にゃんのキッチン

塩分・蛋白質制限も創意工夫があれば関係なし!料理大好き!慢性腎不全と共存する僕の食事日記です(旧・食読日記)。

天理と奈良lに行ってきました♪

2008年05月08日 | 旅行
天理と奈良に行ってきました♪



再開一発目は久々の旅行記です。
ゴールデン・ウィークを利用して、天理と奈良に行ってきました。とりわけ奈良は初めての体験。ワクワクしながらの旅は何故かひたすらハードな行程でした...
旅の仲間は姫様のご両親とそのご友人夫妻。ご友人が所有するアルファードという7人乗りのミニバンでの小旅行はこれまでにも吹割の滝や軽井沢など経験済みですが、泊りがけは初体験。さてどうなることやら。


初日

この日の出発は午後10時。ラッシュを避ける意味が半分、参加メンバーの都合が半分。
高速道路の深夜割引を利用して、途中いくつかのサービスエリアに立ち寄りながらひたすら西へ。
思いのほか空いている道路をひた走ったおかげで、最初の目的地の尼崎に到着したのは6時過ぎです。24時間営業のデニーズで朝食を取った後、最初の目的地である教会へ。
今回の旅、実は姫様のご両親のご友人が天理教の教会に属している関係で、いくつかの教会に立ち寄ることになっていました。その1軒目が尼崎にあって、まずはそこに向かいます。
住宅街の中にある教会にたどり着いたのは7時半。
ところが車の中でほとんど眠れず、ダウン寸前だった僕は失礼なことに布団をお借りして別室で仮眠を取ることに...

尼崎を出発したのは午前9時半過ぎ。ようやく体調も回復してきて、メインイベント第一号の天理市に向かいます。
話には聞いていたのですが、天理市は実に不思議な街でした。
天理教の存在感が圧倒的な街で、そこここに見かける教会関係の建物が独特な雰囲気を醸し出しています。信仰の場ならではの静謐な空気が流れ、凛とした緊張感が感じられます。







他の、半ば観光地化された教会や神社仏閣にはさほど気後れはしないのですが、さすがにここには観光客もおらず、信者でもない僕らが足を踏み入れるのは正直躊躇われたのですが、オープンな雰囲気に甘えてあちこちを見学させていただきました。
以前、エルサレムを訪れた時も思ったのですが、信仰心が集まる場には静かなエネルギーが充満しているような気がします。天理もそんな不思議なパワーに満ちた街でした。



昼食は天理教の総本山から天理駅に向かう商店街のレストラン。
名前は忘れましたが、何軒か似たような店が並ぶ中で一番まともそうな店を選んだのですが...結果は惨敗。
店選びの勘には結構自信があったんですけどね...エビフライ定食を注文したら「20分かかる」と言われた上に、出てきたのはニチレイの冷凍食品のほうがましと思えるような小型のものが2本。生野菜、米と味噌汁で1370円は酷すぎるだろ...

昼食後に、もう一軒教会に向かいます。
心地よい風が吹き込む部屋で教会長さんとお話をしていると、おもてなしの品が次々と出てきます。
みたらしダンゴ、お茶、ハッサク、コーヒー、煎餅...
ものすごい歓迎っぷりに感動していたのですが、3時過ぎになってお暇を告げると、なんと「食事を用意してる」とのこと!
さすがに昼食を食べたばかりだということで、後ほど宿に届けていただくことになりました。夜食にぴったり、と。

そして法隆寺に向かうも、よく考えたら4連休の2日目。そりゃ混んでますよね...



法隆寺の近くまで来たら車がビッシリです。ガイドブックによれば入場は16:30までで、閉門は17:00とのことでしたが、電話したらギリギリまで入れてくれるとのこと。そんな慌しく見てもなぁと思いつつ、近くまで行ったのですが当然のように駐車場がすごい行列に...結局僕と姫様の二人だけで見学することになり、残りの人は路駐の車内で待つことに...そんな状況の中、大急ぎで見た法隆寺はあまり感慨もなくあっという間に終わりました。

法隆寺を後にして、とりあえずはお約束のスーパーに。東京ではあまり見ない「白きゅうり」や「うすいエンドウ」などに惹かれつつ、宿に向かいます。
この日の宿は天理教の教会に付属する宿泊施設。信者と一緒だと格安で泊まれる上に、GWとは言えど宗教的なイベントがあるわけではないのでガラガラです。部屋は本当に単なる部屋。共同トイレに共同浴場ですが、どこも非常に清潔です。
教会で夕方の礼拝を見学してから、お風呂に入って部屋に戻ってみると先ほどの教会からの差し入れが届いていました。
これがまた物凄い量で、牡蠣ご飯が6パック、野菜や豆の煮物、漬物など段ボール箱にぎっしり詰まっています。
というわけでこの日の食事は宿泊所のお部屋でいただくことになりました。塩分が濃い目のものも多かったので、追加で駅前の西友に買い出しに行き、唐揚げやサラダなんかを購入。天理と奈良まで行って何を食べてるんだ。いただいた牡蠣ご飯は非常に美味でした♪

2日目

6時起床、6時半からは朝の礼拝です。
前の日の礼拝を見学させていただき、信仰心を持たないものがそのような場にいることにいい加減気が引けてきたので、この日は姫様と二人で教会の外で待たせて頂きました。
朝食は教会の付属の食堂です。ご飯、味噌汁、コロッケ、玉葱と卵のサラダ、漬物と非常にシンプルな朝食でした。250円!



結局、前の晩の食事代・酒代も一人頭600円で、1泊2食で2000円切ってます...すげぇ。

この日は奈良を見学することに。
まずはお約束の東大寺&奈良公園。昨日の天理市とは打って変わって、当時の為政者が権力をこれでもかとばかりに見せ付けた絢爛豪華な金堂は圧巻の一言です。



その後は小高い丘を登って二月堂、そして三月堂と呼ばれる法華堂を見学。



とても印象的だったのは、そこら中に鳥居があって、仏教と神道が境目なく混在していた点。当時のみなさんは疑問に感じなかったのでしょうか?ある意味非常に的確に日本の宗教観を表していると感じました。
そしてふと気がつけばそこら中に鹿が!こいつらはさっきまでどこにいたんだ、と思わせる出現っぷりです。お約束の鹿煎餅を購入し、図々しい鹿に頭突きされながら楽しませていただきました。





東大寺からは春日大社の敷地内で藤の花が咲き誇る庭を見学、そして昼食に。
この昼食が今回の旅で一番の大当たりでした。
実は別の店を目当てに猿沢池の南側を歩いていたところ、姫様のご両親の友人の方がふと見つけたのが「らふぁえろ」というわずか9席の小さなお店です。
「発酵薬膳」と銘打った料理は、「糠漬け」が軸となっていて、一人で店を切り盛りする女性が開発したという、「ハッコーはる」という塩を使わない特殊な糠床がその秘密とのこと。すべての料理はここに漬け込まれた材料を使っているそうです。
メニューは基本的に「らふぁえる御膳」1本で、この日のメニューは以下の通り。

・蒸し卵
・自家製柚子味噌
・こんにゃくの刺身
・山芋のおろし焼き
・金時芋のスープ煮
・豚バラ肉の煮物
・卵雑炊















約2時間かけて供される料理はとにかく美味。
もちろん、醤油や味噌などの調味料は使っているので無塩というわけではないのですが、塩分量は普通の食事としても格段に低く、その分、素材の味が十分に引き出されていて、滋味深い味わいに仕上がっています。
特筆すべきは自家製の柚子味噌で、塩分控え目で旨みたっぷり、思わず分けてもらったほど(笑)。
早速家で野菜スティックにつけて食べてみたら美味いのなんのって。
いやぁ、発酵食品の奥深さを思い知らせていただきました...大満足です。

昼食後、ちょっと近辺の商店街を散歩していたら14時半。
興福寺をさっと見学しながら車へ。



近鉄百貨店で蓬莱551の肉まんを買い込み、そのまま帰宅の途に付きました。
途中、刈谷、浜名湖、海老名といったサービスエリアに立ち寄って休憩しながら(刈谷ではたこ焼きを、浜名湖では夕食のカツカレーをいただきました)、東に向かってひた走ります。
生憎みんな考えることは一緒で、GWの終わりも近づく中、高速はものすごい渋滞...結局家にたどり着いたのは午前2時半...ドライバーのお二方は本当にお疲れ様でした!

いやぁ、猛烈な旅行でございました...回復できるかな(笑)


にほんブログ村 料理ブログ 男の料理へ
 ブログ村「男の料理」カテゴリーに参加 しましたー。


 ブログランキングにも参加!


 レシピブログのランキングにも参加して ますー。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再開します。

2008年05月08日 | 雑感
長らく更新を滞らせてすみません。
こんな僕の駄文に、心配の声を寄せていただいたりもして、j本当にありがとうございました。

事情を説明しますと、実は春先から家の購入を検討したりなんかしてまして、にゃん家の生活が大きく変化しようとしておりました。
ところがなかなか上手くいかないもので、いろいろと躓いたりして、その結果、結構落ち込んだりして、一時まるで料理をする気が起きないという状態でした。
不思議なもので、料理を通じて生活のリズムを創っている人間が料理をしなくなると、生活の張りそのものがなくなっていくんですね...そんなわけでブログの方も停滞してしまったわけです...

まぁ、そんな状態も時間が経つに連れ少しずつ解消してきて、そろそろまたブログを再開しようかなと思っております。
別に内容にさしたる変化があるわけでもなく、相変わらず自分の作ったもの、食べたものを書き綴っていくだけのシンプルなブログです。お手すきの時にでも是非覗いてやってくださいませ♪
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする