灯火。
2018-09-07 | 日記
今回の北海道での地震で、二日ほど停電しました。
突如、襲った経験の無い揺れ。
そして、北海道全土が停電という経験のない事態。
ガスと水道は通っていたのが幸いでした。
そして、真冬では無かったことも。
電気が無いと湯沸かし器も点かず、冷水のシャワーの洗礼を何度か体験しました。
そして日の入りと共にやがて訪れる、漆黒の暗闇。
懐中電灯の明かりを頼りに暮らす時間は、思いの外、心をすり減らします。
電気が使える有り難さ。
灯がある事の有り難さ。
それを思い知り、普段の備えが足りなかったことを痛感。
懐中電灯の他に唯一使えたのが、このLEDのキャンドルライト。
この灯に温もりを感じた…
と、言うのは、決して大袈裟ではなく。
自分の日常を奪われて初めて気付くのが、まさしく「日常がある」ことの有り難さでした。
ただ。
夜更けに携帯ラジオを聴いていたら…「電気が点いてないから星が綺麗」だと。
試しに外に出ると、確かに普段では見る事の出来ない満天の星空が。
街の灯りが消えて現れた、星空の本当の「灯り」。
色々な事が胸に染み入る夜を過ごしました。
まだ、停電が復旧していない地域もあります。
余震も続いてますし、この後に本震がくる可能性もあります。
自分の家に電気を通して下さった方々に感謝しつつ、節電しつつ、備えていきたいと思います。