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合格体験記 その1

2008-11-23 14:35:38 | 2009年度(平成21年度)小学校受験
開智学園 合格体験記

東京都北区 J.K.さん(ママ)

実は、我が家は「お受験」を考え始めた時、開智が第一志望ではありませんでした。
主人と2人、いろいろな学校に説明会に行きましたが、どこも何だかしっくりくるものがなかったのです。
そんなとき、ふと思ったこと…
「小学校のころは自然の中で思い切り遊んでいろんな体験をして欲しい…
そう思っているのに、探しているのはなぜか都会の学校ばかりじゃない?
視点を変えて、埼玉県内の小学校も考えてみたらどうかなぁ?」
…そして出会ったのが「開智」だったのです。
主人も私も「キター~~~!!」って感じでピーンときました。
今まで持っていたいわゆる「私立」のイメージを覆されたカンジでした。
それでいて、我が家が娘に与えたいものが「開智」にはあったのです!!
一緒に説明会に行き、学校見学をした娘も…
「ここがいい!開智に行きたい!!」

そして、年長の春…
開智独特の立体などの問題にどうやって取り組もうかと思っていた時に、友人から「AYAアカデミー」の存在を聞き、早速体験授業を受けてみました。
元気な先生、そして本当に楽しそうに授業を受けている子どもたち。
その子どもたちの「笑顔」と、先生と直接お話した印象で「こちらにお願いしよう!」と決断しました。
この決断が我が家にとってはまさに英断!
それからは、それまで通っていた都内の塾の授業を組み直すことにしました。
「都内某私立小特別クラス」は思い切ってやめ、「行動観察」「運動」中心に受講。
娘は、当時友達同士でも積極的に会話したりするのが苦手。
それに、運動は好きだけどどんくさい…(笑)

一方の「AYAアカデミー」
こちらは何と言っても夏期講習!
夏休みの1ヶ月間、土日以外は毎日AYAにお世話になりました。
ここでは開智独特の内容を網羅し、集中的に見て頂きました。
午前中勉強し、終わるとお弁当と水着を持って公園へGO!
これも気分転換にとても良かったです。
娘はどんどん伸びやかになり(笑)、発言力がグーンと上がっていきました。
AYAアカデミーで先生と楽しく勉強しながら、「こうやったらいいんだ」「思ったことを話していいんだ」と娘の中で点と点がつながっていったようなカンジで、急激に変化していきました。

夏休みが終わるといよいよ本番が近づいてきます。
子供よりも親の私の方が切迫…かなりの緊張感&焦り。
一方で…
試験慣れのために受けた開智模試と、全国統一模試。
どちらも楽しそうに受けてきた娘。
できなかった問題に対しても、「じゃあ、この問題が開智に出るかもしれないから覚えておこうっと!」と前向き。
そんな娘に助けられたことが多々ありました。

願書(先生には丁寧に添削して頂きました)を出すと、いよいよです!
親の私たちも「保護者面接」に向け準備をすることに…
娘が寝てから「あーでもない、こーでもない」と夫婦で話し合い、意見をまとめていきました。
この作業がとても有意義で、改めて我が家と娘を見直すきっかけにもなったりして…

開智には「自己発信」という項目があります。
娘の「自己発信」は、小さいころから遊んでいて覚えてしまった「ことわざ」です。
首から大きな箱をぶらさげ、その中に50音が書かれたピンポン玉。
そのピンポン玉を1つ取り出し、そこに書かれている文字から始まることわざを発表する…というもの。
この「自己発信」については、主人が担当しましたが、私が見ても面白くて(笑)なかなか良かったです!

さて、いよいよ面接当日。
朝から、家族全員、少々緊張気味…
「保護者面接」は教頭先生で、とても温かい雰囲気で会話が弾み…というか少々弾み過ぎた感もありましたが(笑)何とか終了。
娘も校長先生との面接が終わり、ちょっと恥ずかしそうに戻ってきました。
選んだ図鑑を開いたら「ちょうど田んぼのページでね…」
直前に行った稲刈りの話をしたそうです。
終わってしまえばハイテンション!
道を間違えて、車で全く逆方向の春日部に向かってしまいました…

そして本試験。
ちょうど幼稚園の運動会と重なってしまいましたが、そこは配慮して下さり、朝1番=8:00開始のグループにして頂くことができました。
でも、当日は、朝から雨模様。
東岩槻に着いたころは小雨まじりの天気でした。
そんな中でも、ハイテンションの娘は、縄跳びをしながら学校に向かったのでした…
学校に着くと2階の受付へ。
番号のビブスを受け取り、呼ばれるのを待ちます。
娘は「行ってきまーす!」と元気に出かけていきました。

待ってる間も激しくなる雨。
ところが、延期になったとばかり思っていた運動会は、何と決行されているそうで…(泣)
待つこと2時間弱。
帰ってきました。
1人飛び跳ねてる子が…
スキップしている娘でした(笑)
あの娘の楽しそうな表情を見た時は、ホッとしたと同時に、何だか今までのこと全てが報われたような気がしました。

引率の先生に「どうだった?」と最後に聞かれたとき、間髪入れずに…「ペーパーBが難しかった!」と大声で言い放った娘(笑)
そして、嬉しそうに私たちのところに戻ってきました。
「楽しかったぁ、お友達できたよ♪」

それから発表までは、全然ドキドキすることもなくあっという間に時間が過ぎていきました。
「やりきった」感があったので、ドンと構えていられたのかなー。

そうして迎えた合格発表当日。
ネットで合格を確認。
熱を出して休んでいた娘と抱き合って喜びました。
その頃、AYAの先生は号泣中!
電話口の第1声が「お~~~!」っという泣き声でした(笑)

無事に憧れの学校に合格した娘。
今はいろいろと夢が膨らんでいるらしく、「開智に行ったら…するんだ」とよく話しています。

家族で1つの目標に向かって進んだ2年間…とても素敵な経験ができました。
何といっても娘の成長がとても嬉しかったです。
基本的にはマイペースでゆったりした部分は変わりませんが、恥ずかしがり屋で自分から前に出て行くことが苦手だった娘が、今やうるさいほど喋り、主張し、かなり積極的になりました。
そんな今の娘の様子を見て、この成長が何よりの喜びだと感じています。

これからも楽しく、いろいろなことに興味を持って前に進んでいって欲しいと思っています。
本当にありがとうございました!

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