Are Core Hire Hare ~アレコレヒレハレ~

自作のweb漫画、長編小説、音楽、随想、米ラジオ番組『Coast to Coast AM』の紹介など

心はホットに頭はクールに

2014-07-31 22:54:23 | コラム

日本人は凄いという内容の本やテレビ番組をみて喜んでいるとアホになる(ハフィントン・ポストの記事より)

お釈迦様からヴィトゲンシュタインまで、優れた洞察力を持つ人物にはウツ気質がつきものです。
また、十代で大学を卒業するような天才には、世をはかなんでしまう人も多いとも聞きます。

しかし、このような傾向があるとして、理由はあるのでしょうか?

例えば、ある男性がある女性を好きになったとします。
頭のいい勉強熱心な人なら、この情熱を解明してみたくなるでしょう。

生物学的に考えるなら、単に子孫を残すための本能的欲求が姿を変えたものに過ぎないと言えそうです。
数学的に考えるなら、他に好みの女性に出会う確率を割り出して目移りしてしまうかもしれません。
心理学的に考えるなら、愛など自己投影の一種「アニマ」に過ぎないと考えることもできます。

何かを分析するということは、手品のタネ明かしをしているようなものです。
タネがわからないうちは面白く見れたものも、分かってしまえば「なんだそんなことか」と冷めてしまいます。
悩み事なら解決できていいですが、自分自身に向けすぎると自己否定につながります。

それなら、あまり考えすぎず気持ちの赴くままに楽しんだ方がずっとお得です。
お得なのですが、やっぱりそればかりではアホになってしまいます。

上記事にあるとおり、僕自身、日本が素晴らしいと自己満足にひたるのも気持ち悪く思うタイプです。
かといって、日本を他所事のように批判していれば知的な良心派を気取れる風潮も嫌いです。
心はホットに頭はクールに自分達の国のこれからを考えていければ、それが理想です。

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花火大会の夜

2014-07-30 22:42:03 | コラム

「隅田川花火大会後のゴミの山に呆れ声多数 「マジで恥知らず」「酷すぎる」(AOLニュースの記事より)

毎年、花火大会の時期になると思い出す出来事があります。

高校生の頃、ぼっちだった僕はどこへ行くにも一人でした。
元気だけはあったので、地元の海岸まで独り自転車を走らせ、夏の花火大会を見に行った帰りのことです。

砂浜にごった返す人の波の中、帰ろうと立ち上がりふとポケットを探ると、自転車の鍵がありません。
焦って必死に暗い砂浜を探しますが、一向に見つかりませんでした。

思案の結果、ともかく近くの交番まで持って行って助けてもらうことにします。
そこで、鍵の掛かった後輪を持ち上げて運ぶのですが、それがなかなか難儀でした。

どうにか交番に辿り着き、おまわりさんに相談すると、その答えは冷たいものでした。
「鍵を持っていない以上、持主かどうか証明できないから鍵は壊せない」と『嘘つきのクレタ人』みたいなパラドックスを言ってきます。
ならばと「せめて一日置かせてもらえないか」とのお願いにも「盗まれたら責任取れないから無理」とのことです。

正直ひどいと思いましたが、諦めて今度は駅の駐輪所まで持って行くことにしました。
そこまでがまた結構長いのですが、他に方法も考えつきませんでした。

その途中、駅前の線路をくぐる地下道でのことです。

往来の好奇の目にさらされながら一人自転車を抱える僕の手がふと軽くなりました。
と、同時に「こうすればいいですか?」との声がかかります。

見れば、とても誠実でまっすぐな眼差しが印象的なショートカットの女の子でした。
おそらく当時の自分と同じ高校生くらいだったと思います。
とぼとぼと自転車を運ぶ僕の姿に、同情して一緒に持ってくれようとしたのです。

うっかり恥ずかさが勝ってしまい、お礼も言わずにあわてて断ってしまいました。
ですが、気持ちはとても軽くなりました。

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明治期の浮世絵師小林清親。明治以後の浮世絵も江戸期をしのぐほどの名作揃い

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ヴァージン・スーサイズ

2014-07-28 23:05:01 | コラム

中1女子「クラスで付き合っていないのは2人だけ」 NHK「小中学生の恋愛ブーム」特集に驚きの声(J-CASTのニュース記事より)

みうらじゅんさんが言っていたこんな言葉が記憶の片隅に残っています。
「童貞である期間が長い人ほどクリエイターに向いている」

色々ともてあまし気味な若い男性にとって、やはり一番の想像や妄想の対象は女の子そのものです。
しかし、非モテ童貞にとって、それは恋い焦がれても手の届かない存在です。
そのありあまるエネルギーを解消するには、想像や妄想で一人でニヤニヤする他ありません。
そこで培われた想像力がクリエイティヴィティを生むというわけです。

十代の多感な時期に異性とお付き合いして、あわよくばホニャホニャして大人の階段を上るのも一興です。
しかし、エロを現実的に解消する方法を見つけた人は、もう妄想のお世話にならずにすみます。
そうなれば才能があっても、わざわざアニメやマンガに欲求をぶつけて自分の妄想を表現したい気持ちは減るかもしれません。

恋愛の経験は確かに人を成長させてくれます。
一方で、あまりに早い時期にひと通り済ませてしまうと、せっかくの想像力を奪うことにもなりかねません。

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童貞をかなりこじらせてしまった川端康成の描く女の子はどれも実にカワイイ

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大嫌い大嫌い大好き

2014-07-27 22:56:44 | コラム

ダウンタウン松本人志が本音「2chは俺の悪口だらけ。若いころ気にしてた」(ガジェット通信の記事より)

好きの反対は嫌いではなく無関心とはよく言います。
何かを嫌うのは、良くも悪くも関心があるからです。
その意味で、嫌いと好きは本質的には似ています。

わかりやすいのは「自己嫌悪」です。
自己嫌悪はプライドの高い自分が大好きな人しかなりません。

このことはいろんなことに当てはまります。
例えば、すごく辛いことがあって落ち込んでいるとします。
そんなとき「全然気にしない。全然まったくなにも気にしない」と歌ってみたところで逆効果です。
あるいは、お金に困ってるからといって「絶対にお金持ちになる」というのも違います。

それは、例えるなら崖から転がってくる岩に正面からぶつかっていくようなものです。
普通ならどうするでしょうか?
修行中の空手家でもない限り、岩の危険性を認め避けようとするはずです。

ですから、落ち込んでいるのなら落ち込んでいることを、お金がないならお金がないことをまず素直に認めることです。
まずは一度認めてしまうことで、うけ流すこともできますし、そこから次のステップに進むことができます。
それを真っ向から否定しても、実はどこかに無理をすることになり後でしっぺ返しが来ます。

上記事の松本人志さんも実はネットでの悪口を気にしているのがよく伝わってきます。
しかし、気にしていることをあっさり認めるのも、個人的には男らしくていいと思います。

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灯台下暗し

2014-07-26 23:40:51 | コラム

ベネッセ個人情報流出、発覚直前まで名簿業者に情報を売っていた(日テレNEWS24の記事より)

荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』の第三部にこんなシーンがありました。
相手の心理をYESかNOで読み取れるテレンス・ダービーという敵と命をかけてテレビゲームで対戦するのです。

序盤ダービーはその特殊能力で主人公・承太郎の行動を先読みして、ゲームを有利に進めます。
ところが、途中から承太郎の心の中と実際のゲームの操作がなぜか合わなくなり雲行きが怪しくなってきます。
イカサマをしているのは分かっても、どういうものかまでは分からずパニックになり、結果負けてしまいました。


フタを開けてみれば、単に承太郎以外の人間がゲームを操作してたという単純なものでした。
テレンスは相手の心理を読むことに頼りすぎ、逆に単純なことに気づけなかったのです。

当時、この話を読んだ僕の感想は「意外性がなくてつまらないオチだな」というものでした。
しかし、今になって思い返してみると、実に良くできた筋立てだと感心するのです。

例えば、上記事のベネッセの個人情報流出も、外部からのサイバー攻撃に対してはシステム上万全の体制ができていたはずです。
しかし、そんなものはアクセス権限のある人間が流出させたらおしまいです。

どんな特殊能力も、どんなに堅牢なシステムも、単純でアナログな方法でいともたやすく破られるというお話でした。

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コズミック・カクテル

2014-07-25 22:50:25 | Coast to Coast AM

我々の住むこの宇宙は一体どんなモノからできているのか?

そんな宇宙のカクテルのレシピを教えてくれるのが、今回ご紹介する『Coast to Coast AM』のゲスト、ミシガン大の理論物理学者キャサリン・フリーズ(Katherine Freese)博士です。

博士の著書『コズミック・カクテル』によれば、この宇宙は次の3つから成り立っています。
全体の5%を占める原子、ダーク・マターが25%、残りのダーク・エナジーが70%です。
ここで問題なのがダーク・マターとダーク・エナジーの二つです。
合わせて95%を占めるにもかかわらず、我々はこの二つが一体何なのかをまだはっきりとはつかめていません。

ダーク・マターとは?
1933年スイスの天文学者フリッツ・ツビッキーが目に見える物質だけでは説明がつかないほど速く動く銀河を観測したのが事の始まりです。
そこで、彼は未知の物質の重力の影響によるものと考え、それをダーク・マターと名づけたのです。

この目に見えない物質をイメージするために天の川銀河の本来の姿を考えてみます。

ちょうど風車のような形をした銀河の中心には太陽の一億倍もの巨大なブラックホールがあります。
我々の太陽系は、その銀河から伸びた渦の手の端の方にあり当分は飲み込まれずにすみます。
しかし、これで銀河は終わりではありません。
さらにその周りを『Halo(光の輪)』と呼ばれる巨大なダーク・マターによってとり囲まれているのです。

さて、ダーク・マターの正体ですが、物質を作り上げている「力」に博士は注目します。
その性質から、原子を結びつける強い力と電磁力は排除できます。
そこで博士は弱い力により結びついた粒子、通称WIMP(弱虫の意)説の可能性をあげています。

ダーク・エナジーとは?
ダーク・エナジーは2000年代の初め、宇宙の膨張を加速させる力が観測されたのがきっかけです。
しかし、ダーク・マターと比べてほとんど何もわかっていません。
また、このダーク・エナジーの存在抜きに原理を説明しようとする理論もあるとのことです。

ダーク・マターを探せ!
ダーク・マターを見つけるには主に三つの方法があります。
一つ目は、粒子加速器で粒子同士をぶつけて破壊して、その中にダーク・マターがないかを調べる方法です。
二つ目は、他の粒子の届かないよう、使われてない炭坑など地中深くに観測機を置いて探知する方法で、当博士も関わっています。
三つ目は、2018年に打ち上げ予定のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を使って観測する方法です。
この観測機により、ダーク・マターの対消滅により太陽よりはるかに大きく明るく光る『ダーク・スター』を観測しようというのです。

ダーク・マター提唱者の娘が登場
さて、番組後半にはリスナーが電話で質疑応答するオープン・ラインというコーナーがあります。
なんとそこで前述のフリッツ・ツビッキーの末娘バーバリーナさんが登場しました。
そこでは初めてダーク・マターを提唱したものの学会の猛反発にあい正当な評価を受けられなかった父の苦難を語られていました。

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博士は分子生物学者の両親の元で生まれ、名門プリンストン大学で初めて物理学を専攻した女性となりました

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回転寿司とちょんの間

2014-07-24 22:46:41 | コラム

ヤバすぎる「某100円回転寿司」の裏側~汚れた厨房に手袋でレーンをペタペタ、腐りかけのウニ(東洋経済の記事より)

昔、仲間と多摩川の河川敷でソフトボールを楽しんだ後、川崎駅まで歩いていったことがあります。
そこでちょっと怪しげな通りに足を踏み入れてしまいました。

そこは夕暮れの風俗街で、けばけばしい看板や外装が目を引く、ピンクな世界です。
二十歳そこいらの頃でしたが、イメージは知っていたので特に感慨もありません。

ですが、少し異様に思えた光景がありました。
ガラス扉の向こうの玄関のような場所に厚化粧した若い女の人が行儀よく座っています。
そして、傍らにはなぜか貫禄のあるオバサンが門番のように丸椅子に泰然と腰掛けています。

『ちょんの間』というのだと、ついこの前人から教わりましたが、僕の違和感の理由はこうです。
女性が「商品」として晒しものにされている様子が、非人道的に思えたのです。

かといって、それをあまりとやかくいうつもりもありません。
AVだって初めて見た時は似たようなことを感じたはずですし、単なる馴れの問題です。

さて、個人的にそんな違和感がいまだに取れないものがあります。

それは「回転寿司」です。
お寿司がベルトコンベアーに乗ってくるくると回っている様がどうにもおかしいと感じるのです。
仮にも人が食べるものをそういう風に扱うのはとても下品に思えます。

考え過ぎなのも分かってはいるつもりです。
スーパーで売ってるほとんどの食品も工場では同じ扱いをされてますし、見えるかどうかの違いに過ぎません。
ですが、どうしても納得がいかず、いまだに回るお寿司屋さんには足を向けずにいます。

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大麻解禁とゆとり教育

2014-07-23 23:05:49 | コラム

米国:大麻合法化で産業界が熱い(IBTimesの記事より)

大麻の是非を巡っては、日本でもネットで結構議論されています。

言われている通り、健康への害や依存性はお酒やタバコより少ないのでしょう。
しかしながら、実際の話を聞くと、常習者は多少怠け者にはなるそうです。
お酒だって飲んでる時はアホになりますし、TPOさえわきまえれば問題ないのかもしれません。
どのくらい社会的な影響があるのかは、解禁してみないことにはわからないです。

上記事の通り、自由の国アメリカでは先立って大麻が合法化されそうです。
これで愛好者は後ろめたさもなくラブ・アンド・ピースなゆるふわになれます。

しかし、この大麻合法化を推進した議員や企業の経営者たちはどうなのでしょう?
やっぱり自分も吸いたかったりしたのでしょうか?

ただの想像ですが、エリート層の皆さんたちは解禁後も大麻を吸ったりしないと思います。
自分はもちろんのこと、家族や一族にも勧めないでしょう。
やるのは自由だが社会的なハンデを負いかねないという意味ではタトゥーに近いです。

今も増え続ける米国の下流層には、お手軽な娯楽が一つ増えてよかったのかもしれません。
しかし、そうしている間にも更なる金儲けのため上流層はせっせと仕事や勉強に励んでいるでしょう。

悪名高き日本の「ゆとり教育」も同じ効果があったと僕は思っています。
この政策を勧めたエリート官僚達の中に公立の小中学校の出身者ってどれだけいたのでしょうか?
それに自分の子供にもきっとゆとり教育とは程遠い私立校を受験をさせるか、ゆとりの時間を勉強に使わせているはずです。

その結果起こるのは、格差の拡大と固定化です。
「持てる者」にとっては、そうなった方が自分はもちろん末代まで安泰で都合がいいのです。

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英画家・詩人のウィリアム・ブレイクの絵は大麻どころではすまないモノをキメていたとしか思えないサイケさ

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言葉のイメージ

2014-07-22 22:35:13 | コラム

「脱法ドラッグ」の新呼称は「危険ドラッグ」に(NHKニュースより)

昔、メディアでは少女への性犯罪のことを「いたずら」と表現してました。
小さい頃から不思議に思っていましたが、今振り返ってもやっぱり変な表現です。
事の重大さに比べて、ただの悪ふざけに聞こえる上、妙に意味深げで卑猥な響きです。

被害者の氏名も当たり前に報道される時代でしたから、その配慮だったのでしょう。
今では「乱暴」や単に「暴行」ということが多いようですが、確かにこちらのほうがずっといいと思います。

同じ犯罪を軽く言うのでも罪の意識を減らす目的もあります。
今でもたまに聞きますが、少女売春のことを「援助交際」なんて表現していました。

しかも、この「援助交際」にはメディアからの思わぬ援護もありました。
「高校生が売春をしているというから良くないのであって、売春婦が高校に通っていると考えれば、それはそれで美談である」とは当時の産経新聞のコラムです。
確かにトンチが利いていて面白いですが、仮にも全国紙に載せる文章としては下品すぎました。

さて、上記事の「危険ドラッグ」は一体どういう意図なのでしょうか?
個人的には「うまい棒」を彷彿とさせるネーミングセンスです。
言いたいことは伝わるけど、安直すぎてちょっと馬鹿っぽいです。

そんなセンスも駄菓子ならぴったりですが、社会問題化している合成麻薬にはどうでしょう?
聞けば、公募で選んだ上、その中で一番多かった言葉を組み合わせたそうです。
無難に逃げたのがかえっておかしな結果を生むことは良くあることで納得しました。

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ロリコンの大いなる誤解

2014-07-21 22:29:00 | コラム

自分好みに育てたかった、と供述 倉敷・女児監禁容疑で逮捕の男(山陽新聞の記事より)

10歳になる娘さんがいる前の会社の人がいっていたことです。
「カワイイのは言葉を話す前までで、それ以降は生意気なだけや」
8割以上は冗談と照れ隠しでしょうけど、しかし、残りはホンネでしょう。

ロリコンの人たちの好きな小さな女の子とはどういうイメージでしょうか。
素直で純粋で明るく元気で、大人の女性と違い自分にでも無邪気に好意を寄せてくれる…
おそらくはそんな風に考えているのかもしれません。

しかし、現実の女の子はどうでしょう?

小学校高学年の女の子ともなればクラスに好きな男子がいて友達と恋話をしてる年頃です。
都会まで目当ての服を買いに友達同士で連れ立って行く子だっています。
そして父親がクサいと嫌い出すのもこのあたりからです。

男の子がカードゲームに興じカブトムシを追っかけ回してる間に女の子たちは遥か先を行っています。
それを男のロリコンが当時の自分の心境を女の子にも当てはめて、実情よりかなり幼く見積もるのです。

上記事の犯人は、監禁中に女の子の気を引こうと、甘いモノをたくさん与えアニメを見せていたそうです。
幼稚園児ならまだしも11歳の女の子に接するにしてはあまりにも幼稚です。

犯罪をしてる時点でまともではないのですが、この手のロリコンは現実にはありえないものを望み過ぎです。
仮に外見上はそう感じられたとしても、女の子の中身はもっと大人です。

ロリコンなアニメやマンガを規制するのは個人的には反対です。
それよりそもそも現実には存在しないことを思い知らすことで、犯罪的ロリコンは少しは減らせるんじゃないでしょうか。

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19世紀の英画家ソフィー・アンダーソンは無垢な少女を好んでテーマにしています。ただし、女性です。

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