数日前から、体が少しだるくて頭がもやもやしています。
風邪?…いや、違う、何だろう?と思っていたら先日、カーラジオで
「2月22日の今日、福井で春一番が吹きました。」と言っていました。例年より9日より遅いそうです。
そういえば平成22年2月22日は22222でしたね。
…それはともかく「春かー!花粉症かー!」と、思い当たりました。毎年、花粉症の時季はだるくなります。
だるくなるばかりでは何ですので、ここで花粉症のお勉強を。
参考:花粉症保健指導マニュアル(環境省)
花粉症とは、花粉に対して体が起こす異物反応です。体の免疫が花粉に過剰反応を起こして、症状(くしゃみ・鼻汁・流涙)が出ます。くしゃみなどで、体外に花粉を出そうとしているのです。
最近は、花粉症を悪化させる因子として、空気中の汚染物質やストレスの影響などが考えられています。食生活など生活習慣の欧米化による変化の影響やタバコの害を指摘する意見もあります。
花粉症の予防には、花粉のばく露を防ぐ方法と、薬物による予防法があります。
大量の花粉に出会うと、体が花粉に対する抗体を産生する可能性が高くなり、何らかのきっかけで花粉症を発症しやすくなります。軽症の人も、たくさんの花粉を吸い込んだり、目に入ったりすると症状が強くなるので、なるべく花粉を避けることが重要です。
花粉症の予防、花粉回避のために、花粉飛散開始予測日を含めた花粉情報や飛散状況が参考になります。環境省では花粉観測システム(愛称:はなこさん)のデータをHP上で公開していますので、ご覧になるとよいでしょう。 → http://kafun.taiki.go.jp/
その他、睡眠をよくとり、規則正しい生活習慣を守って正常な免疫機能を保つことや、風邪をひかず、お酒を飲みすぎず、タバコを控えて鼻の粘膜を正常に保つことが重要です。
花粉のばく露を防ぐには
1.マスクをつける。
2.眼鏡をする。
※コンタクトレンズは、刺激が花粉によるアレルギー性結膜炎を増悪するので、眼鏡に替えた方がいいそうです。通常の眼鏡でも目に入る花粉の量を1/3に押さえるそうです。
3.ウールの衣服は花粉がつきやすいので避け、外出から帰ったらきちんと服をはらう。
4.外出から帰ったら、うがいをする。
5.防腐剤なしの生理食塩水点眼液で目を洗う(抗原を洗い流す)。
※目洗いカップや水道水による洗浄は、眼表面に傷をつける可能性があるそうです。
6.花粉の飛散が多い日は外出を控える。
薬物治療
1.飛散時期が分かる場合(スギ花粉など)は、飛散する2週間前から抗アレルギー剤の内服薬・点眼薬・点鼻薬を使用すると効果がある。
2.症状が治まらないときには、抗ヒスタミン剤やステロイドの点眼薬・点鼻薬を追加する。(きちんと診察を受けて処方してもらう。とくにステロイドは眼圧上昇などの副作用がある。)
春ですね…鼻がつらい。
そういえば、今シーズンは昨年みかけたジョウビタキに会えませんでした。
諸行無常です。