諏訪旅行の二日目に最初に行ったのは、諏訪大社の上社です。
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実は、諏訪大社上社は、中央高速の諏訪インターの近くにあります。
なので、効率よく廻るように、順番からいったら、
一番最後に廻って、その後、高速に乗って帰るのが普通です。
けれども、どうしても朝一に回りたいと、カミサンが言うので、
仕方なく朝一番で諏訪湖畔にあるホテルを出て諏訪インター方面に行き、
また諏訪湖方面に戻って観光し、また諏訪インターに戻って高速に乗ると言う、
何度も行ったり来たりややこしい、無駄のある回り方をしてしまいました。
けれど、朝一で行ったおかげで、大変貴重なものを見ることが出来ました。
まず行ったのは、上社の前宮です。
上の写真は参道の中ほどにある、二番目の鳥居(二の鳥居?)です。
中央の石段には、板が敷かれています。
ここを御柱を人の力だけで引っ張りあげます。
諏訪の御柱は、切り出しから、山を下り、川を渡り、町を引き回し、
神社の四方に建てるまで、全て人力のみで行われます。
↑参道から見た山の風景です。まだ桜がたくさん咲いていました。
↑こちらが拝殿です。
↑前宮、一の御柱です。
↑こちらが、二の御柱です。とても綺麗な小川が流れています。
↑こちらは、三の御柱です。
クレーンがありますが、後片付けのためで、これで柱を立てたわけじゃないですよ。
↑こちらは、四の御柱です。
↑そろそろ上社の本宮のほうへ行こうかなと思ったら、
社務所の前に、こんな大きな木槌が置いてありました。
何かな~っと思って見ていると、
祭りのはっぴを着た親切な地元の方が、
「これから、地固め神事というのがあって、それに使うんです。
良かったら見て行ってください」と、おっしゃいます。
それはぜひとも見て行こうと言うことになりました。
なにしろ、七年に一回の神事ですから、こんな幸運は無いと思いました。
↑一の御柱の前に祭壇が作られています。
↑神主さん(神職さん、宮司さん?)たちが雅楽の演奏の中進んでこられました。
↑地固め神事の始まりです。祝詞が上げられます。
建て御柱は観光客でごった返し、テレビ中継もあるし、ブラスバンドの演奏もあるといった
たいへん賑やかなものですが、こちらの神事は地元の方たちだけで厳かに執り行われます。
↑そして、大きな木槌で柱の四方を固めていきます。
この地固めをを四本の柱で順に行っていきます。
神事はけっこう長い時間がかかりましたが貴重な体験が出来ました。
その後、前宮を後にし、本宮へ移動しました。
↑本宮でも地固め神事の準備がされています。
神主の方たちも前宮から本宮へ来られて、神事が始まりました。
↑前宮と同じように四本の柱のそれぞれの四方を固めていきます。
↑一の御柱を後ろから見た所。
山から町中を引き回したので、後ろ側が削れて平らになっています。
↑この門は普段は閉じていますが、御柱祭の時には開けられます。
「四脚門」といって、徳川家康が寄進した門だそうです。
通ることは出来ないんですけどね。
↓宮司さんたちと地元の方たちが神事を終えて祝詞を上げています。
こうして偶然から七年に一度しかない貴重な神事に立ち会うことが出来ました。