先月から入院していた糖尿病をこじらせた猫ちゃん、
無事に帰っていきました。
半月に渡る入院に耐え、元気に佐渡の自宅に帰っていきました。
元気になって退院していく姿を見るのは、獣医さん冥利につきます。
夜な夜な見回りをした甲斐があった、院長・浅井です。
糖尿病性ケトアシドーシスという重い状態からの回復でした。
徹底的に理論通り・基本通りに検査と治療を進めた結果、
よい状態にたどりつきました。
前半の一週間はきつかったです。
毎日数回、血糖値と電解質測定をおこない、そのつど微調整・・・。
手間はかかったけれど、結果はうまくいったわけです。
インスリンの適正な投与ができれば、当面は心配ないでしょう。
常に悪くなる可能性はあるのですが、病気と上手に付き合うことが重要です。
猫には、糖尿病がよく起こります。
Ⅱ型糖尿病、つまりインスリンは出ているけれど効きが悪いことが多いとされます。
こじれてくると、インスリンがずっと必要なⅠ型の状態になってしまいます。
飼い主さんには毎日の注射という手間がかかります。
子供(動物)自らは、自分でインスリンを打つことはできません。
親(飼い主さん)が打ってやることがこのような場合には必要となります。
食べ過ぎや運動不足が原因というよりは、猫族全般の体質的な側面が強いと感じます。
猫はちょっと興奮しただけでも、極端な高血糖がおこる動物です。
正常値も人間とは全然違います。
最近はいつ頃から血糖値が高かったのか判定する検査も普通に行われています。
高血糖を生じる他の疾患もまれにあるため、注意が必要です。
猫ではかなり珍しいクッシング症候群を昨年は2件診断しました。
両者とも獣医大学でMRI検査を実施、下垂体の腫瘍を確認しています。
高血糖=糖尿病=インスリン枯渇・・・そう単純ではないのです。
内科って奥深いなあ、と感じる今日このごろです。
無事に帰っていきました。
半月に渡る入院に耐え、元気に佐渡の自宅に帰っていきました。
元気になって退院していく姿を見るのは、獣医さん冥利につきます。
夜な夜な見回りをした甲斐があった、院長・浅井です。
糖尿病性ケトアシドーシスという重い状態からの回復でした。
徹底的に理論通り・基本通りに検査と治療を進めた結果、
よい状態にたどりつきました。
前半の一週間はきつかったです。
毎日数回、血糖値と電解質測定をおこない、そのつど微調整・・・。
手間はかかったけれど、結果はうまくいったわけです。
インスリンの適正な投与ができれば、当面は心配ないでしょう。
常に悪くなる可能性はあるのですが、病気と上手に付き合うことが重要です。
猫には、糖尿病がよく起こります。
Ⅱ型糖尿病、つまりインスリンは出ているけれど効きが悪いことが多いとされます。
こじれてくると、インスリンがずっと必要なⅠ型の状態になってしまいます。
飼い主さんには毎日の注射という手間がかかります。
子供(動物)自らは、自分でインスリンを打つことはできません。
親(飼い主さん)が打ってやることがこのような場合には必要となります。
食べ過ぎや運動不足が原因というよりは、猫族全般の体質的な側面が強いと感じます。
猫はちょっと興奮しただけでも、極端な高血糖がおこる動物です。
正常値も人間とは全然違います。
最近はいつ頃から血糖値が高かったのか判定する検査も普通に行われています。
高血糖を生じる他の疾患もまれにあるため、注意が必要です。
猫ではかなり珍しいクッシング症候群を昨年は2件診断しました。
両者とも獣医大学でMRI検査を実施、下垂体の腫瘍を確認しています。
高血糖=糖尿病=インスリン枯渇・・・そう単純ではないのです。
内科って奥深いなあ、と感じる今日このごろです。
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