映画 幸せをつかむ歌

メリル・ストリープと実の娘メーミー・ガマーが、
映画でも娘役として出演し、微妙にすれ違う母と娘の関係を
リアルに演じての共演が実現しました。

しかも、母はロックミュージシャン。
大女優メリルがエレキギターを猛特訓して披露。

「今宵、フィッツジェラルド劇場で」「マンマ・ミーア」
「イントゥ・ザ・ウッズ」などでも美しい歌声を披露してきた
メリルですが、66歳にしてロックミュージシャンです。

女優になる前にオペラ歌手志望で訓練を受け、
絶対音感の持ち主であるメリルだからできること。

しかも、何をしても様になるというのか
彼女だからできるオンリーワンでナンバーワンの演技。
娘のために人肌脱いで、幸せをつかむためには、
こうするのよと導いているかのようです。

夢を求め、自分らしく生きてきた、
辛く哀しい思いをした分、強くもなれた母親をメリルが演じ、
母にも夫にも捨てられ、自殺まで試みた
娘をメイミーが演じています。

リアルに演じてはいますが、実際のメリルは、
４人のお子さんの子育て中は仕事もセーブ、
家庭も大事にしている稀有な大女優でレジェンド。

メリルの作品は見逃せないので映画館へ行けば満席。
前から２番目の席で、少々首も痛くなりましたが、
人生を彩る音楽にも感動の涙を流したまるみでした。

出演：メリル・ストリープ、メーミー・ガマー、
リック・スプリングフィールド

ヒューマントラスト有楽町

２０１６．３．２９