Are Core Hire Hare ~アレコレヒレハレ~

自作のweb漫画、長編小説、音楽、随想、米ラジオ番組『Coast to Coast AM』の紹介など

Rapture -ラプチャー-

2024-07-20 20:41:54 | 自作曲

Rapture -ラプチャー-

■コメント
前作『これは蝶が見てる夢』に続いて自分にとってとても重要な曲になりました。

もともとソロピアノ曲だったのですが、味気なかったので弦楽器などのアレンジをつけました。

動画は物語風です。
野暮なので中身に関しては言及はしませんが、引き続き図形を使った演出を練習してみようと思っています。

引き続きポピュラーなコード進行を使ったポップな曲です。
それでいてある種の芸術性も感じさせるような曲にできたと感じています。

これまでは作曲自体、かなり偶然と感覚に頼った作り方をしていました。
人のまねは嫌だし、似た曲作ると飽きてしまうし、あまり方法論を意識しないよう心がけていました。

方法論に頼れば、誰かの模倣になるので実力以上の力が出せている錯覚が満足感になりしかも楽です。
なのですが、そのうち手癖で作るようになって劣化コピーを繰り返すようになると、その時点で創作としては終わりです。
世の人気のアーティストたちは若いころに出てくるせいもあって、本当にすぐにそのサイクルにはまって音楽的に行き詰ります。

とはいうものの、僕自身これまでの自分のやり方だと悪い意味で出来合い感がなく完成度は低いし、自分としてもいまいち手ごたえのあるものが作れませんでした。

そこである程度方法論は出来合いのもので、そこに自分なりの個性でアレンジしていくように根本的に作曲法を変えることにしました。
前作からの試みで、自分なりにいい意味でスタイルを変えられたと思っています。

もし聴いて下さった方がいましたらありがとうございました。

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これは蝶が見てる夢 The Butterfly Dream

2024-06-01 21:44:03 | 自作曲

これは蝶が見てる夢 The Butterfly Dream

■メモ

この曲はなんとか形にしたくて、自分としては、かなり時間をかけて作った曲です。
ほとんどの場合はせいぜい一週間ほど、計3,4時間しかかけないのですが、これはひと月ほど数十時間かけました。

今や日本だけだと思うのですが、特に歌ものでは、Aメロ→Bメロ→サビという起承転結をつけます。
いわゆる洋楽でも80年代とかそういう曲も多かった気もしますが、もともとそんなのない曲の方が圧倒的に多いです。

僕自身、普段は洋楽ばかり聞いてるせいもあり、サビだけでいいだろという風に思ってました。
このしきたりのせいで、このサビが良くてもA、Bパッとしない曲だったら、サビまで我慢しなきゃいけなくなります。
逆の場合もあって、出だしはいいのに、そのせいで手堅くいきすぎてサビがいまいちのことも多いです。

この曲は、結果的に構成はかなりしっかりできてしまったのですが。
それでも、どこをとってもサビだらけな、ひたすら高揚感が続くフレーズだけで作ったつもりです。


あと題名ですが、いわずとしれた『胡蝶の夢』から来ています。
生まれつき厭世的な性格な上、特に現実逃避したい気持ちがひどいので、この題名にしました。
やむを得ない日課で電車に乗ってるときも、これが現実だと思いたくない気分がどこかあります。

一方で、慢性的な体調不良を抱え、寂しく楽しみのない現実を、どこか実感のないものように感じています。
そんな思いがあって、一見、幻想的な雰囲気の曲に似つかわしくない思い切り現実的な映像を付けました。

やたらと入っている光が床に映るカットですが、プラトンの洞窟の比喩にちなんだ意図があると、今思いつきました。

もし聴いて下さった方がいましたら、ありがとうございました。

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世界の終わり、海の始まり -By the Sea at the End of the World-

2024-04-30 22:57:31 | 自作曲

世界の終わり、海の始まり -By the Sea at the End of the World-

■コメント
 映像はカリフォルニア州のラホーヤ海岸(La jolla beach)に行ったときの映像です。
もっと素材撮っておけばよかったと思いましたが、そうすると今度は義務感が勝って楽しめなくなるので、仕方なかったかなとも。

 青い空と海のカリフォルニアの明るい雰囲気とは真逆のアンニュイで内省的な曲になっています。
これには少しだけ理由があって、このラホーヤ海岸が、連れて行って下さったIさんにとって思い出の地だったからです。
いつか自分がこの世を去った時は、海をのぞむ丘に埋めてほしいと言っていて、ある意味その下見に来たのでした。

 そこで、この曲は遠い将来、いつか必ず来る日にまたIさんを弔いに来た時の情景を想像して作りました。

 そこに少し嘘があるとすれば、実際のラホーヤの海岸は感傷にはまるで似つかわしくない、どこまでも明るく楽天的な雰囲気に満ちていました。
 日本のほとんどの海岸は、綺麗さではまるでかなわないというのもあります。
 ですが、それ以上に僕自身が日本の海の綺麗さの裏側に、どこか退廃的なものを感じるのとは全く違いました。
 海の向こうに死者が還る黄泉の国があったりと、日本の海はどこか内省的です。

 もし聴いて下さった方がいましたら、ありがとうございました。

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【自作曲】渋谷百景 Views Of Shibuya

2024-04-14 22:54:42 | 自作曲

渋谷百景 Views Of Shibuya

■メモ
アート系のアンビエント系テクノです。
自分で渋谷駅周辺を歩いてスマホ撮影した素材で動画を作りました。
(ジンバルもないので画面が高頻度で乱れています)

ジャンル的にはテクノと言っていいと思うのですが。
でも温かみのある有機的な音で構成しました。

異国の架空の町を歩いているようなイメージです。
それでヨーロッパの観光地で流れてそうなアコーディオンを採用しました。
ですが、音階はどこか東洋風な雰囲気が伝わるかなと思います。

僕の中でそうした『ここではないどこか』というイメージに渋谷はぴったりでした。
賑やかで華やかで、洗練されているところと雑多なところがあって、そしてそのいずれもどこか作り物っぽいというか。
個人的によく行く場所なので、日ごろ通って特に印象に残った場所を中心に映像にしました。

もし聴いて下さった方がいましたら、ありがとうございました。

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【自作曲】形となり現れるもの -Everything in The Worldin The World-

2024-02-02 21:33:05 | 自作曲

形となり現れるもの -Everything in The Worldin The World-

■コメント
和風なテクノ系を目指した楽曲です。
このところずっと和音階なテクノに取り組んでまして、ようやく形になった一曲です。

音楽というのは、どうしてもメロディをつけ加えたり、展開をつけていくと、どんどん主観的で情緒的になり、一方でダサくなります。

この曲も本来なら、冒頭の和音を7thコードのきらびやかな音にして、効果音よりの音をちりばめておけば、もう少しオシャレに終わったのかもしれませんが…

どうしても物足りなくなり、展開をつけ、サビっぽくメロディをつけ…結局あまりテクノっぽくない妙に熱のこもった暑苦しい感じになりました。

結局こうなるのは、そもそもの人間がダサいから仕方ないのかもしれません。

もし聴いてくださった方がいましたら、ありがとうございました。

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【自作曲】Simulated Reality -シミュレーテッド・リアリティ-【デジロック】

2022-12-14 20:14:56 | 自作曲

■Simulated Reality -シミュレーテッド・リアリティ-



■コメント
実に一年ぶりの新曲発表です。
ターンテーブルのスクラッチ的な技法を試したり、普段はやらないことに挑戦してます。

ポップでエモい作風と打って変わって激しいエレクトロ・ロックの曲です。
ですが、実は聴くのはこういう曲の方が好きです。
聴くのは自分に足りないものを補おうとして、作るのは元から自分にあるものが出るのでしょうね。

Q.画面上のセリフみたいなのは何?
A.なんとなく曲の雰囲気にあわせたSF風のモノローグとなっています。

Q.サンプリングしてるのは誰の声?
A.ブラッドボーンの人形ちゃんです。
フロムソフトウェアのヒロインはみんな好き。

Q.1年ぶりの更新だけどなにか言うことはある?
A.落ち込んでばかりの一年でした。

もし聴いてくださった方いましたらありがとうございました。
(サムネ用)

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昼を忌む歌 -A song for hatred of day-

2021-10-24 20:11:23 | 自作曲

■昼を忌む歌 -A song for hatred of day-

■コメント
この約半年、没になった曲は数知れず
ただの趣味になぜここまで意地を張っているのか自分でもわかりません

Q.歌詞が不吉すぎる
A.わりと生きること全般が嫌になってきた気持ちが出ています。

Q.最後に出てくるキャラはなに?
A.歌詞が暗すぎるのでかわいくまとめました。ミ〇オン好きが隠しきれてません。

もし聴いてくださった方いましたらありがとうございました。
(サムネ用)

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【自作曲】終わりの夏 - Last summer -

2021-03-14 15:28:42 | 自作曲

■終わりの夏 -Last summer-


■コメント
もとはピアノ曲として作ったのですが、気に入ったので歌詞を付けました。

こういう日本風のノスタルジックで叙情過多な曲作ってみたくて試行錯誤してました。
ある日夏の日」「イザナギとイザナミ」「三十六小節」など和風の曲はたまに作ってました。
ですが、どれも耽美的で余所行きな感じがあった気がします。
この曲は優しく親しみやすい感じがこれまでの「和風」ではなく「日本風」にできたと思います。

Q.今は春なのになぜ夏の曲?
A.こういう曲ってどうしても夏がテーマになっちゃいませんか?

Q.一人称が僕なんですね。
A.女の子の一人称僕の歌ってなんとも言われない情緒があると思いませんか?
ちなみに僕の小学生の頃の初恋は僕っ子のOさんでした(実話)。

もし聴いてくださった方いましたらありがとうございました。
(サムネ用)

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【自作曲】恋と革命- A broken heart and revolution-

2020-12-20 20:46:06 | 自作曲

■恋と革命- A broken heart and revolution-
 

■コメント
テクノポップ調の曲で、あまり深く考えずに思いつくままに作りました。
おかげで展開や歌詞を自由に作れたのは楽しかったです。

さすがに安易すぎだなと自分でも抵抗ある部分はあるのですが、聴きやすい作品になったと思います。

Q.女の子のイラストの衣装は何?
A.オズのドロシーのつもりでしたが原型がなくなってしまいました。

Q.歌詞の意味が分かりません
A.勢いに任せてやった。自分でも説明に苦しむ部分はある。

Q.ああいうパフュームぽいボーカルの声質ってなんていうの?
A.本当はAuto-Tuneというソフトウェアを使うとああいう感じになります。
ですがプロ仕様で高額です。
なので僕はFL studio20にデフォルトでついてるpitcherというエフェクターで代用してます。

もし聴いてくださった方いましたらありがとうございました。
(サムネ用)

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【自作曲】私の人生の物語- A story of my life-

2020-09-05 18:09:53 | 自作曲

■私の人生の物語- A story of my life-


■コメント
とても昔に作った曲です。
当時この曲を気に入ってくれた人がいたのでその思い出に掲載します。

Q.曲調がジャンル的に謎過ぎるんだが?
A.作業用BGMとしてミニマル音楽っぽいのを自給自足していました。
そのうちの一つを無理やり歌ものにしたためこのような曲調になりました。

Q.40過ぎのおっさんが女の子の歌詞を作る動機って何なの?
A.モテなさ過ぎて架空の女の子像を作り上げて自給自足しているのかも。

Q.ずいぶん前回から期間が開いたけど?
A.前回の曲が自分にとって大きすぎたため続く曲が作れませんでした…
なので流れを変えるため少し変わった曲にしました。

Q.女の子の絵にモデルとかいるの?
A.特にいません。でもなんとなく好きなタイプにはなります。

もし聴いてくださった方いましたらありがとうございました。
(サムネ用)

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