乙武氏の妻 謝罪コメントは「反対されたが私の希望で出した。子供を育てる中で手足のない夫の体をぞんざいに扱ってしまった」(NEWS ポストセブンの記事より)
さて、ゴシップ的な話題となっている上記事ですが、意外と重大な問題をはらんでいると感じています。
それは乙武さんが発信し続けてきたメッセージに関してのことです。
かいつまんで言えば、障害者だからと卑屈になるな、というものです。
その上で、健常者にも変に遠慮されない関係が健全だという主張です。
しかし、この件で、この根元が崩れています。
上記事の通り、奥さんは乙武さんの介護に負担を感じていたようです。
でも、それならヘルパーを雇えばよかったです。
子どもが3人もいればむしろ当然のことで、誰も非難する人なんていません。
性処理だってそういうお店はいくらでもあります。
しかし、彼が選んだのは愛人との事実上の二重生活でした。
別に不倫自体は、当事者が納得していれば、第三者がとやかく言うことでもないです。
重大なのは、その点ではありません。
問題は、上記事にもある通り、そうした矛盾を妻の側で全てを抱え込んでしまったことです。
他に助けも求められたし、誰からも責められるような状況ではないのに、です。
ちょうど、寝たきりの配偶者の介護に苦しむ老人という老老介護と心理的に似た状況です。
これでは、乙武さんの主張する健常者と障害者の真に平等な関係とは真逆です。
「結局彼の言うバリアフリーとは健常者側が一方的に我慢をすることでしか成り立たないのだな」と思われてしまいます。
彼の言ってきたことがまるっきり嘘だったとは思いません。
ただ、自ら体現するには理想が高すぎました。
奥さんの負担にちゃんと向き合えた時に、彼の言葉はまた人に届く力を持つようになると思います。
強すぎる責任感に押しつぶされそうになっている介護者はたくさんいますので。
僕自身、人に説教できるような人間ではないですが、そう思います。
埼玉失踪少女監禁 女子中学生「1人でスーパーにも行った」と証言…なぜ2年間発覚しなかったのか(テレ朝newsの記事より)
さて、上記事の話題なのですが、この事件の扱われ方に疑問を持っています。
というのも、報道されてるように女の子は一人で出かけられる状態だったそうです。
そこで彼女が「マインドコントロール」の状態だったという主張があちこちで言われてます。
「ストックホルム症候群」という言葉を使いたがる人もやたらといます。
この名は、救出にかけつけた警察に人質が犯人と一緒に銃をとって戦ったというストックホルムでの事件に由来します。
実際、日本で起きた拉致事件でも、被害者が逃げ出せる状況でも動かなかったケースもあります。
他にも、オウム真理教のマインドコントロールでは、強い電気ショックを与える手法が取られました。
しかし、どのケースにせよ死の恐怖を感じる極限状態に長い期間置かれたものです。
少なくとも今の段階ではそのような事実を示す証言はありません。
しかも、女の子もまた未熟だったというのなら、犯人だって二十過ぎの学生の単独犯です。
心理的に支配的な立場にはあったでしょうけど、それを洗脳と表現するのは正確ではありません。
一方で、二人の様子を目撃した周囲の証言から、ただの家出だという人もかなりいます。
しかし、だとしたら今度は犯人がバレて自殺まで試みた理由がちょっと説明がつきません。
それに、洗脳でなくても女の子が逃げ出さなかった理由は、いくらでもありえます。
例えば、仮に逃げられても、それ以上に名誉などを傷つけられる復讐をされることを恐れていた場合です。
なぜ「マインドコントロール」説が気に入らないかというと、人の心を安易に考えすぎているからです。
そんな簡単に人の心が操れるなら、某メンタリストがとっくに世界征服してなきゃおかしいです。
それどころか、自分の心すらコントロール出来てなさそうな心療科の医師の方をテレビでたまに見かけるのに、です。
真実は、ちょうど挙げた点の中間辺りにあるんじゃないかというのが勝手な想像です。
人の心はあまり強くありませんが、思われてるほど弱くもないんじゃないんでしょうか。
乙武氏「妻が陣痛なう」の時、キャバ嬢口説いてた!(サンケイスポーツの記事より)
ダウンタウンの松本人志さんが以前ラジオでこんなことを言っていました。
「オヤジがよそに女作ってもたいしたことないが、オカンがよその男とできたら作った飯も食いたなくなる」
娘の立場ならまた違うでしょう。
でも、なんとなく男性の浮気のほうが世間的にまだ許されている雰囲気ってないでしょうか。
例えば、その動物が一夫多妻制か一夫一妻制のいずれをとっているかは見た目ですぐに分かります。
前者はオスの方がメスより一回り身体が大きいのに対して、後者はオスとメスの体格差がほとんどありません。
では、人間はどうでしょうか?
自然界でもかなりオスとメスの体格差がある方です。
つまり、科学的には人間は一夫多妻制の習性を持つ可能性が高いのです。
ですから、もはや生物的に男性は浮気症な部分があります。
でも、そもそもの話、浮気症なのっていいことでしょうか?
お釈迦様によれば、人間を苦しめてるのは執着する心です。
その通り、男性自身この生来の性質をものすごく持て余しています。
ニュースをみれば、これを抑えきれずに今の地位や将来をドブに捨てる人が毎日のように登場します。
しかも、このせいで男性は過去の恋愛が忘れられず苦しみます。
今愛する人がいても、過去の恋愛に浮気ができるからです。
その上、女性の方も、男性には草食系より肉食系を求める人が多いです。
当然、その肉食系男子の女性へのアグレッシブさがその女性一人だけに収まるわけがないのに、です。
ですから、そんな事情もあり、ほんの少し男性の浮気には世間の目も甘いです。
ただ、法律的には離婚の原因になりますし、有名人なら社会的な制裁もあります。
女性の方も泣き寝入りというわけでもありませんし、このくらいでバランスがとれてる気もします。
自分のtwitterから拾ってきたネタでエッセイ風漫画を気ままに描いています。
■web漫画『コンビニでいつも迷うこと』
■あとがき
コンビニの袋って小さいのでゴミ箱の袋にも使えないんですよね。
なのでもったいない感がすごくしてしまいます。
コンビニの定員さん的にはどうなんでしょうか。
多分、どっちでもいいから早めに言ってほしいというのが一番正解に近いかもしれません。
もし見てくださった方いましたらありがとうございました。
自分のtwitterから拾ってきたネタでエッセイ風漫画を気ままに描いています。
■web漫画『他人は自分』
■あとがき
まあ、僕もだいぶ当てはまってるわけですが。
相手にダメといったことは、自分もできなくなるし自身を縛ることになります。
また、最新の脳の研究でこんなことが分かっています。
相手を否定した時と自分を否定した時に生まれる感情の効果は全く同じなんだそうです。
科学的に言っても、人に言ったことが自分に返ってくるというの言えるようです。
これと同じことは人のことを喜んだりすることにも言えるはずですね。
もし見てくださった方いましたらありがとうございました。
人工知能がヒトラー礼賛 差別的な発言を繰り返す 米マイクロソフト実験中止(共同通信の記事より)
数年前、国内のとあるハッカー向けのコンテストでこんな事がありました。
セキュリティ・ソフトを作っている会社が、あるウェブ・サイトを設けます。
そして、ハッカーが制限時間内にそのサイトのセキュリティを破ったら、多額の賞金を貰えるというものです。
当然、セキュリティ会社としては、揺るぎない自信があったわけです。
万が一にもハッキングされるようなことがあれば、会社全体の信用まで失墜します。
さて、結果はどうだったでしょうか。
意外にも、それはコンテスト開始と同時に出てしまいました。
なんと、公開されたサイトはすでにハッキングされ改変されていたのです。
会社側はルール違反だと主張しましたが、ハッカー側は賞金を求め訴えに出るような話でした。
個人的な見解を言うと、この勝負は会社側の負けです。
ハッカーが相手の裏をついてくるのは当然です。
これがコンテストでなかったとして、ルール違反だと言ったところで誰も納得してくれないと思います。
上の記事もとても示唆深いものを感じます。
マイクロソフト側はどこまでこういった自体を想定していたんでしょうか。
今回のように、ちゃんと人間の方で中止の判断ができるようにしておいたら絶対に安全でしょうか。
でも、そのうち人間の側がAIに洗脳されてしまうなんてこともあるかもしれません。
乙武氏の不倫、なぜ妻が謝罪?同情の声続出 鈴木紗理奈氏「そーいう考え方やだ」 江川紹子氏「サイテーだにゃ」(スポニチの記事より)
漫画『美味しんぼ』でこんなシーンがありました。
主人公士郎の父、海原雄山は病気で床に伏せている母親を起こしては、お茶を入れさせてました。
士郎は、母をいたわらない暴君の雄山への反発と同時に、おとなしく従う母親にも腹が立ってきます。
それで「あいつのいうことなんか聞くな」と、母親の持っていたお茶っ葉を叩き落とします。
それに母親はつぶやきます。
「士郎、あなた何も分かってないのね…」
さて、上記事は本来被害者の側の妻まで謝らされていることに批判があるようです。
しかも、自分にも責任があるとまで言っています。
それで、奥さんはもはや精神的に絶対服従の状態なのではという憶測まで呼んでいます。
でも、一方でこういう見方もできます。
まず、乙武さんの生殺与奪は奥さんの手の内にあります。
許してもらえれば、乙武さんは奥さんに一生頭が上がりません。
また、悪いことをした時おもいっきり怒られたほうがまだ気が楽な時もあります。
それなのにむしろ自分の責任とまで公言するのは、奥さんが優位にいる証拠という解釈も成り立ちます。
もちろん、夫に不倫されて傷つかない妻はいません。
女性の強かさや器量の大きさに甘えて、不倫を許してもらおうというのも虫が良すぎます。
でも、本当に上の立場にいるのはどちらなのかは、もう少し色んな視点があってもいいんじゃないでしょうか。
安易な正義感で奥さんを憐れむのでは、返ってご本人をバカにしていることにもなりかねません。
<反トランプ氏>ジョージ・クルーニー「外国人嫌いのファシスト野郎」(日刊スポーツの記事より)
来日したマザーテレサが、あなたと一緒に世界中の人たちを助けたいと言われ、こう答えたそうです。
「あなたの周りにも困っている人はたくさんいます。その人達を人を助けてあげなさい」
海外青年協力隊など、海外の貧しい国々でボランティア活動をしている人たちがいます。
それ自体素晴らしいことで、ケチのつけようもありません。
でも、純粋に困っている人を助けたいなら、国内にもそういう人はたくさんいます。
ですから、海外に出るというのは、もう少し他の動機もあるはずです。
例えば、世界を見てみたい、仲間と協力し合えるのが楽しいなど…
それに、日本で慈善活動をすれば、事情がわかる分色んなしがらみに巻き込まれます。
きっと長くやればやるほど、困っている人なら困っているほど、人の嫌な部分を見なくてはいけません。
その点、海外なら言葉もわからないし、求められることも決まっています。
目標があり成果も出やすいものが多く、感謝もされやすいかも知れません。
それに短期間で帰りますから、こじれる前にお互い綺麗な思い出のまま終えられそうです。
もちろん、これを偽善というのはあまりに意地の悪い見方です。
しかし、マザーテレサの言葉を少し心にとどめておく必要はあります。
上記事のような「上流層」の人たちの反トランプ発言にも似たところがあります。
外国人差別をやめろ、ファシズム反対、どれもぐうの音も出ないほどの正しさです。
でも、その正義感がちゃんともっと身近な人にも向かっているかに疑問を持たれています。
彼らは、格差に苦しむ白人の肉体労働者層に対して、ちゃんとメッセージを伝えているんでしょうか。
トランプ支持者の主張は確かに愚かしいですが、その根底にある不満にはもっと共感があってもいいはずです。
ところが、上流層の人間はそういう層を無視して、メディアに受けやすい正義ばかりを主張します。
それが自分の虚栄心を満たしたいだけの偽善的発言だと、トランプ支持者たちからは思われています。
だからこそ、言ってることは正しくても、余計に反発を食らうのです。
BABYMETAL、世界同時発売のニューアルバムから新曲「KARATE」MV公開(M-ON!Press)
学生時代、親衛隊ができるくらいモテまくっていた女の子がいました。
当然かわいかったからなのですが、女の子らしいスカート姿を見たことがありませんでした。
そこで、好奇心から理由を聞いてみたその答えがこうでした。
「スカートのかわいさに自分が負けちゃう気がするから」
「かわいさ」というのは、十代の物想う女の子によっては、少し思うところがあるようです。
ちょっとドジだったり、無防備に肌を晒したり、怖いものが苦手だったりするのもかわいいです。
でも、幼稚だったり弱々しかったり何かが苦手だったりと、普通なら欠点ぽいものばかりです。
つまり、かわいらしさにはネガティブな面があります。
かっこ良く強く見せるより、かわいらしく弱く見せる方が楽は楽です。
それに、基本的に人は成長する生き物で、色んな経験を通じて強くなって行くのが理想です。
ところが、「かわいい」はそれを拒むようなところがあります。
そこで目標が「かわいい」から「きれい」に変わっていくのですが、そう単純でもありません。
実際、かわいいことは男女ともに受けがいいです。
でも、かわいいことはそんなに悪いことばかりでもないと思います。
言ってみれば、かわいさとは「どれだけ素直に感情を表現できるか」という指標です。
ワガママだったり、ドジだったりがかわいいのは、その人自身の性格が包み隠さず素直に現れてるからです。
そうなれることがどれだけ大切なことかは言うまでもありません。
■web漫画『KAIJU(カイジュウ) 第十二話』
■あとがき
『web漫画『KAIJU(カイジュウ) 第十一話』』からの続きです。
→初めから『web漫画『KAIJU(カイジュウ)第一話』』
個人的にはあんまり深刻な話は好きじゃないのですが、ついですね。
身体に障害を持つ人の話では、安易に治ったりするのは慎むべきだと思ってます。
障害が治らない限りその人の人生は不幸なものだという誤ったメッセージになりかねません。
その点、今回のエピソードはどうなんでしょうか?
続きはこちら『web漫画『KAIJU(カイジュウ) 第十三話』』
もし見てくださった方いましたらありがとうございました。