『巫女物語』第03話「男の子と初デート」
■コメント
しばらく更新サボっていましたが、第3話です。
姫子という百合な女の子の存在が、男とバレたらいけない縛りをよりスリリングなものに、キャラの彩りを増やしてくれて、これからが楽しみです。
執事が彼女を苦手とする理由も断片的ながら今後語られることになります。
なのですが、姫子と主人公の母親である沙穂の声が同じ(vc:四国めたん)なのですが、たまたまで伏線ではありません。
・少しだけ登場人物を早口にしたり、無駄な情景描写を削ってテンポ良くするよう心がけました。
・映像面では地味なので画面見なくても音声だけで伝わるように心がけてもいます。
・BGM少なめなのには理由があって、日本のアニメは各シーンで音楽入れすぎてかえって視聴者を興ざめさせているのではと感じるからです。
ちょっとした反省点を言うと、この物語は、「男の娘」の魅力を伝えるような設定になってないと思います。
というのも、どんな作品でも「男の娘」キャラは内面は完全に女の子です。
その上で、内面には触れずに、本当は男なのにはたからは女の子にしか見えない、それを外側からの視点で描きます。
それがキャラクターとして、興味をそそられる要素になり、ミステリアスな魅力になるからです。
この物語では、主人公の性自認が完全に男よりという点で、男の娘もの好きな方の需要は満たせないと思います。
実際、作者としても物語に面白味を加える意味合いの設定という部分が大きいです。
なのですが、それなりにそうした需要も満たしていけるようなエピソードも盛り込む予定です。
もし見てくださった方いましたら、ありがとうございました。
この絵に関しては旧と比べて新も全然よくなってないですね…
これは蝶が見てる夢 The Butterfly Dream
■メモ
この曲はなんとか形にしたくて、自分としては、かなり時間をかけて作った曲です。
ほとんどの場合はせいぜい一週間ほど、計3,4時間しかかけないのですが、これはひと月ほど数十時間かけました。
今や日本だけだと思うのですが、特に歌ものでは、Aメロ→Bメロ→サビという起承転結をつけます。
いわゆる洋楽でも80年代とかそういう曲も多かった気もしますが、もともとそんなのない曲の方が圧倒的に多いです。
僕自身、普段は洋楽ばかり聞いてるせいもあり、サビだけでいいだろという風に思ってました。
このしきたりのせいで、このサビが良くてもA、Bパッとしない曲だったら、サビまで我慢しなきゃいけなくなります。
逆の場合もあって、出だしはいいのに、そのせいで手堅くいきすぎてサビがいまいちのことも多いです。
この曲は、結果的に構成はかなりしっかりできてしまったのですが。
それでも、どこをとってもサビだらけな、ひたすら高揚感が続くフレーズだけで作ったつもりです。
あと題名ですが、いわずとしれた『胡蝶の夢』から来ています。
生まれつき厭世的な性格な上、特に現実逃避したい気持ちがひどいので、この題名にしました。
やむを得ない日課で電車に乗ってるときも、これが現実だと思いたくない気分がどこかあります。
一方で、慢性的な体調不良を抱え、寂しく楽しみのない現実を、どこか実感のないものように感じています。
そんな思いがあって、一見、幻想的な雰囲気の曲に似つかわしくない思い切り現実的な映像を付けました。
やたらと入っている光が床に映るカットですが、プラトンの洞窟の比喩にちなんだ意図があると、今思いつきました。
もし聴いて下さった方がいましたら、ありがとうございました。