江戸時代、諸大名にとって幕府への献上は参勤交代同様の義務。
将軍への忠誠を表わす重要な行事でもあったのです。
佐賀・鍋島家も江戸時代初頭には中国から輸入した
陶磁器を献上していたのですが、中国の内乱で入手困難になり、
献上品にふさわしい焼き物として、鍋島焼を創出します。
盛期の鍋島焼を中心に名品の数々が展示されるとともに
鍋島家に伝わる形や意匠などを記した図案帳も展示されています。
献上品としての性質上、将軍に対して
失礼にあたらない吉祥・慶祝の意味を持つ文様が好まれ、
人・動物を描いたものはほとんどありません。
1610年代に待望の国産磁器(伊万里焼)ができ、
1650年代末には西欧向けに輸出するまでになりましたが、
17世紀には中国との価格競争に敗れ、
国内向きにシフトされていった日本の陶磁器。
(歴史は繰り返されているのですね)
オランダのデルフト焼などにも影響を与えましたが、
デルフトを旅行してから特に興味を持った鍋島焼や伊万里焼、
じっくりと鑑賞してきました。
この戸栗美術館は、日本でも数少ない古陶磁器専門美術館、
伊万里焼や鍋島焼、東洋磁器を約7000点所蔵しています。
開館時間:10:00~17:00(月曜休館)
入館料:一般1000円
東京都渋谷区松涛1-11-3
2014.2.18
将軍への忠誠を表わす重要な行事でもあったのです。
佐賀・鍋島家も江戸時代初頭には中国から輸入した
陶磁器を献上していたのですが、中国の内乱で入手困難になり、
献上品にふさわしい焼き物として、鍋島焼を創出します。
盛期の鍋島焼を中心に名品の数々が展示されるとともに
鍋島家に伝わる形や意匠などを記した図案帳も展示されています。
献上品としての性質上、将軍に対して
失礼にあたらない吉祥・慶祝の意味を持つ文様が好まれ、
人・動物を描いたものはほとんどありません。
1610年代に待望の国産磁器(伊万里焼)ができ、
1650年代末には西欧向けに輸出するまでになりましたが、
17世紀には中国との価格競争に敗れ、
国内向きにシフトされていった日本の陶磁器。
(歴史は繰り返されているのですね)
オランダのデルフト焼などにも影響を与えましたが、
デルフトを旅行してから特に興味を持った鍋島焼や伊万里焼、
じっくりと鑑賞してきました。
この戸栗美術館は、日本でも数少ない古陶磁器専門美術館、
伊万里焼や鍋島焼、東洋磁器を約7000点所蔵しています。
開館時間:10:00~17:00(月曜休館)
入館料:一般1000円
東京都渋谷区松涛1-11-3
2014.2.18