Are Core Hire Hare ~アレコレヒレハレ~

自作のweb漫画、長編小説、音楽、随想、米ラジオ番組『Coast to Coast AM』の紹介など

キレイでフシギでカワイイ楽曲集

2015-04-30 22:16:12 | コラム

異性の好みと好きな音楽は似ている…そう、そんな僕はゆるふわ不思議系な曲が大好きです。
ところが、カッコイイ曲や明るい曲、泣ける曲なんかに比べると希少種です。
そんなわけで過去記事『曲中ボーカルの声色が変わるのが最高に気持ちいい70'Sロック集』に続きニッチな音楽趣味をご紹介していく誰得記事です。

■坂本龍一『Paradise Lost』

ちょっと南国風のフワフワでファンタジックな小曲です。
アルバム『音楽図鑑』はこの他にもカワイイ曲が多く女性におすすめしたい逸品です。

田中宏和『ゲームMotherよりマジカント』

フシギだけどなんだかちょっと切なくなる夢の国マジカントのテーマ曲です。
同氏の『ポケモン シオンシティのテーマ』も心がとても落ち着くのですが、どういうわけか世間では怖い曲と思われてるようです。

Kettel『Pinch of Peer』

まさに題名ぴったりの曲で、これをご紹介したくて記事にしました。
最初聴いた時はピンと来なかったのですが、世界で一番好きな曲になりました。

番外編~あなたの知らないプログレな世界~
ZNR『Le Grande Compositeur Vu De Face』

フランスの前衛作曲家ユニットZNRの、かなりサティっぽいフシギな電子音楽です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

優しくするのは易しくない!

2015-04-29 21:10:32 | コラム

仮免何度も落ち可哀想…自動車学校校長、答案改ざん容疑(朝日新聞の記事より)

僕が学生時代にしていた塾講師のバイトの送別会でのことです。
今は故人のK塾長が最後に涙ながらに語った言葉がとても印象に残っています。

「この30年、我々は雇った講師を一度も首にしたことはありません。それが我々の誇りです」

学生ばかりの個人塾で、僕も本当に色々と迷惑をかけました。
K塾長には僕が何か問題を起こす度に本当に色々とフォローをしてもらいました。
でも、決して辞めさせられたりしなかったのは、その優しさ以上に強い信念を感じました。

このことを思い出したのには理由があります。
「人に厳しくするより人に優しくするほうがずっと大変でつらいことが多い」と最近よく感じるからです。

僕はずっと逆だと思っていました。
人に厳しくするには、自分にも厳しくなければいけませんし、相手を傷つけたり恨みを買うことだってあります。
人に優しくする分には、自分にも甘くでき、相手からも感謝されたり争い事もなくせたりといい事だらけっぽいです。

ところが、実際にはそうではありません。
自分に優しいと見るや見下してきたり利用しようとしたり不平不満の対象にする人はびっくりするほど多いです。
全く悪い人でなくても、無意識にそういう態度が出てくることもあります。

大げさですが、人に優しくするときは自分が傷ついてもいい覚悟が必要です。
聖人マザー・テレサが一見かなりの頑固者に感じられたのもそういう理由があったかもしれません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仮免で事故っちゃう男の人って…

2015-04-28 21:15:41 | コラム

なぜ自動車教習所の教官は態度がデカいのか・・・ネットで議論 (教えて!goo ウォッチの記事より)

上記事の通り、昔から教習所の教官の横暴は語り草です。
最近は大分変わってきているようですけど、僕が通っていた田舎の教習所は噂通りの戦場でした。

助手席で狂ったようにわめき散らしたり、気に入らなければいきなり思い切りブレーキを踏んだり…
教習中に外に引きずり出されている生徒さんを見たこともありました。
もちろんいい教官もいましたけど、半分くらいはこんな調子でした。

さて、そんな凶悪犯罪者の刑務所のような試練を乗り越え、どうにか仮免までこぎつけました。
ですが、初の路上教習で当たったのが、運悪く少々頭のネジが飛んでる教官でした。
この小太りで禿げ上がった背の小さいオジサンは、運転中終始甲高い声で怒鳴りまくるのです。

初心者にありがちな、対向車が怖くて左に寄りすぎてしまうのをしつこく注意されました。
そして、片側一車線がギリギリの狭い道で、業を煮やした教官が運転中の僕のハンドルを無理に取りました。
前から対向車が来ていることにも気づかずに…

次の瞬間、教習車は大きく右側の車線にはみ出し、対向車にかするようにぶつかったのでした。

警察が来るのを待ってる間、教官から始末書や特別研修など自分がこれからどれだけ大変な目に会うかといった愚痴を散々聞かされました。
でも、内心僕は悪徳教官に引導を渡せたことに少しだけ達成感を覚えていました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なぜ常識は必要か?

2015-04-27 23:52:28 | コラム

モウリーニョ監督がアーセナルサポーターに皮肉「10年無冠の方がつまらない」(フットボールチャンネルの記事より)

多くのサッカー少年を生むきっかけになったのが高橋陽一さんの漫画『キャプテン翼』です。
でも執筆当時、作者ご本人はあまりサッカーに詳しくなかったそうです。
ゴールポストが本物とかなり違っていたり、試合をちゃんと観たことあったのかすら怪しいところもあります。

もうひとつそれを裏付けるのが、あり得なさすぎな必殺技の数々です。
試合中組み立て体操を始めたり、それを防ぐためにポストに上ったり…
この漫画での審判の仕事といえば、試合の開始と終わりの笛を吹くくらいのものです。

でも、これらはサッカーに詳しくないからこそ生まれた発想の勝利とも言えるかもしれません。
中にはサッカーのルールブックの盲点を結構上手くついていると思えるものもあります。

そういうルールの抜け道をしない暗黙の了解を、サッカーでは「非紳士的行為」と言います。
他のスポーツでもルールにこそないけど、やらないことにしていることがたくさんあります。

さて、これは他のことにも当てはまります。
サッカーのルールを法律に置き換えれば、非紳士的行為はその文化が持っている「常識」に当たります。

多くの人が法律にないからといってこの常識に反することばかりしだしたらどうなるでしょうか?
度が超えるようになったら法律で罰するしかなくなります。

上記事のモウリーニョ監督は、優れた戦術家ですが一方で守備的すぎるとの批判も多いです。
簡単ではないですが、このひきこもり戦術はどんなチームでも一定の結果が出やすい傾向があります。

だからといって、どのクラブでもこぞってやりだしたら、ファンは離れていってしまいます。
その時はバスケットボールのように、ルールを変えて時間制限で攻撃的になるようにしむけなくてはならなくなるかもしれません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

web漫画『神奈っ子の屈辱』

2015-04-26 21:37:52 | web漫画

自分のtwitterから拾ってきたネタでエッセイ風漫画を気ままに描いています。

■web漫画『神奈っ子の屈辱』

■あとがき
東京ディズニーランドに東京ドイツ村に新東京国際空港(現成田空港)…
千葉といえば何かと東京の威光を借りてばかりいます。

彼らの自尊心はJR線の都心への乗り入れの多さが支えているといえます。
あまつさえ地下鉄まで延びているのはうらやましい限りです。

そこへいくと神奈川は私鉄は多いですがJR線は東海道線くらいのものです。
(湘南新宿ラインや路線の重なる京浜東北線なども当てはまるでしょうけど)
しかもボックス席は数こそ減りましたが多くの人にとっては新鮮のようです。

もし見てくださった方いましたらありがとうございました。

※web小説‐伝承軌道上の恋の歌‐初めから

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

web漫画『エカテリーナさんの知らないロシア⑥』

2015-04-25 21:53:31 | web漫画

自分のtwitterから拾ってきたネタでエッセイ風漫画を気ままに描いています。

■web漫画『エカテリーナさんの知らないロシア⑥』

■あとがき
エカテリーナさんはかなりの教養人だったんですが、案外祖国のロシアの事を知りません。
この手のエピソードが結構あるので続編をいずれ載せたいと思います。

もしかしたらロシアも大きな政変がありましたしソ連時代の事はあまり教えてないのかもしれません。
戦後の日本も似たような事はありましたし。

後で調べたところもともとはチェーホフの戯曲に出てくるセリフがオリジナルだそうです。
でも僕はテレシコワの言葉として覚えてましたし一般的にもそうではないでしょうか。

ちなみに、ご紹介した池澤夏樹さんの小説『ヤーチャイカ』は単行本『スティル・ライフ』に収録されています。
大昔に読んだので全く覚えてないのですがさわやかな雰囲気の詩的なお話だったと思います。

もし見てくださった方いましたらありがとうございました。

※web小説‐伝承軌道上の恋の歌‐初めから

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

web漫画『うれしい時』

2015-04-24 21:17:06 | web漫画

自分のtwitterから拾ってきたネタでエッセイ風漫画を気ままに描いています。

■web漫画『うれしい時』

■あとがき
ただの体調不良のひきこもりの僕にとっては10点満点で8点くらいのうれしさです。
寝る前にベッドの中でもう一度思い出してにやけてしまいますね。
同じ点数のものとしては168円のたけのこの里をおつりなしできっちり払えた時です。

もし見てくださった方いましたらありがとうございました。

※web小説‐伝承軌道上の恋の歌‐初めから

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

修学旅行の大事件

2015-04-23 21:55:17 | コラム

「犯人捜し」で給食5時間お預け…教諭を減給=新潟 (読売新聞の記事より)

給食費を盗まれたり誰かの上履きがいたずらされたり…
そうした事件が起こる度にみられるのが「正直に言ったら先生は許します」というアレです。
みんなで机に突っ伏して犯人に手を挙げさせるというのも僕の記憶にあります。

さて、多かれ少なかれ今の小中学校でもやられてると思います。
でも、僕のようにその犯人側になった人というのはなかなかいないと思います。

中学校の修学旅行、京都のホテルに泊まった晩のことです。
ちょっぴり浮かれていた僕は、下の階の女子の部屋にちょっかいを出したいと考えました。
そこで、上の階の窓から身を乗り出して口に含んだ水を下の窓にぶっかけるという、なんとも頭の悪い遊びをしていました。

それから翌朝のことです。
朝食後、ホテルの宴会場に全生徒が呼び出され緊急集会が開かれました。
ホテルの隣の駐車場の車が水浸しになっていて持ち主がカンカンになっているとのことです。
そして先生は「犯人が名乗り出ないなら今日の予定は中止だ」と言います。

静まり返る会場の中、しばらく僕も周りをキョロキョロしてみました。
でも、誰も名乗り出るものはいません。
犯人は僕なのですから、当然といえば当然です。
少なくとも同じ部屋のメンバーは僕のことだと知っていたはずですが、彼らも黙っていました。

しらを切り通すことも考えましたが、僕は意を決して名乗り出ることにしました。
それから先生に連れられて女将さんに謝りに行き、なんとか許してもらうことができました。

でもちょっとおかしいと思ったことがあります。
それは先生たちの態度です。
僕が名乗りでた時に担任のY先生が「ありがとう。よく名乗り出てくれた」といったのです。

先生たちも教師として怒りつつも、内心面倒くさいことになったと思っていたはずです。
そこに案外素早く白状した僕には怒りをぶつけるより先に感謝したくなったようでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正しい目的は正しい手段で

2015-04-22 21:17:28 | コラム

定職につかない46歳息子の将来悲観…無理心中の母親を書類送検 奈良県警(産経新聞の記事より)

解雇された元従業員が会社の関係者を傷つけたり殺してしまう事件というのは昔からよくあります。

僕はこういう事件が起こる度に複雑な気分になります。
例えば、真面目に働いてきたのに突然向こうの事情で首を切られたりしたら腹も立ちます。
相手を殺してやりたい思うくらいですから、もっと理不尽な目にあったのかもしれません。

でも、それで実際に危害を加えてしまったら終わりです。
彼が働いてる時はまともだったとは誰も思ってくれません。
解雇されるだけの十分な理由があったことを自分自身で証明してしまってるようなものです。

さて、上の事件もとても気の毒なのですが、似たことを感じてしまいます。
子供のことを深く思っている母親が無職の息子の将来を悲観するのはよく分かります。

しかし、無理心中までしてしまっては母親への同情もかなり限られたものになってしまいます。
むしろ過干渉な母親の下で息子さんが自立の気概を持つことができなかったと思えます。
無職の息子を放っておけず殺して自分も死ぬほどの強い思いは、生前も息子さんをかなり苦めたのではと想像します。

どんなに辛い目にあっても自分の正しさを人に分かってもらうためには正しい手段を考えるしかないようです。
自戒を込めて。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どうせ死ぬ

2015-04-21 21:35:30 | コラム

猫生き埋め高校教諭、動機は「どうせ死ぬ」千葉 (産経新聞の記事より)

昔、テレビのバラエティ番組ででこんなアンケート結果が問題になってました。
「もし明日死ぬことになったらあなたは何をしたいですか?」
確かその時は「好きな物をお腹いっぱい食べる」が一位だったと思います。
二位は「お世話になった人にお礼を言う」だった気もしますが二十年は前のことなのではっきり覚えてません。

その時僕はこう思ってました。
「どうせすぐ死ぬなら今すぐ自分で死んだほうがいい」

また、千原Jrさんがとある番組でこんな風なことを言ってました。
「バイク事故で大怪我してから性欲が異常に強くなった」

同じくバイク事故で生死の境をさまよったこのあるビートたけしさんのCMが今流れています。
どうせみんな死ぬんだし。生きてるうちに辛い思いをしようって、おいら思ってる」

誰でもいつかは死にます。
すると、大体は二通りの結論が出てきます。
ひとつめは、どうせ死ぬんだから頑張ろうと言う人です。
ふたつめは、どうせ死ぬんだから何をやっても無駄だと思う人です。

ビートたけしさんは前者ですし千原Jrさんも本能がそうさせている気がします。
それとは対照的に上記事の高校教師や僕のようなタイプは後者です。

でも、多分前者の方が正しいのだと思います。
戦後すぐの混乱期は自殺する人なんていなかったといいますし。
後者は色々な事情で暗い気分になっているだけで、本当に死と隣り合わせになったら気が変わるでしょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする