日々の出来事

当院の出来事を紹介します

子供の発言にはっとして

2009-12-28 17:40:50 | Weblog
 昨日、小1の次男と本屋さんに行き、本を買ってやりました。
彼は仮面ライダーかなんかが出ている、テレビくんとかいう雑誌を選びました。
でも、これはお母さんだと買ってくれない雑誌だったようなことを言うので、
「では、買ったことは内緒だよ」という話にしました。
当然、小1なので黙っているわけもなく、「内緒って言ってたよ・・・」
としっかり報告しておりました。

 子供の発言に、はっとさせられることがけっこうあります。
帰りの車の中で、
  「内緒だよ」っていうことは、「お母さんに嘘をつくっていうこと?」
と聞いてきたので、言葉の使い方は難しいなと感じました。
(幼稚園の先生の悩みのようだ)

 飼い主さんに動物の病気を説明する際、言葉の使い方や受け取られ方に気を使っています。
いくつもの病態が重なっていて複雑になっていると、お互いにこんがらがってしまいます。
平易な言葉を用いたり図を書いたりして、わかりやすくなるように努力しています。
完治は無い、っていうことは死ぬっていうこと、みたいに捉える方もでてきます。
癌を抱えていても共存してしてしまっていて進行せず、長生きしている犬猫もけっこういるものです。

内緒にしておこうね、が嘘をつく事になるのかという問いかけは、
子供の成長過程としては当然の反応だったのかもしれません。
まあ、本人は初めから隠す気もなかったようですが・・・