まるみのあっちこっち巡り

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GW「ノルウェージャン ジュエル」南国の楽園夏色クルーズ 基隆の観光へ①

2018-11-03 09:13:31 | 2018GWノルウェージャンジュエル 南の島クルーズ


基隆港から市内のアクセスはとて便利で徒歩圏内、
台北行きの列車が発着する基隆駅も港から徒歩圏内です。

西岸からは、徒歩でおよそ5分程、
東岸からも徒歩でおよそ12分程になります。







東岸クルーズターミナル横にもタクシー乗り場があり、
九份への所要時間は30分程で、片道約600台湾ドル程とか。
故宮博物院へは50分程で、片道約1000台湾ドルだそうですが、
通勤時間帯は渋滞しますから余裕を持って計画しましょう。







これまたスゴイ量の食料品が積み込まれるようです。
基隆を出港すると2日間終日航海となりますから
こちらで食料品を調達することは重要なことになります。







まるみが利用した客室も見えています。
船尾バルコニーの中央です。

船友さんたちは、台北に出かけるので、
ここから手を振ってお見送りしようと思いましたが、
レストランで朝食をとっていたときに出かけたのでしょう。
残念ながらお見送りできませんでした。







基隆の街から見ると港はこのように見えています。







こちらが、東岸クルーズターミナルです。
まるみは地図を持ち、徒歩での観光となります。







タクシーやバイクが多いという印象です。

さて、台湾の侯孝賢監督の映画『悲情城市』をご存知でしょうか。
日本統治時代の終わりから、中華民国が台北に遷都するまでの
台湾社会が描かれている1989年の作品ですが、
ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞しています。







主なロケ地は九份ですが、ここ基隆もロケ地の一つです。
義重町には岸田呉服店があり、こちらでも撮影が行われました。
親日家が多いと言われる台湾ですが、
今も台湾人の心を揺さぶり続けるのが「悲情城市」です。

舞台となった九份は、この作品の成功によって
台湾でも屈指の観光名所となりましたが、
基隆港へ入港するのをバルコーニーから眺めていると
この映画のシーンが蘇ってきました。

日本では、九份は宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」の
モデルになった街としてのほうが有名だと思います。







二・二八事件によって家族が崩壊してゆくありさまと
インテリ青年らの逮捕・投獄・処刑を目撃し、
時代の荒波に身をさらしてゆく
聾唖のトニー・レオン扮する主人公の姿が
あまりに切なくて忘れられない作品の一つなのです。

台湾・基隆

2018.5.3
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