アカデミー賞の作品賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、
撮影賞、歌曲賞、脚色賞、録音賞の8部門にノミネート。
もう一度観ておきたい、聴いておきたいと映画館へ。
3つあるスクリーンの一番客席数の少ないスクリーンでの
上映でしたが、中央から後方に残った1席を確保。
やがて満席になり、各回とも満席になったようでした。
二人のアーティストが実在するかのような
ドキュメンタリー映画を観ているようにリアリティ。
ジャクソンを演じるブラッドリー・クーパーは、
歌うのも監督をするのも初めてなのにそうは見えません。
スター誕生の陰に生まれるスターの終わり、
アルコールやクスリに溺れ、聴力を失いつつあるミュージシャン。
そこに現れた才能豊かで可能性を秘めたアリー、
二人は恋に落ち、結婚したものの・・・。
「スター誕生」は、過去3回映画化されていますが、
家族が登場するのは初めてのことで、
ジャクソンの兄を演じるサム・エリオットが
渋い演技を披露し、74歳にして初のオスカー候補。
タイトルは「A STAR IS BORN」ですが、
ジャクソンの姿、表情の変わりようが印象深く頭から離れません。
ジャクソンの脆いけれど、美しい人間性を描いているようです。
切なくて泣ける映画であることに変わりありませんでした。
監督・制作・脚本:ブラッドリー・クーパー
出演:レディー・ガガ/ブラッドリー・クーパー
サム・エリオット
2018年アメリカ/136分
ヒューマントラストシネマ渋谷
2018.1.28