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旧あわら病院ブログ(2016年度までの軌跡)

福井県の北の端にある「独立行政法人国立病院機構あわら病院」の
2008年11月から2017年3月までの記録です。

高齢者看護院内認定看護師 その1

2008年12月16日 00時00分38秒 | 長寿
あわら病院には「高齢者看護院内認定看護師」が8名おります。

「高齢者看護院内認定看護師」とは、当院が平成19年12月から取り入れた制度です。
その使命は「高齢者の方々の生命・生活の質(QOL)・尊厳を尊重し、専門の知識と技術を用いて、様々な職種と協力し、高齢者看護の質の向上を図ること」。
現在、月に1回の定例会を開催しており、活動内容は「勉強会の開催・情報発信・実践指導・臨床研究」など多岐にわたります。

特に口腔ケアに力を入れており、「職員の意識調査・実践に向けての勉強会・院外講師を招いての勉強会・病棟での口腔ケア実施状況観察」など少しずつ活動の場を広げています。

療養病棟においては、口腔ケアの定着・技術向上に向けて、ケアの実施時間を1日3回設定し、特に昼のケアは毎日の担当者を決めて責任を持って実施しています。このような実践や勉強会を行っていくうちに、目に見えて患者さまの口腔内が清潔に保たれるようになり、誤嚥性肺炎が減少しました。患者さまの表情も和らぎ、気持ち良いと感じておられる姿をみることがスタッフの喜びとなり、意欲の向上につながっています。

今後もこの良い状態を継続するために、高齢者看護院内認定看護師が定期的に各病棟を訪問し、実践を交えた勉強会を実施していきます。

この文章は院外報「あわらNews 第20号」の記事から抜粋しました。


「高齢者看護院内認定看護師」…漢字ばかりでとっつきにくい名前ですが、よろしくお願いします。

療養介助員のための食事援助研修

2008年11月19日 12時55分46秒 | 長寿

11月6日に「療養介助員のための食事援助研修」がありました。

研修の様子について、教育担当者が院内のインフォメーションで紹介しており、それを読む限りかなり有意義なものだったようです。せっかくですので広く皆様に知っていただきたく、インフォメーションにあった文章をそのままこちらに転載します。



H20年11月6日(木)実施
今回は高齢者院内認定看護師の2人に協力してもらい、食事援助の研修を行ないました。
2人1組になり、食事援助・口腔ケアを実際に行いました。この演習の前には食事援助に必要な講義を受けており、演習の中で、講義で学んだ知識を自分の身体を使って体験しました。研修生からは、「この患者様にはこうしたらいいのか!?」「あの人は、口が渇いているがどうしたらいいのか??」と積極的に質問があり、実践に活かしていこうとする意欲が感じられました。
研修で得た知識・技術を実際の患者様に使っていけるように積極的に取り組んでいたとてもいい研修でしたので、皆様にも知ってほしいと思いお知らせします。


※「高齢者認定看護師」は当院の院内認定制度です。