まるみのあっちこっち巡り

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日本100名城 国宝 松本城

2019-08-06 13:15:21 | 日本100名城



黒漆塗り下見板張の美しい天守は、その色から
市民から「烏城」と呼ばれて親しまれている城です。
四百年余の風雪に耐えた黒い城に
薄いピンクの桜が春を告げています。







現存する日本最古の天守は、複合連結式層型五重六階、
大天守と小天守、辰巳附櫓のバランスのとれた絶妙な配置で
見るものを圧倒し、感動を与えてくれます。







戦うための黒い堅固な天守と、平和な時代になって
造られた優雅な辰巳附櫓・月見櫓。
数々の築城技術を今に伝えている国宝・松本城は、
戦国時代に造られた深志城が始まりです。







天守と乾小天守のある石垣造りの近世城郭に
改築したのは、石川数正・康長父子で、
1593年~1594年のことと考えられているそうです。

写真左端が月見櫓ですが、天守に月見櫓が隣接している例は、
松本城の他は残っていないという優美で風流なもので、
1634年徳川家康の孫・松平直政によるものです。







天守から見た内堀と朱色の埋橋、松本の街を一望。
ここからの眺望を楽しむのはなんと33年ぶり三度目。
チケットを購入すればすぐに登城できだのに、
今の「城人気」を実感するまるみです。







行列が少し短くなったようですが・・・。







譲り合って、上ったり下ったりしないと危ないですよ。
シニアの方や子どもに注意して!

天守閣の外からは5階に見えますが、内部は6階になっていて
窓のない暗い部屋(天守3階)があります。
戦の時に武士が集まるところで、敵には秘密の階でした。







昭和27年国宝に指定されたのですね。

明治維新後、天守が競売に出されるも地元有力者などにより、
天守を買い戻し、保存会を立ち上げて12年間がかりの
明治の大改修を終え、天守倒壊の危機を救った、
地元を愛し、守った多くの人々がいたからこそで感動です。







別名:深志城
種別:平城
築城年:1593年~1594年
築城者:石川数正・康長
天守の構造・形態:五重六階 木造(現存)

長野県松本市丸の内4-1

2019.4.14

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