２７日は那覇地方裁判所で東村高江区住民に対する審尋も行われた。那覇地裁近くの広場で開かれた事前集会には、２００名余の支援者が集まったという。基地問題をはじめ色々な裁判が那覇地裁で行われるが、２００名余の支援者が集まるのはそうあることではない。署名も一ヶ月ほどで２５４００筆が集まったということで、それだけ沖縄県民の関心が高く、沖縄防衛局の暴挙に対する怒りが強いことの表れだろう。
この審尋について . . . 本文を読む
昨日は夕方から梅林宏道氏（ピースデポ代表）の講演会を聴きにいった。主催はヘリ基地反対協議会で８０名ほどの参加があった。演題は「オバマ政権と米軍再編」で、世界的な米軍再編やそれと連動した自衛隊のトランスフォーメーション、オバマ政権で国防長官となるロバート・ゲイツの戦略、同じく国務長官となるヒラリー・クリントンが唱えるスマートパワー、アーミテージ・ナイ報告、オバマ・バイディン・アジェンダなどの分析を . . . 本文を読む
「風流無談」第１９回 ２００９年１月１０日付琉球新報朝刊掲載
仲井真知事が訪米中である。ブッシュ政権が幕を閉じる直前の訪米にどれだけの意味があるのか、疑問を抱かずにいられない。オバマ新政権に影響を与え得る人物と接触を図ろうにも、それを実現する人脈や手段を知事は持っているのか。オバマ新政権の対日政策スタッフが確定するのは春頃ということであり、なおかつ、当面は深刻な経済危機や中東情勢などへの対応 . . . 本文を読む
Ｍ：桜ん咲ちぱじみてぃ温くなったんでぃ思とぅたとぅ、昨日から急にぴーくなてぃ。
Ｓ：旧正月前えっとぅや。明日や年ぬ夜えっしが、ソーキ汁じ温たまりばるえんてー。
Ｍ：わったーがふーせーにーや、ぬあまくまじ正月ぅわーぬ鳴き声ぬ聞かりたーしが、なちかさぬやー。
Ｓ：幼稚園ぬばーえったがやー、家ーぬ庭じぅわー解体すーたし憶いとぅんよ。おばーたーが肉切っち、まーすーんかい漬きてぃ保存すーたし、目ーんかい . . . 本文を読む
今日から「第２回今帰仁グスク桜まつり」が開催されます。今帰仁城趾がライトアップされ、夜桜を楽しむことができます。
今日は午後６時から下記のようにオープニングセレモニーが行われます。
☆オープニングセレモニー（点灯式）
日時：２００９年１月２３日（金）午後６時から６時４０分
琉球古典音楽斉唱・琉球舞踊・点灯式
（上原稲子琉舞研究所／新里直子琉舞研究所／金城峰子琉舞愛好会）
ライトアップ . . . 本文を読む
バラク・オバマ新大統領の就任式の報道は、予想通りの過熱ぶりだった。就任式に対する日本側の反応に、アメリカの景気が良くならなければ日本も良くならない、という市民の感想があった。経済面に限らず、政治、文化その他、アメリカの変化が日本の変化に直結しているという認識が目立つのは、ジャパン・パッシングを恐れる声を含めて、日本の対米従属度の深さを示しているようで、何やらもの悲しい。
その〃名演説〃がケネデ . . . 本文を読む
昨日開かれた「ヘリパッド建設反対！沖縄防衛局による住民弾圧を許さない１・２０県民集会」は、主催者発表で５００名余の参加がありました。「集会アピール」を以下に紹介したいと思います。
県民のみなさん。県民の切実な願いを無視して居座り続ける広大な米軍基地から、絶え間なく事件・事故が発生しています。嘉手納基地や普天間基地の耐え難い爆音被害をはじめ、名護市真喜屋区でのセスナ機墜落事故、ホワイトビーチへ . . . 本文を読む
本日（２０日）開かれる集会です。高江のヘリパッド建設を許さず、座り込みを続けている高江区住民を支援するためにみんなで参加しましょう。
「ヘリパッド建設反対！沖縄防衛局による住民弾圧を許さない１・２０県民集会」
１月２０日（火） 午後６時 沖縄県庁前広場
集会後、国際通りを牧志公園までデモ行進もあります。ぜひご参加を！ . . . 本文を読む
イスラエルがガザ地区への大規模攻撃を停止した。言うまでもなくこれは１３００人を超したパレスチナ住民の死＝虐殺を省みたものではなく、反イスラエルの国際世論の高まり及びオバマ大統領の就任式に湧く米国への配慮によるものであろう。ハマスも攻撃停止を表明し、イスラエル軍のガザ地区撤退が始まったようだが、今後も予断を許さない状況が続く。
分離壁でガザ地区をゲットー化し、逃げる場所を奪った上で人口密集地に空 . . . 本文を読む
新聞で琉球大学法文学部教授の玉城政美氏が亡くなったことを知る。私が琉大に入ったのは１９７９年だが、その頃玉城氏はまだ助手だった。「おもろさうし」の構造を分析していて、新しい手法による研究が注目されていた。その後、琉球文学の研究者として多くの実績を上げている。これから積み重ねてきた研究の大きなまとめに取りかかる時期だったろうに、早過ぎる死が残念でならない。ご冥福を祈る。 . . . 本文を読む
昨日、名護市内の古本屋に行ったら、生誕百年作家フェアということで埴谷雄高、松本清張、太宰治、中島敦、大岡昇平の五名が紹介されていた。太宰や中島が三十代で亡くなったこともあって、この五人が同じ１９０９年生まれだったとはけっこう意外だった。インターネットで検索してみると、北九州市の松本清張記念館では、この五名を中心に「一九〇九年生まれの作家たち」という特別企画展が催されている。８月までやっているよう . . . 本文を読む
昨日（１４日）糸満市で不発弾の爆発事故が発生した。現場で作業をしていたユンボの操縦者が重傷を負い、近くの特別養護老人ホームのガラスが１００枚以上割れるという被害が出ている。県内メディアの報道によれば、爆発したのは沖縄戦で使われた米軍の砲弾ということだ。
自衛隊が年間で処理する不発弾のうち、四割は沖縄で見つかったものだという。沖縄の地上戦で日米両軍がいかに多くの爆弾を使用したかが分かるが、この比 . . . 本文を読む
県内紙の報道によれば、沖縄市の旧米軍東恩納弾薬庫地区の跡地に陸上自衛隊第一混成団の射撃訓練場が完成し、今日から使用が始まるという。
〈県内の陸上自衛隊員約二千人が、年間約二百日間、延べ約七千人がライフル銃や機関銃など小火器の訓練を行い、射撃検定に使用する。射場は、長さ三百メートル、幅二十五メートル、面積九千平方メートルの鉄筋コンクリート造の屋内型施設。総工費約十八億円。八人が同時に射撃できる〉 . . . 本文を読む
昨日（９日）の琉球新報夕刊に、訪米中の仲井真知事が元国務副長官のリチャード・アーミテージと会談したという記事が載っている。〈オバマ政権の政策形成に影響のある人に沖縄の問題を注入する〉（又吉進・県基地対策課長）という相手がアーミテージだというのだ。「親日派」と呼ばれているからといって、アーミテージが沖縄県民の「負担軽減」のために基地の「整理縮小」や地位協定改定のために力を尽くしてくれると、仲井真知 . . . 本文を読む
昨日、今日と沖縄も冷え込んでいる。夕方のニュースでは明日は霰が降るかもしれないとのこと。以前見たのはいつか思い出せないくらい、長いこと霰が降るのを見ていない。久し振りに目にしてみたいものだ。
話は変わって、お知らせを三つばかり。
今発売中の『世界』２月号に評論〈沖縄戦「集団自決」訴訟という虚構〉を書きました。宮平秀幸証言や藤岡信勝意見書、梅澤裕陳述書など虚言、嘘、虚構を重ねて大江・岩波沖縄戦 . . . 本文を読む
