まるみのあっちこっち巡り

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日本の滝100選 中伊豆の名瀑 浄蓮の滝

2022-11-28 15:47:52 | お出かけ 中部



伊豆半島の中央部を貫く下田街道は、
川端康成の小説『伊豆の踊子』の舞台。

浄蓮の滝の入口には『伊豆の踊子』像が立ち、
ここから主人公が踊子たちと出会った
「天城山隧道(旧天城トンネル)」や
宿泊した「福田家」や「二階滝」「河津七滝」などの
素晴らしい見どころがあります。







駐車場からもこのように浄蓮の滝は見えますが、
間近に見るには200段程の階段を下ります。
(5日後、この駐車場から自動車の落下死傷事故が)







周囲は夏でもヒンヤリとするそうですが、
動いていないとカラダが冷えてきます。







途中の「滝見茶屋」で、滝を見ながら一休み、
わさびの販売もしています。
「天城国際鱒釣場」があり、美しい滝を眺めながら
渓流釣りも楽しめるようです。

沢に沿ってワサビ田が広がる光景が見られますが、
関係者以外立入り禁止となっています。







滝は狩野川の上流部、天城山の北西麓を流れる本谷川にあり、
1万7000年前に伊豆東部火山群の鉢窪山スコリア丘が
噴火した際に流出した玄武岩溶岩流を流れ落ちる直瀑です。







約2000万年前、伊豆は本州から数百km南、
現在の硫黄島付近の緯度にあり、
日本列島の仲間入りを果たしたのが約60 万年前。

二重三重の地質学的特異性が、多くの美しい景観や
温泉を有する現在の伊豆半島を形成しています。
伊豆半島は、世界のどこを探しても同種の例を見ない、
地球上の特異点とも言える場所となっているのです。

災害も少なくはありませんが、
伊豆は何度も訪れたくなる魅力に溢れています。

この旅では、天城トンネルは通行止めでしたが、
湯ヶ島・湯ヶ野温泉に1泊し、歩いて天城越えしたいです。
その前に『伊豆の踊子』を読まないと。







かつて滝の左岸付近に「浄蓮寺」という寺院があり、
「浄蓮の滝」という名称がついたと伝わります。
滝壺にはジョロウグモの化身が棲むとの伝説もあります。







高さ約25m、幅約7mの伊豆半島最大級の滝。
岩盤には柱状節理が見られます。
滝壺の深さは15mあるとか。







滝の脇には、演歌歌手・石川さゆりのヒット曲
『天城越え』の歌碑がありました。
『♪九十九(つづら)折り 浄蓮の滝 ...
あなたと~越えたい~ 天城越~え~♪』

静岡県伊豆市湯ヶ島

2022.10.31


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