本当にサッカーを分かっている人なら、ゴールを決めるだけがFWの仕事ではないということは理解できるだろう(J SPORTSの記事より)
例えば、プロの人が絵を描いたり楽器を演奏してるのを見ると、こう思えてくることってないでしょうか。
「もしかしたら自分にもできるかもしれない…」
あまりに簡単そうにこなすので、そんな感覚に陥ります。
しかし、何かに挫折したことのある人なら、そんなに単純ではないことは知っています。
というか、むしろ物事というのは、よく知らない人ほど簡単に見えるところがあります。
そんなことを裏付けるいくつかの研究結果があります。
例えば、知能が高い人ほど「自分はバカだ」と思っている傾向があるという統計があります。
また、何かをはじめる時、その実現に悲観的な人ほどやり遂げる可能性は高くなるというのも分かっています。
つまり、本当にできる人ほど、その事の難しさに気付けているのです。
そのスポーツに詳しくなるほど、プロの技術の凄さが分かってきます。
ところが、今流行りの意識高い系の風潮はどこかそんな実体とは真逆です。
目標は高い方がいい、成功している自分をイメージしよう、何でもポジティブにとらえよう…
でも、実際は楽観的な人ほど、ポーズばかりですぐに諦めてしまいます。
もちろん、ネガティブが絶対にいいわけでもポジティブが絶対に悪いわけでもありません。
ようは使い分けが大事です。
そのことをある偉い人はこう表現しました。
『計画は悲観的に、実行は楽観的に』