海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

嫌でもやらざるを得ない状況がいつまで続くか。

2015-09-21 23:04:31 | 米軍・自衛隊・基地問題

 21日は午前8時過ぎに13艇のカヌーが松田ぬ浜を出発した。ほかに浜ではカヌーの初心者練習も行われた。辺野古崎の岩場付近にはまだネットは張られていない。ただ、フロートやオイルフェンスはあらかた設置されており、いつクレーン付台船が入ってきてもいい状態となっている。

 カヌーは辺野古崎付近と長島の南側の二手に分かれて監視活動を行った。抗議船とメディアを乗せた船の計3隻もフロートの近くで待機し、作業の様子を監視した。午前8時半ごろから作業船が出て、プライベートビーチ沖に浮かぶフロートのあたりで作業を行っていた。

 風上の北東側に朝から雨雲が垂れ込めていて、風雨が予想されたので午前10時過ぎに抗議船に曳航してもらい、松田ぬ浜に引き上げた。着いた直後に雨が降り出し、風も強まった。天候と作業全体の動きを見てこの日は午前中で活動を終えた。

 右翼の襲撃や機動隊による弾圧などゲート前は厳しい状況で24時間体制の監視・阻止行動が続いている。それに比べれば海の方は今のところまだましだ。世間は連休で行楽を楽しんでいるが、辺野古や高江では休む間もなく抗議行動が続けられている。好き好んで抗議行動をやるものは誰もいない。嫌でもやらざるを得ない状況に置かれているから海に出る。

 


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