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☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

月待時

2009-11-10 00:16:29 | 夢話

今年5月から毎月満月の日に京都・伏見の観月橋の辺りで
「月を見る会」をしていることは度々紹介している。
回を重ねる中でもちろん「満月を愛でる」ことは素晴らしいのだが
「月を待つ時間」のなかなかの良さに気がついた。
 
満月に限らず「月を見る」習慣 はもう長い間
普段の生活に溶け込んでいる。
毎年「ムーンカレンダー」も買ってよく見ているし、、、。
夕方月の見える場所に行ったり
寝る前に表に出て月を眺めたり
夜中に目覚めて窓を開けて眺めたり、、、。
 
しかし月を待つことは鞍馬寺の「ウエサク祭(満月祭)」の
時ぐらいしかない。
風を感じ川のセセラギを聞き
様々な自然音に耳をすませながら月を待つ静かな時間
いにしえに想いを馳せたり少しものを思ったり、、、
ソワソワ感や何か不思議なワクワク感もある柔らかい時間が流れる。

  月待つはしだいに笑みの浮かび来る人待つ宵の高鳴りに似て
 
11月の満月は木枯らし1号が吹き荒れたあくる日の3日
急に冬が来たような冷え込みの中
厚く垂れ込めた雲の上に満月が顔を出すのを待った。
雲が輝き始め見事なやまぶき色の大きな満月が昇りゆく。
美しく気高く見ごたえがある立待の満月だ。
寒い中「観月」に出向いた甲斐があった。

「満月を愛でる」習慣は「月待時」の楽しさも教えてくれた。
そう言えば、女性もある一定時間(特に満月の時)月光を浴びると潤い
美しくなり体も順調になると聞いたことを思い出した。
 
もうそろそろ、日本人も「月を愛でる」豊かな時間を
取り戻してはどうだろう。

                  


コメント
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