読書と映画をめぐるプロムナード

読書、映画に関する感想、啓示を受けたこと、派生して考えたことなどを、勉強しながら綴っています。

イギリスのベストセラー小説への挑戦的な映画化、「つぐない」(イギリス/2007年)

2009-04-19 04:08:54 | 映画;洋画
~ブッカー賞作家イアン・マキューアンのベストセラー小説を、『プライドと偏見』のジョー・ライト監督が映画化。幼く多感な少女のうそによって引き裂かれた男女が運命の波に翻弄(ほんろう)される姿と、うそをついた罪の重さを背負って生きる少女の姿が描かれる。運命に翻弄(ほんろう)される男女を演じるのはキーラ・ナイトレイと『ラストキング・オブ・スコットランド』のジェームズ・マカヴォイ。映像化は困難と言われた複雑な物語を緻密(ちみつ)な構成でスクリーンに焼きつけた監督の手腕に注目。(シネマトゥデイ)~ . . . 本文を読む

法治国家に蠢く放置プレーを描き出す、「それでもボクはやってない」(2007年)

2009-04-18 06:36:24 | 映画;邦画
~『Shall We ダンス?』の周防正行監督が、11年ぶりにメガホンを取った本格的な社会派ドラマ。電車で痴漢に間違えられた青年が、“裁判”で自分の無実を訴える姿を、日本の裁判制度の問題点を浮き彫りにしつつ描く。ハリウッド映画『硫黄島からの手紙』に出演し、世界的に注目を集めた加瀬亮が、本作で初主演を果たす。主人公を弁護する弁護士には、瀬戸朝香、役所広司らがふんする。3年もの歳月をかけて“裁判”について取材した監督が、現代の日本における“裁判”の現実を突きつける。(シネマトゥデイ)~ . . . 本文を読む

映画と音楽の本質を教えてくれる秀作、「ONCE ダブリンの街角で」(アイルランド/2006年)

2009-04-17 20:49:31 | 映画;洋画
~アメリカでわずか2館の公開から口コミで動員数を増やし、最終的には140館での上映となった話題のラブストーリー。ダブリンの街角で出会ったストリート・ミュージシャンと音楽の才能を持つチェコ移民の女性が、音楽を通して惹(ひ)かれ合っていく様を描く。アイルランドの実力派バンド、ザ・フレイムスのフロントマン、グレン・ハンサードが主人公の男を演じ、同バンドの元ベーシスト、ジョン・カーニーが監督。男女のドラマを音楽に乗せて展開させる、ロマンチックな作品に仕上がっている。(シネマトゥデイ)~ . . . 本文を読む

アラフィー世代のノスタルジアとrooters' song、「20世紀少年 第1章 終わりの始まり」

2009-04-16 05:23:30 | 映画;邦画
~コンビニを経営するさえない主人公が、仲間とともに地球滅亡計画を阻止しようと立ち上がるSFサスペンス巨編。人気漫画家・浦沢直樹の同名原作を『自虐の詩』の堤幸彦監督が、総製作費60億円をかけて全3部作として実写映画化。主人公のケンヂを唐沢寿明が演じるほか、オッチョを豊川悦司が、ユキジを常盤貴子が務め、豪華キャストが多数出演する。邦画史上最大級のスケールで放たれる、本格科学冒険映画に期待と注目が集まる。(シネマトゥデイ)~ . . . 本文を読む

個人的に敢闘賞をあげたいB級サスペンス、「THR3E 影なき爆殺魔」(アメリカ/2006年)

2009-04-15 10:17:52 | 映画;洋画
~市中を騒がす謎の爆弾魔“リドル・キラー”からケヴィンへ突如叩きつけられた罪の告白と爆破予告。ケヴィンが狙われる理由は? ケヴィンの罪とは? 『影の爆殺魔』を原作とした、謎が謎を呼ぶ驚愕のサスペンス・アクション。~ . . . 本文を読む

愛と音楽と五つの国で紡がれた名作、「シルク」(2007年)

2009-04-14 21:29:58 | Weblog
~19世紀のフランスを舞台に、美しい妻と日本で出会った少女との間で純愛を紡ぐ軍人の心の旅を描くラブロマン。『海の上のピアニスト』の原作者アレッサンドロ・バリッコの同名傑作小説を、『レッド・バイオリン』のフランソワ・ジラール監督が映像化した。マイケル・ピット、キーラ・ナイトレイ、役所広司、中谷美紀、アルフレッド・モリナら国を越えた豪華キャストの迫真の演技、愛の巡り合わせを彩る坂本龍一の楽曲が胸に熱く迫る。(シネマトゥデイ)~ . . . 本文を読む

視力とともに失う尊厳、そこからの人間性の回復を描く「ブラインドネス」

2009-04-13 05:19:18 | 映画;洋画
~『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレスが、ノーベル文学賞受賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説を映画化した心理パニック・サスペンス。視界が真っ白になる伝染病がまん延する状況下で、人間の本性や社会の恐怖をあぶり出していく。出演は『ハンニバル』のジュリアン・ムーアをはじめ、日本からは伊勢谷友介と木村佳乃が参加するなど、国際色豊かなキャストが実現。サスペンスフルな展開と深遠なテーマで見せる注目の衝撃作。(シネマトゥデイ)~ . . . 本文を読む

見えることのありがたさと怖さ、意外に深い、「アイズ」(アメリカ/2008年)

2009-04-12 06:26:16 | 映画;洋画
~アジアの異才オキサイド、ダニー・パン兄弟が手掛け、日本でも話題となったホラー映画『the EYE【アイ】』のハリウッドリメイク版。角膜移植手術を受けた目の不自由なバイオリニストに襲い掛かる恐怖劇を描く。監督は『THEM ゼム』のダヴィド・モローとザヴィエ・パリュ。ヒロインのバイオリニストを『シン・シティ』のジェシカ・アルバが熱演している。トレードマークの笑顔を封印し、ホラーに挑戦したジェシカと、衝撃と感動のクライマックスが堪能できる。(シネマトゥデイ)~ . . . 本文を読む

鬱屈した主婦が怒ると怖い、「アライブ」(米、独、加/2008)

2009-04-11 04:43:10 | 映画;洋画
~大ヒット作「パンズ・ラビリンス」でアカデミー賞にノミネートされ、「ヘルボーイ」シリーズの最新作が09年1月現在公開中の売れっ子、ギレルモ・デル・トロが製作総指揮。主演には、ハリウッドでトップ女優として活躍する「セルラー」「8mile」のアカデミー賞受賞女優キム・ベイシンガー。そして、超ヒット作「トランスフォーマー」のドン・マーフィーが制作として名を連ねる、完全無欠の作品が完成した!!(TimeWarp)~ . . . 本文を読む