午前5時半には島原港沖に錨泊。
船がいかりをおろして1か所にとどまることを
錨泊(びょうはく)と言います。
長崎県の南東、橘湾と島原湾の間に突き出た
島原半島の東側には城下町にして水の都、
火山と歴史の島原市があります。
にっぽん丸と岸壁間は通船(小型ボート)での送迎。
島原港沖では、現地の定期船が多く運航されているため、
定期船との調整を行ったスケジュールでの運航でした。
島原を訪れるのはこれが3度目です。
1991年1月の旅では、前年噴火し噴煙を上げていた普賢岳。
2月には再噴火し、その後も噴火を続け土石流が発生。
6月には報道、消防関係者を中心に死者43名の
大惨事になった火砕流が発生したのです。
その噴火活動でできた溶岩ドームを「平成新山」と命名。
終息宣言が出されたのは1996年5月でしたが、
旅をした後だっただけに大自然の驚異に関心も高まり、
深く脳裏に焼きついています。
そして、4月16日に起きた熊本や大分を襲った大地震。
島原の対岸にある熊本へはフェリーで60分程。
市内にある菩提寺の墓石も気にはなりつつも
最終通船が14時50分では諦めるしかありません。
この日のオプショナルツアーは、
島原の散策2時間と6時間のコース、
「雲仙・九州ホテル」の昼食と温泉入浴などがあり、
参加者を乗せた通船が島原の岸壁を目指していました。
自由行動をする人の通船は、9時10分、10時20分、
11時40分、13時5分の4本。
<朝食のメニュー>
薄上げと茄子の味噌汁(島原産の麦みそ使用)
さごしの塩焼き 卸し大根、玉子豆腐 百合根餡かけ
長崎県産 鱧天の含め煮、若竹煮、
牛肉と独活皮の当座煮、本日の粥(にら玉粥)
2016.5.1