「受給者の権利侵害だ」 生活保護費のプリペイドカード支給に批判の声が上がっている(赤旗の記事より)
近所に野良猫にエサをあげているおばあさんがいます。
おかげで家の庭先には餌を求めた野良猫がいつも5、6匹はたむろしています。
良いことだとは思いますが、僕にはどこか違和感がありました。
ある時、その理由は彼女が「一番ラクなところだけを楽しんでいる」からだと気づきました。
餌をあげれば野良猫はよってきますし、懐いてもくれます。
それは孤独な老人にとって自尊心を満たし心を癒してくれる一時でしょう。
しかし、動物とは綺麗事だけでは済みません。
例えば、我が家でも糞害や菜園を荒らされたりと困った事も起きています。
飼い猫なら避妊手術や病気の世話も必要ですが、そういう面倒くさいところまでキチンと責任を持ってるのか疑問です。
上記事の、生活保護の権利を主張する人たちも同じです。
弱者を助けるのは絶対的に正しいですから、その自尊心の満たされようは半端ありません。
しかし、その後の社会復帰など、一番面倒で難しいことを責任をもってやる気があるのでしょうか?
あるいはその財源はどこから出るのでしょうか?
彼らのやっていることが偽善だとは僕は思いません。
でも、そういう面倒なところまでやり遂げた実績を示すことができれば、彼らの主張は世間にも広く受け入れられるはずです。
「消費者金融に手を出す人は、何度助けてあげてもまたやってしまう」
多重債務者の救済をボランティアでしていた叔母が、そう愚痴をこぼしたのが印象的でした。
※web小説‐伝承軌道上の恋の歌‐初めから
働く女性たちのメンタリティは男とはこんなに違った!「管理職になりたくない。自分の自由な時間を持ちたい」 (アサ芸プラスの記事より)
こんな話を聞いたことがあります。
異性に対してより積極的になる時の男女の違いです。
男性は空腹の時、女性は満腹の時ほど口説きやすいそうです。
これはなんとなくわかる気がします。
男性は「自分の命を捨ててでも」何かを成し遂げたいハングリーな時に一番燃えます。
それに対して女性は「守られてる」「愛されてる」「保証されてる」と感じている時ほど自分を高められる印象です。
とある女子スポーツの代表監督になった男性の話をテレビで見ました。
初めは男子と同じように厳しく叱って闘志を呼び覚まそうとしたところ、単に嫌われしまったそうです。
そうではなく普段の気遣いなどでお互いの信頼関係を生むことで上手くいったのです。
世の中には色んな人がいますから、こうした性差を図式的に当てはめるのは反対です。
しかし、例えば、アメリカの大学の研究では、女性は仕事に対して責任をもつことに男性の2倍のストレスを感じるとの調査結果もあります。
日本では男女が同じ土俵の上で働き始めてまだ数十年です。
男女を一緒くたにして100M走でタイムを競わせるような悪平等がまだまだあります。
※web小説‐伝承軌道上の恋の歌‐初めから
自分のtwitterから拾ってきたネタでエッセイ風漫画を気ままに描いています。
■web漫画『S家の今と昔』
■あとがき
私事で恐縮ですが、一昨日母がかなり酷い骨折をしてしまい入院しました。
昨年も心臓病で入院しましたし、父も一度倒れていますので、色々と考えさせられることが多いです。
もし見てくださった方いましたらありがとうございました。
Blogの過去記事から拾ってきたネタでエッセイ風漫画を気ままに描いています。
かなり個人的な偏見と思い込みがはいっている点ご容赦下さい。
■web漫画『いい肉を見たときの各国の人の反応』
日本人が案外いいのが思いつきませんでした。
もし見てくださった方いましたらありがとうございました。
サルの「美談」、実は人間の誤解だった? 気絶状態の仲間を救助したように見えたが...(J-Castの記事より)
前編からの続きです。
■美しい自己犠牲の嘘
次にリスキン博士の話は動物たちの美しい「自己犠牲」に及びます。
例えば、リュック・ベッソン監督のドキュメンタリー映画『皇帝ペンギン』です。
その中で彼らが厳しい寒さに耐えるために群れを作って温め合っているシーンがあります。
特に一番寒い外側を交代で番をして助けあう姿は、観る者の感動を呼びました。
しかし、博士によれば、これは単に全員ができるだけ中心に近い位置に入ろうとした結果だそうです。
群れ全体が押し合いへし合いで移動していたり、各ペンギンに注目してみると交代で番をしているわけではないことからも、それは明らかです。
また、肉食動物たちに狙われる草食動物たちも、種を守るためにあえて自分が犠牲になり仲間を助ける行動を取ることが知られています。
ですが、これを別の視点で言うこともできます。
例えば、ガゼルはライオンたちより早く走れるようになる必要はありません。
あくまで仲間の中で足が早ければ自分の命は助かるわけで、その意味で仲間を蹴落としているとも言えるのです。
■オスたちの受難
クモの世界では、交尾をしている最中にオスがメスに食べられてしまう種もいます。
命からがら逃げ切るもののも中にはいるそうですが、その確率はあまり高くありません。
また、アンテキヌスなどオーストラリアに住むネズミに似た有袋類達のオス達もその人生は多難です。
交尾の時に分泌される男性ホルモンによる過度の興奮で皆命を落とすのです。
実は人間の男性も他人ごとではありません。
実際、男性ホルモンは人の寿命をとても短くするのです。
中国に残されたかつての宦官達の死亡年齢を正確に記録した文献から、それを知ることができます。
宦官の寿命は当時の普通の男性のそれより平均で14年も長かったそうです。
■子猫やヒヨコはなぜかわいい?
子猫やヒヨコといった動物は人の目にとても可愛く映ります。
彼らに共通する特徴とは何でしょうか?
リスキン博士によれば、人に特別愛される動物達は他と比べて顔に対する目の割合が大きいそうです。
■自然の真実
人に恵みをもたらす美しい母なる姿も真実なら、その自然の持つ残酷な裏の顔もまた真実です。
「自然を見習え」「自然だからいいことだ」と盲目的になるのではなく、こうした面もまた自然の真実だと知ることが大事と博士は言っています。
※web小説‐伝承軌道上の恋の歌‐初めから
「自然」といえば、母性に例えられ恵み多く美しいイメージが我々にはあります。
しかし、この母なる自然にはもうひとつの裏の顔、ダークサイドがあるのです。
そんな時に残酷でありながらも魅力的な世界を教えてくれるのが、今回ご紹介する『Coast To Coast AM』のゲスト、ダン・リスキン(Dan Riskin)博士です。
■コウモリの魅力
生物学者であるリスキン博士が始めに魅せられたのはコウモリです。
「100歳の老人」というラテン語名持つコウモリは博士が出会った中でもっとも奇妙な生物の一つです。
また、中南米に住む吸血コウモリが地面を走ることを発見したのもリスキン博士の功績です。
彼らは牛の皮膚を鋭い歯で切って血を吸うのですが、ここで一つ疑問があります。
17世紀前に人の手で家畜として連れてこられるまでこの辺りには牛は存在しませんでした。
では、それ以前は彼らは何の血を吸っていでしょうか?
それはずばり、人間、です。
■アヒル達のレイプ文化
また衝撃的なのは、アヒル達の「レイプ文化」です。
アヒルは鳥の中で数少ない性器を持つ種です。
普段は隠れているオスのペニスは身体と同じくらい長く、螺旋状の独特の形状をしています。
アヒルのオスもちゃんと求愛行動するのですが、それがいつもうまくいくとは限りません。
そんな時オスはコンマ数秒にも満たない速さで無理矢理にメスと交尾をすることがあるのです。
さて、ではメスはされるがままかというとそうではありません。
なんと、意に沿わない相手の精子は別の通路に通して子宮に届かないようにできるのです。
博士推奨のアヒルの射精シーンのyoutube動画(グロくないですが興味のある方のみ)。
Explosive eversion of a duck penis.
■キュートなゾンビマスター
またアヒルのように愛らしい風貌の裏にもう一つの顔を持つ動物といえばネコがそうです。
彼らはトキソプラズマという寄生虫を体内に飼っています。
このトキソプラズマはネズミの脳に寄生することで、ネズミを無抵抗にさせ「ゾンビ化」するのです。
この寄生虫を利用してネコはいともたやすくネズミを捕まえることが出来るというわけです。
後編に続きます。
※web小説‐伝承軌道上の恋の歌‐初めから
「カップルは自己批判せよ! リア充は爆発しろ!」 渋谷でクリスマス粉砕デモ敢行、ネットでは日本の誇りだと賞賛の声(キャリコネニュースの記事より)
子供の頃、キリスト教にはあんまりいい印象はありませんでした。
というのは、多くの教会で、自分とこの教祖が掌に釘を打たれ十字架に吊るされているのをわざわざ飾ってるからです。
ほとんど拷問のような光景ではっきり言っていい趣味とはいえません。
それは人々の罪を背負って死んだ美しい光景というより、教祖を惨殺された信者の恨みのようなものを感じます。
かのニーチェによれば、宗教の教義は「もたざる者のひがみ」だそうです。
「清く貧しく」は金持ちをひがんだ貧乏人が自分を美化しただけです。
「汝、姦淫するなかれ」はモテる男をひがんだモテない男が嫉妬してそういう決まりを作っただけです。
そして、宗教を否定する唯物論の左翼もまた「もたざる者のひがみ」と言う面があります。
みんなで平等にというのはいってみれば、平均以上に豊かな人が許せないということです。
反体制、反権力は自分より偉い奴が気に食わないということです。
なので、上記事のような左翼運動のパロディがリア充批判にうってつけなのも当然といえば当然でしょう。
しかし、これはあまりに意地悪な見方です。
バッハを始めとした教会音楽を聴けば、神に祈る人の心の崇高さが分かります。
左翼主義だって、国家権力や大企業の横暴という毒を制するための毒になりえます。
ですから、僕がカップル達に腹が立つのは恋人がいないからではありません。
お互いの心と身体の寂しさを埋め合わせてるだけの彼らの虚しい関係に警鐘を鳴らしたいのです。
※web小説‐伝承軌道上の恋の歌‐初めから
チャリティー目的で毎年発行されるクリスマスシール。カワイイ物が多くてインテリアにオススメ。
能力のない人ほど自信にあふれ、本物の実力を持つ人ほど自らの能力に疑いを抱いて悩む…ダニング・クルーガー効果(ライフハッカーの記事より)
数学や英語の問題を解いていてこんな経験をしたことはないでしょうか?
「解答を見てみたら実はすごく単純な答えで、自分で勝手に難しく考えてしまっていた」
問いの答えをだすことも大切ですが、それ以上に大切なことがあります。
それは「正しく問いかけること」です。
例えば「今月中に一億円稼ぐにはどうしたらいいか?」と悩んでいたとします。
しかし、頑張ったところで答えは出ないでしょう。
それに、間違った問いかけは結局自分をより苦しめてしまうだけです。
その前に「なぜ一億円欲しいのか?」を問わなければいけません。
その答えが「仕事に行きたくないから」だったら「なぜ仕事に行きたくないから?」と問います。
またその答えが「苦手な同僚がいるから」となるなら「人付き合いが上手になるには?」を自分に問いかけます。
これならまだ何とかなりそうな気がしないこともありません。
「一億円を稼ぐには?」より「上手く他人と付き合うには?」がより自分の中の真実に近い答えを出す「本当の問い」になります。
やりすぎてもいけませんが、悩んでるときはそれが本当に正しい答えを導く問いかけなのかは考えてみてもいいと思います。
その時のコツは上のように、納得できるまで問いと答えを繰り返してみることです。
上記事のように、能力のある人ほど思い悩む傾向があるのはなんとなく納得できます。
こういう人ほど「正しい問い」を探して絶えず自分自身に問いかけてるからな気がしますので。
※web小説‐伝承軌道上の恋の歌‐初めから
中国人留学生 「最近の日本のアニメは萌えばかりでストーリーが貧弱。まるでファストフードみたい」(新聞読者投稿欄より)
さっそくですが、外国人ならずとも上記事のように思っているファンは結構いると思います。
例えば、今や萌えアニメの代表格となった『けいおん!』です。
僕はこのアニメの良さがさっぱり分かりませんでした。
まず、どの回でもストーリー展開がほとんどありません。
せっかく良いドラマになりそうな、初めてギターを買うのも曲の練習も、努力せずできてしまいます。
そういうわけで、毎回ヤマもオチもない女の子たちのキャッキャウフフがひたすら続きます。
でも、DVDやBDがすごく売れたのは、多くのアニメファンが「面白い」と感じたからでしょう。
一方で、面白いのに売上が伸びないアニメというのもあります。
例えばミステリー系アニメ『UN-GO』は個人的には相当な傑作だと思うのですが、イマイチ知名度がありません。
一般的に言って、萌え系アニメは話の出来の割に売上が良く、そうでないアニメは面白くてもあまり売れないのです。
しかし、これを単に「アニメ視聴者のレベルが低いから」とするのはちょっと違うと思います。
起承転結のはっきりしたストーリーには、弱点があります。
初見こそ面白いですが、オチが分かってしまえば最初ほどの衝撃は二度とありません。
それにストーリーの都合でキャラ描写が犠牲になることも多いです。
一方、萌えアニメの目的はストーリーではなく女の子キャラの可愛さそのものです。
会いたい時に会いに行けるアイドルのようなもので、そのキャラが好きなら何度見ても飽きることはありません。
逆に、飽きが来やすいはっきりしたストーリー展開は邪魔なだけです。
「カワイイ」を「面白い」と感じられるかどうか。
ここが萌えアニメの評価を分ける基準のようです。
※web小説‐伝承軌道上の恋の歌‐初めから
ストーリーだけでなくキャラも魅力的なのですが、話や雰囲気が暗くとっつきにくいのはいなめないでしょうか。
2ページ目からの続きです。
■ web漫画『橋の下の英雄(3/3)』
■あとがき
元々は過去作『漫画『縁の下の神さま(前編)』』に似すぎているためお蔵入りしたものです。
男の子の名前はヤマトタケルノミコトから取りました。
他にも山幸彦、大国主など、古代日本の英雄は弟ばかりで決まって兄と仲が悪いです。
僕も兄弟をさんざんいじめていたので反省の意味を込め、昔住んでいた社宅や近所の神社をモデルにしています。
次週は多分エッセイ風マンガを上げると思います。
またのぞいていただけると嬉しいです。
※web小説‐伝承軌道上の恋の歌‐初めから