海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

琉球セメント安和桟橋/土砂搬入とガット船への積み込み再開に抗議

2024-08-22 23:54:51 | 米軍・自衛隊・基地問題
 22日(木)は午前7時頃、名護市安和の琉球セメント桟橋に行き、6月28日の交通事故以来止まっていた土砂搬入とガット船への積み込みの再開に対する抗議行動に参加した。  午前7時頃、桟橋ではガット船・國喜18が着岸作業を行っていた。  同桟橋の出口と入口には、すでに市民が50人近く集まっていて、再開されようとする作業に阻止・抗議する準備を行っていた。その後も市民は増え続けた。  出 . . . 本文を読む

「地を這う声のために」第7回の3

2024-08-21 10:13:41 | 米軍・自衛隊・基地問題
 一方で、米軍の那覇空港使用に向けて外堀を埋める策動が進められている。先に触れた「国家安全保障戦略」に基づき、2023年8月25日に「総合的な防衛体制の強化に資する研究開発及び公共インフラ整備に関する関係閣僚会議」が開かれた。その場では「公共インフラ整備」に関し〈自衛隊・海上保安庁の活動上のニーズ〉として次のような議論がなされている。 〈自衛隊及び海上保安庁は、安全保障環境を踏まえ、必要な場合、 . . . 本文を読む

「地を這う声のために」第7回の2

2024-08-21 10:05:38 | 米軍・自衛隊・基地問題
 今年1月10日の午後12時16分頃、大浦湾の海上ヤード建設予定海域で、ランプウェイ台船・第八十八ひなた号に積まれた石材が、船上のショベルカー2台によって海中に投下された。当初示されていた12日から前倒しして、日本政府・防衛省は大浦湾側での工事を開始した。これから9年3ヶ月かけて埋め立て工事と滑走路などの建設を行い、米軍に引き渡すまで12年を要するという。  しかし、最深で海面から90メートルと . . . 本文を読む

「地を這う声のために」第7回の1

2024-08-21 10:02:18 | 米軍・自衛隊・基地問題
 以下に紹介する文章は、『越境広場』13号(2024年4月28日発行)に掲載された「地を這う声のために」第7回です。3回に分けて本ブログに載せます。    2024年は元旦から能登半島地震が発生し、翌2日には羽田空港で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突事故を起こすなど、激動の1年となることを予感させる事態が続いている。  沖縄から見れば、その事態は昨年末の辺野古新基地建設をめぐる国 . . . 本文を読む

「イミダス/Imidasu」のインタビュー記事

2024-08-15 23:48:03 | 米軍・自衛隊・基地問題
 「イミダス/Imidasu」のホームページに、ノンフィクションライター・ビデオジャーナリストの木村元彦さんによるインタビュー記事が載っている。 作家・目取真俊が語る。教科書には書かれない沖縄戦の“実相” | 時事オピニオン | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス  ご一読ください。   . . . 本文を読む

無関心領域

2024-08-13 23:10:56 | 米軍・自衛隊・基地問題
 夏の庭ではプルメリアの花も咲いている。枝や幹が柔らかく折れやすいが、2メートル半ほどの高さに成長している。  20年前の8月13日は東京にいた。夕方のニュースで沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落したと短く報じられ、そのあとホテルのテレビを見続けた。  だが、ナベツネの巨人オーナー辞任やアテネオリンピック開会式の報道ばかりで、ヘリ墜落事故については報じられない。  沖縄では大騒ぎになっているだ . . . 本文を読む

金儲けのためならなんでもありか?沖縄の自然を破壊し、軍事基地を造る者たち

2024-08-09 23:13:04 | 米軍・自衛隊・基地問題
 9日(金)はカヌー6艇と平和丸1隻で海上行動を行った。  カヌーチームは午前7時58分頃、松田ぬ浜を出発し、辺野古崎を目指して漕いだ。  K4護岸の途中で平和丸に乗り込み、長島の間を抜けて大浦湾に出た。  サンゴ移植の作業船は午前7時50分頃に辺野古漁港を出て、カヌチャ沖でサンゴの移植を始めたばかりだった。  フロート外で作業している船は、カヌーが近づくとダイバーが海から上が . . . 本文を読む

大浦湾でサンゴの移植作業に阻止・抗議行動/辺野古側埋め立て工区と大浦湾の様子

2024-08-07 20:32:24 | 米軍・自衛隊・基地問題
 7日(水)はカヌー2艇と平和丸1隻で海上行動を行った。  参加者は少なかったが、これまでの経験に踏まえて状況判断を的確にし、臨機応変に対応して効果的に行動できた。  午前8時前にカヌー2艇が松田ぬ浜を出発した。航路付近で平和丸に乗り込み、大浦湾に移動した。  午前8時28分頃、カヌチャ沖ではサンゴの移植作業が始まっていた。  前日、大型サンゴの移植が行われたという現場に行き、 . . . 本文を読む

海上監視活動/大浦湾にランプウェイ台船などが戻る

2024-08-05 22:50:16 | 米軍・自衛隊・基地問題
 5日(月)は平和丸1隻を出して、海上から工事の様子などを監視した。  午後1時32分頃、平和丸に乗って辺野古漁港から出港しようとすると、サンゴの移植作業を終えた船が入れ違いで戻ってきた。  航路から沖に出て大浦湾に向かおうとしたが、ランプウェイ台船などが入ってくるところで海保の規制が予想され、波が高かったこともあってUターンし、辺野古側の海域からが工事の状況を確認した。 . . . 本文を読む

辺野古新工事用ゲート前抗議行動/埋め立て工区と大浦湾

2024-08-02 23:18:14 | 米軍・自衛隊・基地問題
 8月に入った。2日(金)は午前8時50分頃、名護市辺野古の新工事用ゲート前に行き、この日1回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。  市民15人が参加し、ゲート前に座り込んで機動隊に強制排除されたあとも、歩道でプラカードを掲げてゲートに入っていく工事車両に抗議した。  生コンのミキサー車や生コンプラント用のセメント、砂などのほかに根固め袋材用の小 . . . 本文を読む

二つの記者会見

2024-08-01 12:32:10 | 米軍・自衛隊・基地問題
 31日(水)は沖縄県庁記者クラブに行き、午後3時から行われた新基地建設問題を考える辺野古有志の会とティダの会の記者会見に参加した。  両会はこの間、陸上自衛隊第15旅団のホームページに旧日本軍・牛島満司令官の辞世の歌が載っていることについて、同旅団に削除を求める要請を行ってきた。  それに対し同旅団は、「本土復帰直後の歴史的事実を示す資料として」載せているので「削除しない」と返答している . . . 本文を読む

オイルフェンスや汚濁防止膜の再設置に抗議/K8護岸近くでジュゴンのはみ跡か

2024-07-30 23:59:03 | 米軍・自衛隊・基地問題
 30日(火)は午前、午後ともにカヌー6艇と抗議船1隻(平和丸)で海上行動を行った。  午前8時8分頃、カヌーチームは松田ぬ浜を出発した。  航路付近で平和丸に乗り込み、沖を通って大浦湾の長島近くに移動した。  前日の海上行動の際、カヌーメンバーの一人がK8護岸の先端から30メートルほどの所で、ジュゴンのはみ跡らしきものを撮影したとのことで、午前中はまず、他にもはみ跡がないかを調べた . . . 本文を読む

安和の琉球セメント桟橋前での集会

2024-07-29 22:41:29 | 米軍・自衛隊・基地問題
 29日(月)は午前10時から安和の琉球セメント桟橋前で、オール沖縄主催の集会が開かれたので参加した。  交通事故で亡くなった方を哀悼し、事故が起こった当時の状況説明や、大けがを負った方の近況や決意などが報告されていた。  沖縄の住民が、なぜ何十年にもわたって米軍や自衛隊の基地に対し反対せざるを得ないのか。言うまでもなく、過重な負担を背負わされ、事件や事故の被害が絶えないからだ . . . 本文を読む

美謝川切り替え工事と羽地内海の様子

2024-07-27 23:23:27 | 米軍・自衛隊・基地問題
 27日(土)は海上行動チームで、台風対策で片付けてあったテントなどの再設置を行った。  帰りに美謝川切り替え工事の様子を見た。  写真は午後2時48分頃の様子だが、辺野古ダム近くでは鋼矢板の圧入作業が続けられていた。  国道329号線の西側の森は大きく切り崩され、赤土がむき出しになって、土砂の移動や測量作業が行われていた。  午後3時18分頃、羽地内海 . . . 本文を読む

台風対策/羽地内海や大浦湾の様子

2024-07-22 22:53:14 | 米軍・自衛隊・基地問題
 22日(月)は午後から海上鼓動メンバーで台風対策を行った。   浜のテントやプレハブ小屋横のテントを片づけ、台風3号に備えた。  午後2時47分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見ると、土砂投入などの工事の動きはなく、K1~K4護岸周辺に張り巡らしているオイルフェンスも埋め立て地に片づけられていた。  午後3時14分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。 . . . 本文を読む