今日も”LOOKING GOOD!”

いつまでも楽しく色んな所を走り回りたいと願う中年ランナーのお話です。

木曽三川ウルトラマラソン2014 その3

2014-12-07 19:19:40 | スポーツ
 結局このエイドでは柿2切れ食べただけです。これではほとんど腹の足しにはなりません。まあ、仕方がないので「往路の22キロ(復路では38キロか)の給食のあるエイドでまたビスケットでも食べよ」と気を取り直して走り出しました。
 足の方はさすがに前半より動きが悪くなってきました。どこまでキロ7分かからずに走れるかなあ。まあ、ゴールに6時間40分台で走れれば上出来という胸算用です。

 再び新幹線の走る木曽大橋まで戻ってきました。
 橋を潜ると35キロです。
30~35キロは34分13秒です。
 こんなものです。エイド目指して走っていきます。

 そして、38キロエイドです。ところが、ない!あらへん!!!
 給食エイドがないのです。こんなことある
 もうレースプランもくそもありません。ハンガーノックで倒れるのんとちゃうか
 嫌な想像ばかりします。しかし、走らないといけません。走り続けていると少しずつ冷静になってきました。給水はあるから熱中症で倒れることはないし、(お昼頃なので暑くなってきていました)スポーツドリンクは少しはカロリーがあるからたっぷり飲んでれば、ゴールにはたどり着けるやろ。

35~40キロは34分56秒です。
 それでも40キロまではキロ7分切ってきた!上出来です。コースは起伏がないから無駄な脚は使ってないようです。前向きに考えよう。次のエイドではゆっくりスポーツドリンクを飲み、トイレもたまたま待っている人がいなかったので即効でできました。ええこともあるやん。そして、このあと、日頃の行いの良い(はず)私に神が降臨します。
 42キロ地点になんと私設エイドが開設されていたのです。

 「どうぞ、休んで行ってください。コーラもビールもありますよ!」
 地獄に仏とはまさにこのことです。下戸の私はもちろんビールはいりませんがコーラは3杯いただきました。チョコパイも3キレ。
 このエイドは地元の稲沢走友会が運営されていたようです。

 どんなに感謝しても感謝しきれません。ありがとうございました。
 これでもう完走できると確信しました。
40~45キロは38分23秒です。
 タイムは日差しが強くなってきているせいもあり落ちてきていますが、エイドでゆっくりですから気持ちは前向きです。往路と同じくとにかく1キロ1キロと進んでいきます。

45~50キロは36分45秒です。
 ほらね、40~45キロよりは速くなっています。
 あと10キロ、頑張らんと!しかしちょっとしんどなってきた。そしてまた東海広場という河川敷公園に入っていきます。
50~55キロは36分45秒です。
 ここでびっくりの事態が!55キロのエイドに給食があったのです。しかも青柳ういろが‥。美味しくいただいたのですが、でもあと5キロ、無うても最後まで持ちます。もう遅いねん。(さんまがでてた男女七人秋物語でこんなセリフあったなあ。)
 当初の目標より遅くなったけど、なんとか7時間も切れそうです。最後まで頑張りましょう。ゴールが見えてきたので、ここは最後の撮影です。

ゴールタイムは6時間57分23秒
55~60キロは38分15秒です。
 何やかやあったけどとにかく帰ってきた。着替え始めたけど、足のけいれんが半端ない。やっぱり疲れたんやね。丹後のウルトラ60キロは9月で坂もあったので比較は難しいけど、7時間23分だったので、今回は好走かな。

 この写真は隣で着替えていた久徳輝幸さんに撮ってもらいました。実は久徳さんは私の直前でゴールしていました。ゴール直前の写真の左が久徳さんです。

 久徳さんは福岡から出張でこちらに来ていたので出たそうです。そして、私が出場予定の宮崎の青島太平洋マラソンにも出るということなので、またお会いしましょうと約束して別れました。
 終わった終わった。ゴールでもらった鮭のおにぎりがめちゃめちゃ美味しかった。

 ところで、このマラソンの給食の件ですが、確かに、ホームページに掲載されていました。
「コースの中盤は国土交通省が景観ゾーンに設定されており、自然環境保全を目的として管理しております。したがって、提供物品は給水のみとなります」
 しかし、これは書いてあるから良いってもんじゃない。少なくとも募集をしたときは、コースの全体像もありませんでした。主催者を信頼してエントリーしたんですから。
 ウルトラで一番大事なことはタイムの良し悪しではなく完走することだと思っています。制限時間も8時間ときつめですが、これは日没との兼ね合いもあり仕方がないかもしれないけれど、給食は絶対条件です。第2回以降も継続されるようでしたら、必ずクリアしてください。ランナーの眼ってシビアですよ。


 


 
 

 


木曽三川ウルトラマラソン2014 その2

2014-12-01 09:32:16 | スポーツ
 このマラソン、大会案内がナンバーカード送付時に同封されていなかったため、予備知識ほぼ0で参加しています。「その後、ネットにアップされています」といえば、そうなんやけど、第1回とはいえ、ここまで遅なるもんやろか?
 そんなこともあって、スタート時には、ほぼフラットな河川道路を30キロ上流へ、ダーっといって、ダーっと帰るというイメージだけをもって臨んでいます。
 スタートは、前回書いたようにウルトラマンの撮影に手間取ってスタート直後立ち止まっていましたと書きましたが、その後も靴ひもが外れるというアクシデントもあり、なかなかペースに乗れません。しかし、何せウルトラですから、慌てることはない。1キロちょっとで、三重県から愛知県に入ります。

 スタート会場こそ三重県桑名市長島町ですが、愛知、岐阜がほとんどで三重はほとんど走らないんです。私、国盗りマラソンは制覇したのでもういいのですが、これ何県走ったことになるのか悩むところです。
 河岸道路から下の河川敷(東海広場というらしい)を見るとランナーが戻ってきます。あっそうか、ここを走らして距離調整するのんやね。

 この広場の途中で5キロです。
 5キロは33分15秒
 ちょっと遅いみたいやけれど、ロスがあるんで概ねキロ6分ちょっとで走れてる。十分十分。

 再び、河岸道路に戻ります。道幅は広くて、走り易い。他のランナーとの間隔を意識することもないです。ただ、応援してくださる方も少ない。そら、この辺、民家ないですもん。
 この先からしばらく木曽長良背割堤という名前に変わります。(要するに木曽川と長良川の真ん中)川の場合、下流に向かって右左を言いますから、左が木曽川、右が長良川です。三川のうち揖斐川は一番右なのですが、この川は走りません。
 10キロは32分27秒
 想定通りです。というか、本当にフラットでただただ足を進めるだけです。また、景色も変わらないので、何んていうか、ジムのランニングマシーンで練習している感じに近いです。1キロ1キロ淡々と走る距離が減っていくってとこかなあ。
 この日の天候は。これだけで半分以上成功したも同然。もし雨が降ってたら、このコースで60キロはちょっとつらいなあ。もっとも、これは好みの問題。

(上流から見て右ですから、川の部分は長良川です)
 参加者も大規模マラソンのようなこともないので、エイドのスタッフも少ないですが、それほど混むという感じではありません。トイレも皆さんマナーも良く並んでいて、少なくとも不埒な輩はも見かけませんでした。慌てて先を行かないというのがウルトラのええとこやしね。
 15キロは32分51秒
 本当に淡々です。

 写真のようにキロ表示はウルトラマンが描かれています。1キロごとの距離表示でこれは
 この辺りで、何かこの大会の「変」に気が付き出しました。エイドはしっかりしていると書きましたが、給水しかないのです。水とスポーツドリンク。水しかないエイドもあります。そうこうしている間に堤を降ります。20キロです。
 20キロは32分24秒


 タイムは全く問題はないものの、「食べ物は、食べ物は?」不安が募ってきます。(この答えは帰ってネットで確認をして分かった。ありえないこれは後で書きます)
 と、やっと給食エイドです。22キロ地点ぐらい。チョコ付ビスケット、ハッピーターン、塩熱飴ぐらいやったかなあ。とにかくポケットに入れて、食べながら走ります。ちょっと息を吹き返しました。しかし、給食無さ過ぎやろ。
 ここで、景色はこのコース最大の見せ場、新幹線が通過する木曽大橋にやってきます。25キロです。
 25キロは33分01秒
 ちょっと落ちたけど、給食食べてたんやからこんなもん。

 ここはよかったなあ。岐阜羽島まで来てるんやとちょっと感慨がありました。
 この辺りからトイレに行きたくなってきたのですが、まだ我慢できるので人が少ないところまで待つことにしました。そうこうしているうちに折り返し、30キロです。

 30キロは33分01秒。トータルで、3時間18分08秒
 走りに関しては問題ない。このままキロ6分台でどこまで行けるかです。
 ただエイドです。ここのエイドは給食と思いきや、特産の柿だけ。信じられない状況であと半分走らんとあきません。
(後半へ続く)