京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

教室風景

2021-01-16 13:28:57 | 作陶館日記
久々教室の様子です。



この日は、ティーポットの仕上げの日でした。


下のふくらみ部分と、上の広がっている部分を
別々に作って頂いて、合体。
という作業をしていただいているところ。

急須やポットのどこが一番難しいかというと、
蓋を受ける ” キー ”と呼ぶ、口の周りに
一段下がってついている部分。アレ。
あれは、紐を積み上げる土ひねりだと、
下の部分より少し太い紐を乗せ(くっつけ)、
口を滑らかに作る鹿皮を口元にあて、
その土を爪で真ん中を押して、
一段下がるように作る・・
・・想像できましたか?

今回はそれを解消するのと、
ちょっと変わった口元にするため、

合体した直後は、ん?穴開いてないよ?
という形。

それをカットして、お湯が通るように
穴をあけたのが、コレ。

ぐるりを切り取り、注ぎ口に近い部分は残し、
穴をあけて、茶葉は通せんぼ。

蓋も、注ぎ口部分に近いところは
少しカット。

ちょっと面白い形です。

皆様も、お家にあるポットや急須、
何か蓋をぽかんと重ねる器を見てください。
ふた側に細工があり、
本体から落ちないようになっていたり、
本体の口元が一段下がって、蓋が沈み込んで
本体にぴっちりはまっていたり。
色々です。

ん?ポットが家にないって?
100均でもいい。
ヤカンとか、急須(は無いか。。?)を
見てください。それぞれ工夫がしてあります。
色々小技が聞いているんですよ~。
大事にしようと思った?

程よく大事に使い、
程よく新しく買って、
バージョンアップしてくださいね。
その時は、まず朝日焼を思い出すこと。
何なら、作りに来ること。
(2か月お待たせしてしまいますが・・(笑))

ポットのお話でした。
違った!教室の風景のお話だった。
その話は、またそのうちに(笑)

また明日。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館note
https://note.com/hanshi_kase/n/nbd195203bd70
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