Are Core Hire Hare ~アレコレヒレハレ~

自作のweb漫画、長編小説、音楽、随想、米ラジオ番組『Coast to Coast AM』の紹介など

歳を取るほど上がる脳の力とは

2016-01-04 21:42:39 | コラム

共産党が国会開会式に出席 第1回国会(昭和22年)以来なんと69年ぶり 天皇陛下に起立→頭垂れる(産経ニュース)

一般的に人の知能は、大体20歳くらいをピークに落ちる一方です。
でも、がっかりする必要はありません。
一方で40代から伸びてくる脳の能力もあります。
それは、共感力です。

これが伸びると、いろんなことを感じる力が上がっていきます。
仕事なら、責任ある立場を任され多くの人を使う時に、この能力が発揮されていきます。
また、プライベートなら、自然が好きになったり、伝統文化に興味が出てきはじめます。

さて、週に一度赤旗日曜版が届くごく一般的な家庭に育った僕ですが、叔父叔母が熱心な共産党員でした。
夏休みに遊びに行くと、叔母は早朝から赤旗を配達しに行き、伯父の書斎には『資本論』が並んでいました。

わりと最近、奈良でも随一の古刹、当麻寺に一緒に出かけた時のことです。
伯父がしみじみと「寺にいると落ち着くのは、日本人やからなんやろなあ」と言うのです。

この短いフレーズの中には共産主義にとって禁忌の「宗教、民族、伝統文化」が出てきます。
日本が共産主義国家だったら、翌日にはシベリア送りを覚悟しなければらない発言です。

これを共産党員の伯父が言うのです。
思想と感性を分けられてるからでしょうけど、年をとって少し考え方も柔軟になったのかもしれません。

上記事の共産党も、党としてすこし年を取り成熟し、ようやく世の中の全体像が少し見え出してきたのでしょうか。
個人的には、安全保障問題にはちゃんと現実的で、貧困や労働問題に取り組む左派政党があれば、応援したいのですが。

コメント
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