海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

カヌー教室と国際交流、そして右翼の嫌がらせ。

2015-09-20 17:27:10 | 米軍・自衛隊・基地問題

 20日は午前中、辺野古の松田ぬ浜でカヌー教室に参加した。この日は「平和の海 国際交流キャンプin沖縄」という企画で韓国や台湾、アメリカ、ニュージランドなど各地から30人ほどのみなさんが辺野古を訪れ、カヌーを漕ぐということで手伝いをした。

 済州島の米海軍基地建設にカヌーで反対しているというメンバーもいて、1列になりカヌーで円を描いて漕ぎながら声をあげたり、並んでバナーを掲げたり、手慣れた様子で米軍基地反対を訴えていた。そのあとは泳いだり水をかけあったりしながら、辺野古の海を楽しんでいた。

 今日、明日と午後からは各地の取り組み報告や映画上映があるとのことで、明日は名護市の汀間公民館で午後2時半から報告が行われる。明後日22日の夕方からは満月祭りとのコラボでトヌム(韓国伝統農楽)が披露されるとのこと。

 後半はカヌー教室の手伝いをしたが、今日も10人以上の人が参加していた。実際に抗議行動に参加するには、繰り返し練習をして技術と体力を身につけないといけない。当たり前の話だが、漕いだ分しかうまくならない。漕がなければ体力も技術も落ちる。カヌーチームに一人でも多く参加してほしいが、海上で新基地建設に反対するためには努力がいる。ぜひ頑張って練習に励んでほしい。

 昨日から今日にかけてゲート前のテントに対する右翼の嫌がらせ、暴力がひどい。彼らを裏で動かしている者の意図は明白だ。暴力で脅して運動を委縮させ、かつ嫌がらせをして挑発し、衝突が起これば、それを口実に警察権力を導入してテントを強制撤去させよう、という狙いが透けて見える。

 戦争法案が成立したあと、安倍政権は辺野古新基地建設を強硬に進めるためにあらゆる手段を使うだろう。右翼団体を使った反対運動の破壊を許さず、暴力と挑発を社会的に批判していきましょう。ゲート前に集まって、みんなでテントを守りましょう。

 


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