Rapture -ラプチャー-
■コメント
前作『これは蝶が見てる夢』に続いて自分にとってとても重要な曲になりました。
もともとソロピアノ曲だったのですが、味気なかったので弦楽器などのアレンジをつけました。
動画は物語風です。
野暮なので中身に関しては言及はしませんが、引き続き図形を使った演出を練習してみようと思っています。
引き続きポピュラーなコード進行を使ったポップな曲です。
それでいてある種の芸術性も感じさせるような曲にできたと感じています。
これまでは作曲自体、かなり偶然と感覚に頼った作り方をしていました。
人のまねは嫌だし、似た曲作ると飽きてしまうし、あまり方法論を意識しないよう心がけていました。
方法論に頼れば、誰かの模倣になるので実力以上の力が出せている錯覚が満足感になりしかも楽です。
なのですが、そのうち手癖で作るようになって劣化コピーを繰り返すようになると、その時点で創作としては終わりです。
世の人気のアーティストたちは若いころに出てくるせいもあって、本当にすぐにそのサイクルにはまって音楽的に行き詰ります。
とはいうものの、僕自身これまでの自分のやり方だと悪い意味で出来合い感がなく完成度は低いし、自分としてもいまいち手ごたえのあるものが作れませんでした。
そこである程度方法論は出来合いのもので、そこに自分なりの個性でアレンジしていくように根本的に作曲法を変えることにしました。
前作からの試みで、自分なりにいい意味でスタイルを変えられたと思っています。
もし聴いて下さった方がいましたらありがとうございました。