オランダ南部のキンデルダイクには、
１７４０年代に建造された１９基の風車が残っています。
最もオランダ的な風景といえる風車です。
国土の４分の１が海抜０メートル以下のオランダでは、
排水用の風車は水害を防ぎ、低湿地を
農牧地や居住地に変える役割を担っていました。
さらにその動力は、製粉、脱穀、製材などにも利用されるなど
人々の生活に不可欠な存在でしたが、
代替エネルギーの進歩発展とともに姿を消していきました。
最盛期には、約１万基あった風車も
ポンプに取って代わられましたが、
風車守が風車小屋の中で生活して保存に努めています。
世界文化遺産 １９９７年登録
オランダ
訪問日 ２００６．５．４
