こんにちは、中之島教室です。
季節の変わり目になり、昼夜の寒暖差が大きい毎日です。体調管理にご注意ください
「週末に楽しむ絵画」講座の石橋新司先生から、
受講生の受賞のお知らせが届きましたのでお知らせします
コロナ感染症拡大防止で、一昨年は同展中止、今年に入りつい先月も、予定の展覧会がすべて中止。
同展の開催は危ぶまれたのですが、無事に開催されました。
当教室の大先輩で憧れOG市川順子さんが2回目の委員賞を受賞、
そして初出品の本城利彦さんがなんと、初入選と市長賞受賞。春の訪れと同時に一気に春爛漫です。
場内は観覧者の方達の生き返ったような笑顔。
心のバランスを保つため、アートは人間の暮らしに無くてはならないものとしみじみ実感させられる会場風景でした。
OG 市川順子さん(委員) 刻(とき)(F100号) 委員賞
時代が豊かに便利になっていく一方で、無駄に使い捨てられ、増え続けるスクラップの山、山、山。
消費の時代、当たり前になったこうした消費形態に対して、逞しい「仁王さんの足」を借りて、警鐘を鳴らした作品です。
あり得ないもの同士を対比させ、その大きな衝撃で作者の思いを伝えるディペイズマン描法という方法を使っての問題提起です。
絵の中に開拓力を持ち、時代に対する問題意識を中心に置いた作者の姿勢は、大きく花開きました。
天野紀美恵さん(会員) 「刻(とき)」 M100号
朝日カルチャーセンターの在るフェスティバルタワービル13階、
その乗換階スカイロビーから見えるこの非常階段の構成美とその面白さ。
これを幾度か絵にしてきました。
これを「人生の階段」として捉え、来し方を暗転の刻と青空一杯の刻とを重ね合わせて、振り返った作品に仕立てました。
そこから悲しみや喜びが聞こえてきますが、スカッと通った垂直線は上へ、下へと厳しい一直線です。
この真っ直ぐな直線に支えられてきた人生を容易に想像することができます。
飯田哲子さん(会員) 2020消えた灯り M80号
コロナ禍は街の表情を一変させてしまいました。
休業やテレワークで閑散としたビル、ビル。殆どのビルは、灯りはありません。
陽が沈む前、空が一瞬明るく染まるとき、シルエットのビルの灯りは数えるほどしかありません。
映し出された手前のビル群にも灯りは無し。今迄だったら、一斉に見える筈の灯りは数えるほど。
名残の明るさに向かって、何とか灯がともりますようにと願わずにはおれない気持ちを描きました。
井上京子さん(会員) 骨、骨 F100号
NHK番組で骨の働きについての放送がありました。
骨の中心部の骨髄は赤血球や白血球を造り、
そして細菌やウィルスと闘う血小板を造る器官だというアナウンサーの声に聞き耳を立てていましたが、
次の画面でレントゲン写真が出て来ました。
アッ!と驚くそのフォルムの美しいこと、それ以上に高貴な形状に見え、すっかり虜になりました。
骨の構成美の背景に4人の女性を配し、骨の讃歌を謳いあげたのが、この絵です。
「骨の役割」から「生きる」について、いろいろな想いが湧きあがってくる作品です。
本城利彦さん(一般) 94歳まだまだ現役 F50号 市長賞
大阪・天王寺と堺・浜寺を結ぶ阪堺電車のモ161型電車、我孫子道車庫からのお出ましです。
この車両は1928年(昭和3年)に製造され、今年で94歳という、列車として日本最古のものです。
黄金期を築いたこの列車も、木製の扉の腐食や塗装の劣化が進み、これを動態保存すべく、
昨年(2021年)クラウドファンディングを使っての大修理、登場時の姿に復元されたもの。
この2月までの3か月間、地域の皆さんのご愛顧にお応えするべく、毎日通常運転、94歳の現役バリバリ、
100歳を過ぎても頑張るという鉄道史上、貴重な産業遺産です。
「頑張って!」という声援が聞こえてくる絵になりました。
同展は大阪市立美術館で3月8~13日迄開催されました。
「週末に楽しむ絵画」講座は毎週金曜18時から開催!
石橋先生の指導のもと、クラスの仲間で切磋琢磨し、独創的な作品を創りあげていく講座です。
数々の展覧会で入選・受賞実績があります。
ご見学もできますので、お気軽にお問い合わせください
中之島教室06-6222-5222
季節の変わり目になり、昼夜の寒暖差が大きい毎日です。体調管理にご注意ください
「週末に楽しむ絵画」講座の石橋新司先生から、
受講生の受賞のお知らせが届きましたのでお知らせします
コロナ感染症拡大防止で、一昨年は同展中止、今年に入りつい先月も、予定の展覧会がすべて中止。
同展の開催は危ぶまれたのですが、無事に開催されました。
当教室の大先輩で憧れOG市川順子さんが2回目の委員賞を受賞、
そして初出品の本城利彦さんがなんと、初入選と市長賞受賞。春の訪れと同時に一気に春爛漫です。
場内は観覧者の方達の生き返ったような笑顔。
心のバランスを保つため、アートは人間の暮らしに無くてはならないものとしみじみ実感させられる会場風景でした。
OG 市川順子さん(委員) 刻(とき)(F100号) 委員賞
時代が豊かに便利になっていく一方で、無駄に使い捨てられ、増え続けるスクラップの山、山、山。
消費の時代、当たり前になったこうした消費形態に対して、逞しい「仁王さんの足」を借りて、警鐘を鳴らした作品です。
あり得ないもの同士を対比させ、その大きな衝撃で作者の思いを伝えるディペイズマン描法という方法を使っての問題提起です。
絵の中に開拓力を持ち、時代に対する問題意識を中心に置いた作者の姿勢は、大きく花開きました。
天野紀美恵さん(会員) 「刻(とき)」 M100号
朝日カルチャーセンターの在るフェスティバルタワービル13階、
その乗換階スカイロビーから見えるこの非常階段の構成美とその面白さ。
これを幾度か絵にしてきました。
これを「人生の階段」として捉え、来し方を暗転の刻と青空一杯の刻とを重ね合わせて、振り返った作品に仕立てました。
そこから悲しみや喜びが聞こえてきますが、スカッと通った垂直線は上へ、下へと厳しい一直線です。
この真っ直ぐな直線に支えられてきた人生を容易に想像することができます。
飯田哲子さん(会員) 2020消えた灯り M80号
コロナ禍は街の表情を一変させてしまいました。
休業やテレワークで閑散としたビル、ビル。殆どのビルは、灯りはありません。
陽が沈む前、空が一瞬明るく染まるとき、シルエットのビルの灯りは数えるほどしかありません。
映し出された手前のビル群にも灯りは無し。今迄だったら、一斉に見える筈の灯りは数えるほど。
名残の明るさに向かって、何とか灯がともりますようにと願わずにはおれない気持ちを描きました。
井上京子さん(会員) 骨、骨 F100号
NHK番組で骨の働きについての放送がありました。
骨の中心部の骨髄は赤血球や白血球を造り、
そして細菌やウィルスと闘う血小板を造る器官だというアナウンサーの声に聞き耳を立てていましたが、
次の画面でレントゲン写真が出て来ました。
アッ!と驚くそのフォルムの美しいこと、それ以上に高貴な形状に見え、すっかり虜になりました。
骨の構成美の背景に4人の女性を配し、骨の讃歌を謳いあげたのが、この絵です。
「骨の役割」から「生きる」について、いろいろな想いが湧きあがってくる作品です。
本城利彦さん(一般) 94歳まだまだ現役 F50号 市長賞
大阪・天王寺と堺・浜寺を結ぶ阪堺電車のモ161型電車、我孫子道車庫からのお出ましです。
この車両は1928年(昭和3年)に製造され、今年で94歳という、列車として日本最古のものです。
黄金期を築いたこの列車も、木製の扉の腐食や塗装の劣化が進み、これを動態保存すべく、
昨年(2021年)クラウドファンディングを使っての大修理、登場時の姿に復元されたもの。
この2月までの3か月間、地域の皆さんのご愛顧にお応えするべく、毎日通常運転、94歳の現役バリバリ、
100歳を過ぎても頑張るという鉄道史上、貴重な産業遺産です。
「頑張って!」という声援が聞こえてくる絵になりました。
同展は大阪市立美術館で3月8~13日迄開催されました。
「週末に楽しむ絵画」講座は毎週金曜18時から開催!
石橋先生の指導のもと、クラスの仲間で切磋琢磨し、独創的な作品を創りあげていく講座です。
数々の展覧会で入選・受賞実績があります。
ご見学もできますので、お気軽にお問い合わせください
中之島教室06-6222-5222