私は「走ろう」と意識して走り始めてから28年になります。
まどろっこしい言い方になるのは、大学浪人の頃にも、運動不足解消のため、御所の周りを走っていましたし(1周4キロだけでしたね。それ以上は考えられませんでした)、就職してからでも元旦ロードレースなんかには何度か出たことがありました。(この大会を知っている人には「なつかしいなあ」と感心してもらえるかも。しかも、私が出ていたのは二条城の周回コースでした。その後、御所の周回にコースが変更され、現在、大会はもうありません)
継続的に走ろうと思ったときに目標にしたのが、ホノルルマラソンでした。そして、1年後の1983年12月11日、大会出場を果たすのです。当時は、アメリカに行くのにもビサが必要な時代で、けっこう「すごいねー」と言ってもらえました。初マラソン、初海外というのはなかなかのデビューだったのです。
そして、手に入れたのがこのフィニッシャーTシャツです。
折皺こそあれ大事に保存しているので、ヨレヨレにもなっていません。そして、次はもっと大事な完走証です。
キロ5分で走って、3時間半切りとの野望がありましたが、初マラソンです、後半へばってしまい3時間49分13秒になってしまいました。でも、今となっては「何を贅沢な」です。そして、当時完走者数が8千人ぐらいですから、1899位は立派なものです。日本人も2、3割だったと思います。
このレース中に面白いことがありました。10キロ過ぎのハイウエーの途中で、向こうから太った全裸のおばさんが笑いながら逆走して来たのです。衝撃でした。目が点になりました。今でもその姿をくっきり思い出すことができます。ただ、「見てよかった!」という代物でなかったのが残念でした。
今もそうだと思うのですが、ホノルルマラソンはほんとうに楽しいマラソンでした。マラソンの楽しさをここで知ったので現在も続けているのかもしれません。
そして、今度は妻も連れて行こうと思い、翌年二人で参加しました。その話はこの次にということで…。