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伊豆半島の中央部を貫く下田街道は、
川端康成の小説『伊豆の踊子』の舞台。
浄蓮の滝の入口には『伊豆の踊子』像が立ち、
ここから主人公が踊子たちと出会った
「天城山隧道(旧天城トンネル)」や
宿泊した「福田家」や「二階滝」「河津七滝」などの
素晴らしい見どころがあります。
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駐車場からもこのように浄蓮の滝は見えますが、
間近に見るには200段程の階段を下ります。
(5日後、この駐車場から自動車の落下死傷事故が)
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周囲は夏でもヒンヤリとするそうですが、
動いていないとカラダが冷えてきます。
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途中の「滝見茶屋」で、滝を見ながら一休み、
わさびの販売もしています。
「天城国際鱒釣場」があり、美しい滝を眺めながら
渓流釣りも楽しめるようです。
沢に沿ってワサビ田が広がる光景が見られますが、
関係者以外立入り禁止となっています。
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滝は狩野川の上流部、天城山の北西麓を流れる本谷川にあり、
1万7000年前に伊豆東部火山群の鉢窪山スコリア丘が
噴火した際に流出した玄武岩溶岩流を流れ落ちる直瀑です。
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約2000万年前、伊豆は本州から数百km南、
現在の硫黄島付近の緯度にあり、
日本列島の仲間入りを果たしたのが約60 万年前。
二重三重の地質学的特異性が、多くの美しい景観や
温泉を有する現在の伊豆半島を形成しています。
伊豆半島は、世界のどこを探しても同種の例を見ない、
地球上の特異点とも言える場所となっているのです。
災害も少なくはありませんが、
伊豆は何度も訪れたくなる魅力に溢れています。
この旅では、天城トンネルは通行止めでしたが、
湯ヶ島・湯ヶ野温泉に1泊し、歩いて天城越えしたいです。
その前に『伊豆の踊子』を読まないと。
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かつて滝の左岸付近に「浄蓮寺」という寺院があり、
「浄蓮の滝」という名称がついたと伝わります。
滝壺にはジョロウグモの化身が棲むとの伝説もあります。
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高さ約25m、幅約7mの伊豆半島最大級の滝。
岩盤には柱状節理が見られます。
滝壺の深さは15mあるとか。
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滝の脇には、演歌歌手・石川さゆりのヒット曲
『天城越え』の歌碑がありました。
『♪九十九(つづら)折り 浄蓮の滝 ...
あなたと~越えたい~ 天城越~え~♪』
静岡県伊豆市湯ヶ島
2022.10.31
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