Are Core Hire Hare ~アレコレヒレハレ~

自作のweb漫画、長編小説、音楽、随想、米ラジオ番組『Coast to Coast AM』の紹介など

子どもにアニメを見せてはいけない理由

2016-01-02 23:55:08 | コラム

「コミックマーケット(コミケ)89」閉幕、3日間の来場者数52万人を動員(まんたんウェブの記事より)

よく地下道に近所の小学生の絵が描かれていることがあります。

それで気づくのが「アニメ絵」を描く子が多いことです。
でも、そんな小さい頃からそういう描き方に馴れてしまうのは、少し残念です。
だいたいそういう子は、絵が得意で他より目立っているだけに、余計にそう思います。


アニメの絵というのはすごく記号化されています。
「これを目に見えることにしよう」という約束事にファンが馴れているからそう見えます。
本当の目はあんなに縦長ではありませんし、鼻には穴があります。

なので、そういう約束事を知らない人から見ればちょっと奇妙に見えます。
極端なことをいえば、今の我々が土偶を見てカワイイとは思えないのと同じです。

しかもこの約束事は、アニメファンの中でさえ、長くは持ちません。
二十年くらい前のキャラクターデザインは、はっきり言って変に見えます。
今はやっている萌え絵も十年も経てば同じ運命です。

僕自身はアニメは好きですし、萌え絵もカワイイと感じます。
ですけど、端から見て理解できない約束事が増え過ぎたら、アニメ自体の未来が危ないです。
それで、子供の頃から浸りすぎると、その端から見る感覚が持ちづらくなる気がするのです。

コメント
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