稀なことではありますが、手術で使う糸に異物反応が生じてしまい、その糸の周囲がシコリになってしまうことがあります。
「縫合糸肉芽腫」と言います。
以前、一般的に使用されていた絹糸(けんし)はその中でも反応が強く起こるとされ、私も経験があります。
体側は異物を排除しようとして過剰に反応し、結局排除できないから固めてしまおうとする・・・、
生体の免疫反応が過剰応答してしまうわけですね。
最近の糸はモノフィラメント(撚り糸でない)タイプが選べますし、
吸収糸(しばらくすると溶けてしまう)も種類が選べるので重宝しています。
絹糸を使うことって本当に減りました。というか無くなりました。
ここ一番で、しっかりグリップの効いた結紮をしたい場合は、使いたくなるのですが、
ここは我慢です。体の中に残したい素材ではないからです。
かえって医療用のワイヤーのほうが異物反応が低いとされているので、
特にノラ猫の不妊手術では、してあることを示すためにわざとワイヤーを使っています。
使い勝手は最悪ですが!(結びにくい!!)
「縫合糸肉芽腫」と言います。
以前、一般的に使用されていた絹糸(けんし)はその中でも反応が強く起こるとされ、私も経験があります。
体側は異物を排除しようとして過剰に反応し、結局排除できないから固めてしまおうとする・・・、
生体の免疫反応が過剰応答してしまうわけですね。
最近の糸はモノフィラメント(撚り糸でない)タイプが選べますし、
吸収糸(しばらくすると溶けてしまう)も種類が選べるので重宝しています。
絹糸を使うことって本当に減りました。というか無くなりました。
ここ一番で、しっかりグリップの効いた結紮をしたい場合は、使いたくなるのですが、
ここは我慢です。体の中に残したい素材ではないからです。
かえって医療用のワイヤーのほうが異物反応が低いとされているので、
特にノラ猫の不妊手術では、してあることを示すためにわざとワイヤーを使っています。
使い勝手は最悪ですが!(結びにくい!!)
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