試まで「あれもやらなきゃ」「これもやらなきゃ」「これも言わなきゃ」ではなく、「いいんだよ」「大丈夫だよ」「大スキだよ」と言ってあげて欲しい
※(くぅ~~~~~いつもだけど、今日は特に胸に響くこのコトバ
行動観察
・観点は「課題を理解しているか」「協力しているか」「積極的に関わっているか」「工夫しているか」
・複数の子どもたちのグループの中で初めて会う子どもたちとどう関わっていくかを観る
・いかに自分の「役割」を見つけるか、その子どもの特性を観ていきたい
作業
・観点は「一生懸命取り組む」「創意工夫する」「手順良く、見通しをつけながら作業する」
・本年度も特に変わった問題ではなく、普段の生活の中の題材をどう発想し、どう伝えるかを観ていく
ペーパーA
・最近気になっているのは、子どもの言葉遣い、ボキャブラリー
・感情を表すのに「ビミョ~」「ヤバイ」という簡単な言葉で済ましてしまう
・パソコンなどが発達した結果、読書をしない、新聞を読まない、手紙を書かない子が増えている
・そこで、重要視したいのは、どれだけ言葉を知っていて使っているか、ということ
・「言語の運用」に「常識的な知識」と「基本的な数の概念」の要素を入れる
・そのためにはお父さん・お母さんが一番の先生
・親子の日常の何気ない会話の中で子どもは言葉を習得していくもの
・親はただ一方的に話し掛けたり聞いているだけではなく、質問したりして子どもと「やりとり」すること、叱らないで「待つ」こと
※(よーくわかってるんだけど、そして心がけているつもりなんだけど、難しいんだ、これが
・テストでは、話を余裕をもって「聞いて」「答える」ことが大切
・余裕がある子は人の話も聞ける、すると、お友だちの感情もわかる
・だから、ペーパーAの試験は、「行動観察」を初め、その他全てのテストの基本と言える
ペーパーB
・「大人がなかなか気付かないこどもの力」=「見る力」を見つけ出したいと思っている
・「二次元的なもの」と「三次元的なもの」を「見る力」を観る
・いかに日常生活の中で、折り紙、ブロック、石、粘土など、「もの」で遊んでいるか?
・「手」「目」「耳」などを全て使って「遊ぶ」ことが大切
運動
・試験科目になって今年で3年目
・「運動能力」すなわち、いかに小さいころから体を使って遊んでいるか、いかに遊びなれているか、を観る
・「敏捷性」「一連のスムーズな動き」「バランス感覚」「体育用具を使った運動技能」「指示理解力」「意欲・積極性・やる気・心構え」等

入試全般について
・各分野、全て採点者は1人
・点数は偏差値に換算し、合計する
・まずは、その上位7割に入っていることが最低条件
・次に、各科目で優秀な子をそれぞれ何名ずつか取る
・その後、残った子の中で合計点の上から何名、というように取って行く
・それは「1人ひとりの良いところを伸ばしたい」「いろんな能力のある子をとりたい」という方針から

・「口頭試問」…(大人から見て)「上手に答える」「良い答えを言う」ではなく、「ありのまま」「その子なりの答え方」でよい
・「行動観察」…「中心的人物になる」ということではなく、「その子なりの役割をちゃんと果たす」こと
・「作業」…「大人としての完成度」より「子どもらしさ」
・「運動」…6年間培ってきた普通の能力を観るので、いつもと同じように遊ばせ、生活させること
・「ペーパーA」「ペーパーB」…最近は練習をして来る子が増えたので、昔ほど「ペーパーB」で差がつかなくなってきた
・「保護者面接」…面接で落ちることはない、「この考え方なら子どもはどんどん伸びるだろう」という親が受かる
・「自己発信」…全くうまく行かなくても落ちることはない

・残念ながら不合格になった場合、開智がその子の良さを見つけられなかったのが悪いのであって、その子が悪いのではない
・昨年は定員の関係で、取りたい子も不合格にせざるを得なかった
・今年は定員が増えたが、昨日時点で昨年よりちょっと多い出願「合格しやすい」「倍率は少しラクになる」かも…
・合格した子は最後まで面倒を見る(成績が悪ければフォローする)
・1~4年までは思いっきり遊ばせ、体験させ、5年からは体験も入れながら勉強の要素を入れていく
・中高一貫部との合流後、高2の9月の「発表会」(文化祭)が終わったら最後の約1年半は大学受験一色になる
・このように12年間しっかり伸ばしていく学校である

以上
発言になるべく忠実に、まとめてみました
内容については、昨年とほぼ同様で、特に大きく変わったことはないと言えます。


さてさて…
その後、保護者に混じってプライマリー棟へ移動
「運動会練習」を見学しました
今日の3・4時間目は運動会のティームに分かれて「応援合戦」の練習です
昨日ので校庭がぬかるんでいたため、「総合ホール」での練習となりました

娘は…
いました、いました
私に気付いて手を振っています

本当は運動会当日まで楽しみに取っておこうかとも思った応援練習…
各ティームとも趣向を凝らしていて、なかなかの「ミモノ」でした

プライマリーだけでなくセカンダリーとも一緒になって応援合戦
つまり、小学1年生から中学2年生までが1つになる
そんなこと、普通の学校ではありえないこと
…これこそ、異学年齢学級の形を選択した「開智」という学校の良さなんだ
どんな言葉よりも、説得力のある光景でしたね~

今日の練習は、お互いに見せ合ったり、かかったタイムを測ったりして、本番までの調整を促すことが趣旨だったみたい

開智に入って初めての運動会…
今から楽しみですぅー

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