ベイエリア独身日本式サラリーマン生活

駐在で米国ベイエリアへやってきた独身日本式サラリーマンによる独身日本式サラリーマンのための日々の記録

Marinated pork tocino

2016-08-01 22:45:52 | 食材
 Marinated pork Tocinoはフィリピン料理の食材だ。和訳するとおそらく“Tocino味にマリネされた豚肉”となるだろう。Marinated pork tocinoはフィリピン系のスーパーマーケットであるSeafood Cityに売られている。このSeafood Cityというスーパーはサウスサンフランシスコ市にあって、魚介類の新鮮さもさることながらフィリピン系の食材も豊富で、フードコートにも面白そうな惣菜が並ぶ。このSeafood Cityの規模と賑わいを目にすると、普段の生活ではなかなか出会うことのないフィリピン系の人々が、実はかなりの勢力でベイエリアに暮らしていることがわかるだろう。

この食材の特長は以下の通りだ。参考にしてもらいたい。

①売ってある場所
お店の一番奥が鮮魚コーナーと精肉コーナーになっている。精肉コーナーは奥の右手で、鶏豚牛の様々な部位や成分が堂々と並べられているので、逆に食欲が失せてしまう神経質な独身日本式サラリーマンもいるかも知れない。Marinated pork Tocinoはその区画の島式の冷蔵棚の端に、ビニルのパックに梱包された状態で売られている。Tocino味の他にいくつかの味でマリネイティッドされてある豚や牛と一緒に並べられているのだ。

②見た目
カラメル色のタレ(おそらくこれがTocino)に漬込まれた豚肉はやや傷みかけかも知れない、赤身が弱く黒ずんで見える。もしかしたら、売れ残って廃棄になりそうな豚肉を急いで漬込んで売っているのかも知れない。1パウンド5ドル程度の格安であることもそうした疑いを掻き立てられる。ただし、肉は傷みかけが最も旨いとされていることを知っているグルメ通の独身日本式上流サラリーマンにとっては、この黒ずみこそが食欲を掻き立てられる要素になるだろう。

③正しい調理方法
既に味付けされているため、少量の油と共にフライパンで炒めるだけだから、独身日本式サラリーマンにも簡単に調理できる。ただしここで正しい調理方法を記しておく。
1.切る 
日本のばら肉のように、薄く切られた状態で売られているので、日本人にはうれしい。しかし1枚が大きいので細かく切ることだ。
2.両面十分に焦げるまでしっかりと炒める
これがとても大事だ。
十分炒めて香ばしい焦げを作り、油分・水分を落とさないと気持ち悪くなる。
3.野菜と一緒に
炒め終わったころに、オクラを投入して少しだけ水を加えて蒸す。もしくはサンチュのような葉物を用意して包んで食べることだ。そうしないと油っぽく、味が濃いのでややしんどい。

④味
タレは焼肉のたれ甘口の味で、甘くて美味しい。肉もしっかりと豚肉の味がし、弾力があって“肉を食べている”ことを十分に感じられる。オクラの歯ごたえと中のヌルヌルともよく合う。もちろんビールにも最適だが、やや辛みが欲しくなるので。七味を混ぜたりするとよい。もしくは炒めている間に生姜を加えてTocinoプラス生姜焼にしても美味かも知れない。

1パックに500g程度入っているから、一気に炒めて半分はタッパーに入れて翌日に食べよう。また、アメリカのアパートメントの火災報知器は感度が非常に良いので、このMarinated pork Tocinoを十分に焦がす間に反応してしまうかも知れない。その止め方を予め調べておかないと、隣人を不安にさせる。

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