5月も最終日となった。31日はグングヮチグニチ(旧暦5月5日)で、祖先が使った泉を拝むハーウガミの日だったので、ゥプンジャーガーラ(大井川)沿いにあるヤナジガーを清掃し、拝んできた。
父方の祖父はキシムトゥ(岸本)部落の出身で、そこの人たちが使っていたヤナジガーを年に一度は訪ねているが、来るたびに草木が生い茂ってハブがいそうな状態になっている。
ハブに注意しながら3時間ほ . . . 本文を読む
28日(水)はカヌー5艇と抗議船1隻(平和丸)で海上行動を行った。
午前7時58分頃、カヌーチームは松田ぬ浜を出発し、すぐに平和丸に乗り込んで大浦湾に向かった。
途中、K8護岸の様子を見ると、仮置きの土砂の陸揚げがすでに始まっていた。
午前8時9分頃に長島の間を抜けて大浦湾に出ると、前日から残っていた土砂運搬用のガット船・聖嶺が出ていくところだった。
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5月13日に普天間基地所属のUH-1ヘリコプターが、重さ18kgのバッグを落下させる事故を起こした。
場所は今帰仁村と名護市の境界付近で、7月にオープン予定のジャングリアや住宅、学校、畑などが近くにある場所だ。
その後、米軍や沖縄防衛局員らがバッグを探していたが、見つからないまま23日で陸上での捜索を終了した。
バッグの中には信号炎管が入っていて、自然発火はしないというが、危険物であ . . . 本文を読む
19日(月)は午後12時40分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
この日は5・15平和行進に参加した皆さんが大勢ゲート前に集まり、1回目と2回目の資材搬入が阻止された。
辺野古側埋め立て工区では土砂を運んできて下ろすダンプトラックの動きはなく、ブルドーザーが1台動いて地面を敷き均していた。
K8護岸には土砂を積んだランプウェイ台船が1隻接岸していたが、こ . . . 本文を読む
16日(金)は午前8時45分頃、辺野古弾薬庫近くの歩道から大浦湾の様子を見た。
大浦湾では海底の軟弱地盤の改良工事のため6隻のサンドコンパクションパイル船(SCP船)が設置されている。
写真の2隻並んだSCP船の左側に砂を積んだ台船が横付けされ、砂杭用の砂を移す作業が行われていた。
A護岸の鋼管矢板の打ち込みが進み、弾薬庫側の歩道からも作業が見えるようになっている . . . 本文を読む
16日(金)は午前8時45分頃、辺野古弾薬庫近くの新工事用ゲート前に行き、この日1回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。
市民24人が集まり、ゲート前に座り込んだりプラカードを掲げて、新基地建設に反対した。
沖縄の施政権が返還された1972年5月15日、私は小学校6年生だった。
それから53年間、沖縄の現実を見てきたが米軍基地の実態は変わらず、自衛隊の強化 . . . 本文を読む
県内メディアによれば、13日午後4時頃、今帰仁村湧川区と名護市呉我区の境界付近に米軍普天間基地所属のUH1多用途ヘリが、重さ18kgのバッグを落下させたという。
在沖米海兵隊は「不注意が原因」と発表しているが、人に直撃すれば死亡事故になってもおかしくない。バッグの中には信号炎管が入っていて、山火事になる危険もある。「不注意」ですまされない深刻な事故だ。
落下場所は地元の人ならすぐにジャン . . . 本文を読む
新基地建設問題を考える辺野古有志の会とティダの会では、上の内容で講演会を予定しています。
沖縄戦から80年を迎える今年、自民党・西田昌司参院議員の発言に見られるように、沖縄戦についての歴史認識をめぐる問題が新たに起こっています。
「台湾有事」を口実に沖縄における自衛隊の強化が進められているいま、住民がどのようにして戦争に動員され、犠牲となっていったかを、沖縄戦の実相に基づいて学び直し . . . 本文を読む
5月の庭はあちこちに白ゆりが咲いている。
仲宗根政善『ひめゆりの塔をめぐる人々の手記』(角川文庫)に「白ゆり」と題された一節がある。
〈二十四壕の入り口に白ゆりが一りん美しく咲いた。生徒は行く先幸多しと、何かのようによろこんだ。ところが二、三日たってゆりの花が何者かの手によってちぎられていた。生徒は心なき者のしわざに憤慨し、犯人の捜索にかかった。
その翌日であった。看護勤務の生徒が . . . 本文を読む
現在、防衛省・自衛隊は強い危機感を持って自衛官募集業務に力を入れている。『令和6年版防衛白書』の第Ⅳ部第2章〈防衛力の中核である自衛隊員の能力を発揮するための基盤の強化〉では、2023年2月に設置された「防衛省・自衛隊の人的基盤の強化に関する有識者検討会」の提言を受け、〈部外人材も含めた多様な人材確保〉、〈隊員のライフサイクル全般における活躍の推進〉などの施策が示されている。
自衛官の募集に . . . 本文を読む
1の違反事案の背景には、「特定秘密」に関する自衛隊幹部の認識と判断の甘さに加え、有資格者だけでは業務をこなせない、という人員不足の問題がある。自衛隊にとって人員不足=定員割れの問題は創設以来のものだが、急速に少子化が進むなかでより深刻さを増している。
防衛省・自衛隊のホームページによれば、2024年3月31日時点の自衛官の定員と現員、充足率は以下の通りである。
陸上自衛隊
定員 . . . 本文を読む
以下の文章は2024年10月15日に執筆し、『越境広場』14号(2025年3月25日刊)に掲載されたものです。
7月12日に防衛省は、「特定秘密」の取り扱いなど4つの項目で違反と不正があったとし、自衛官218人の大量処分を発表した。さらに、海上自衛隊のトップである海上幕僚長が責任を取って交代し、事実上の更迭がなされた。処分内容は同日付の「NHK NEWS WEB」が詳細に報じ . . . 本文を読む
写真は5月2日に撮影した美謝川切り替え工事の様子だ。
周辺の森の伐採と盛り土による整地が大きく進んでいる。
A護岸とK9護岸が完成したあと、その内側を埋め立てる土砂として、この一帯は切り崩されて利用される。
辺野古新基地建設は埋め立てによる海の破壊だけではない。こうやってヤンバルの貴重な森も破壊されている。
山止めの鋼矢板に沿って立坑から辺野古ダムをつ . . . 本文を読む
2日(金)は午前11時40分頃、辺野古弾薬庫近くの歩道から大浦湾の様子を見た。
手前に見える白い砂を載せた台船は、バックホウで海底を浚渫しているのだが、周辺を囲った汚濁防止膜の外まで濁りが広がっていた。
向かって左側のサンドコンパクションパイル船(SCP船)・第80光号では、横付けしたクレーン付台船から砂を移す作業が行われていた。砂杭の打設に使われるものだ。
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5月2日(金)は午前11時48分頃、辺野古弾薬庫近くの新工事用ゲート前に行き、この日2回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。
市民13人がゲート前に集まった。午前11時54分頃、最初のミキサー車がゲート前にやってきた。
市民は歌を歌いながら座り込みを続け、機動隊に全員が強制排除されて工事車両が入り始めたのが午後12時15分頃だった。
2回目 . . . 本文を読む